目覚ましで起きられない、記憶違い…それって病気の兆候かも?

日々の疲れは、しっかり寝て起きたら回復しているのが普通です。

ただし、十分に寝ているはずなのに目覚めが悪い、悪夢を見やすい、起きようと思っていた時間に起きられない、起きたら体がフラフラする……といった症状がありませんか?

こんな症状がある方は、もしかしたら“ある病気”が潜んでいるかも……。

そこで今回、医学博士の川村則行先生(川村総合診療院)に、寝起きの体調不良について、詳しく話を伺いました。

 

寝起きの体調不良以外、普段の生活での“記憶に関するミス”にも、この病気が関係している可能性も。就寝間際まで、考え事をしている人も要注意です。

医学博士 川村則行先生(川村総合診療院)

 

起きようと思っていた時間に起きられない人は「うつ」の可能性も

川村先生によると、目覚ましなどをかけて、起きようと思っていた時間になっても起きることができない、起きても身体がフラフラするという症状の影には、「うつ病」が潜んでいる可能性があると言います。

厚生労働省の資料によると、精神疾患で医療機関にかかっている患者数は、近年大幅に増加しており、平成23年時点で320万人。うち「うつ病」と診断されている人は、95.8万人です。

「うつ病の方で、不眠などの睡眠障害に悩まされている方は多いですね。ただし、寝付きが悪いだけというのであれば、不安障害の範囲。中途覚醒、早朝覚醒が多くなると、うつ病型の不眠になっていっていると思います」(川村先生)

 

「うつ」の症状とよく似ている「不安障害」との大きな違いは…

「うつ病」と間違えられやすい、「全般性不安障害」。「うつ病」と判断する9つの診断基準のうち、6項目も不安障害の症状と類似しています。たとえば、「不安が強く、心配で苦しい」という症状を、すぐに「うつ病」と結びつけるのは危険。不安が強く悪い方向にしか考えられない状態のみであれば、不安障害の可能性が強いのだとか。

「不安障害」とは異なり、「うつ病」となると、“物事に対して億劫になる”という点が大きな特徴です。数十センチ先の物をとるのせでさえ億劫と思うようになるそう。

加えて、めまいや動機、息苦しさという症状のほか、それまで興味があったことに突然興味がなくなったり、面白くなくなる、いままでできていた仕事のミス、特に、記憶力が落ちるなど、“記憶に関するミス”が増えるのも「うつ病」の特徴。

いずれにしても、「うつ病」と「不安障害」を自己判断するのは非常に難しいので、睡眠や寝起きの症状で悩んでいる方は、専門医に相談するのがいちばんです。

 

眠る1時間前には“悩むこと”を止める。快眠のコツとは?

「うつ病」や「不安障害」が原因で、寝起きがすっきりしない場合の多くが、眠る直前までいろいろと考えている人が多いそう。

「ベッドに入り眠る直前まで、悩んだり考え事をするのを止めること。もちろん、まったく考えるなというのではありません。時間制限をかけて、眠る1時間前には悩み事を考えるのを止めてみる、明日のことは明日考えるようにする。眠る前は、非現実的でも楽しいことを思い浮かべるといいですよ」(川村先生)

また、仕事帰りにジムに行く、ジョギングをしているなど、夜に運動をしている人も注意が必要。夜に中途半端な運動をしてしまうと、身体が興奮状態になり、寝つきも悪くなります。運動をするなら、遅くとも就寝の2時間前には終わらせるようにしましょう。

 

他にも、快眠のためのコツがあります。これらを気を付けていても、朝までしっかり熟睡できない、朝起きても身体の調子が優れないという方は、一度、専門医にご相談を。

快眠のための4つコツ
●寝る時間にこだわらず、眠くなってから床につくようにしましょう。
●毎日なるべく同じ時間に起きること。早く起きていれば、自然に早く眠れるようになります。眠りが浅いときは、遅寝・早寝が役に立ちます。
●昼寝は、15時前後の短時間(20~30分間)にしておきましょう。
●睡眠薬がわりにアルコールを飲むと、かえって眠りが浅くなり、夜中に目が冷めやすくなるので注意が必要です。
(参考文献:『こころが晴れるノート』大野裕 著、『血液でうつ病を測る』川村則行 著)

(さとうのりこ)

 

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