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Plate with Scented Flowers~スイートピーの季節、春を告げる香りの花々~

  • 2016.1.15
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2016年がスタートしましたね。本年もよろしくお願いいたします。
暖かな年末年始から一転して冬の寒さが本格的になってきましたが、花屋さんはもう春、春、春! 暖冬の影響で、さまざまな春の花が早めに入荷していて、なかでも驚くのはふわふわの黄色のミモザがもう12月から店頭に並んでいて......早すぎまーす! という感じです。ミモザの日(3月8日)頃にミモザの花があるかどうか心配です。

今ちょうど、花屋さんの主役は「スイートピー」。冬真っ只中の寒い空気の中で、スイートピーの甘くフルーティな香りに心までくすぐられます。まるで蝶々のように軽やかにひらひらと舞い咲く花姿に、ランランラン♪ と思わず鼻歌が(笑)。

「スイートピー」は、その名前のとおり、sweet(甘い)pea(豆)、豆の花なのです。同じ時期に「豆の花」も出回りますので、見比べていただくと"一族"であることがよくわかります。カラーバラエティ豊富ですが、今年気になるのは今回のアレンジにも使用しているような斑入りの絞り柄のような複色タイプ。落ち着いた色合いながら華やかな存在感があり、不思議と香りまで華やかに感じます。

昨年もご紹介したお話ですが......
たくさんの種類のスイートピーからどれをチョイスするか迷ってしまった時は、

● 好きな色を1色だけまとめて
● 同系色のグラデーションになるように濃淡で(例えばピンク系の濃淡、紫系の濃淡など)
● おしゃれに選ぶなら、あえて白だけ、もしくは白と濃い紫などコントラストをつけて......

ラブリーな雰囲気になりがちなスイートピーですが、色のチョイス次第でモダンな印象に! 白×グリーン×パープルの組み合わせは大人っぽいナチュラルさで、いろいろなテイストのインテリアに似合うと思います。

花屋さんに並んでいるスイートピーは国産のものになりますが、実は日本のスイートピー、品種も品質も優れていて、最近はNYなど海外でも大人気! 宮崎県が日本一の生産量を誇りますが、大分県や岡山県も産地として有名です。

スイートピーは、切花栄養剤がとても有効で、1週間以上楽しむことができますので、ぜひ活用してください。茎の下の方の花から傷んできてしまいますが、萎れてしまった部分は取り除いて少しずつ茎を切り戻していけば長くお楽しみいただけます。

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スイートピーとチューリップのシンプルアレンジ

【材料】
スイートピー・シャーリップル(紫斑入り)3~4本
チューリップ・フレミングフラッグ(白に紫ストライプ) 4~5本
フラワーベース1点(画像は横幅15㎝、奥行き7㎝、高さ15㎝の楕円形柱)
切花栄養剤小袋1袋

【作り方】
1. チューリップの下の方の葉を手できれいに剥き取ります。
2. スイートピーも花の部分が固まるように茎を揃えてまとめます。
3. フラワーベースに8分目ぐらい水を入れ、切花栄養剤を入れ、よくかきまぜます。
4. 花器の片側に、チューリップの茎のラインが流れるように活けます。
5. 花器のもう片側に、束ねたスイートピーをチューリップよりもやや低めに活けます。出来上がり!

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今回は、春の花のアイコン的存在、チューリップと組み合わせてみました。この「フレミングフラッグ」も最近の私のお気に入りの品種です。チューリップの葉や茎の明るいグリーンも手伝って、白×グリーン×パープル=自然にスタイリッシュに見えてしまう魔法の色合わせ......がポイントです。そして、春らしい軽やかさを演出するには、透明なガラスの器がおすすめ。スイートピーはほんの3、4本でも、部屋の中にほんわり柔らかく春の香りが漂って本当に素敵! 愛おしい花です♪

春を代表する香りの花は、スイートピー以外にも、ヒヤシンス、スイセン、ムスカリ、フリージアなどがあります。どの花も、まるで朝の目覚めのような透明感あふれる香り。それらを集めてみれば、春の息吹ならではの、青く清廉な香りのマリアージュです。

この季節になると、パリの花屋さんの軒先やロンドンの高級スーパーの花売り場に「Scented Bouquet」と称して、フレッシュな香りの花々だけを集めたブーケが並びます。清々しい香りに思わず足が止まり、「あー春が来るなあ」とウキウキした気持ちに♪ 「春」を部屋に連れて帰るようで、花って素敵だなーと改めて感じるひとときです。

そんな「Scented Bouquet」を見つけたら即ゲット! そのままお気に入りのフラワーベースに飾るのもよいですが、ブーケを小分けにばらして、小さなグラスなどにちょこちょこっと活けて、それを一枚のプレートの上に並べて「春の香りのワンプレートアレンジ」にしてみてはいかがでしょうか?(冒頭の画像)

週末、お友達を招いてティータイム♪ なんていう時にも、「わあ、かわいい! いい香り~」と思わず歓声があがっちゃう、ちょっとおしゃれなおもてなしフラワーになると思います。頑張りすぎてない肩の力が抜けた雰囲気が、「今」の気分ですね。

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春の香りのワンプレートアレンジ

【材料】
スイートピー・シャーリップル、スプラッシュ(ラベンダー斑入り)、ステラ(白)など 2~3本
スプレーバラ・リベルラ1/2本
ヒヤシンス・ シティオブBフォード1本
ムスカリ(球根付き)1本
クリスマスローズ2本

プレート1枚(お盆でも大きめのお皿でもOK、画像の木製のトレーは直径30㎝)
小さなグラス 適量(画像では5個使用)
切花栄養剤小袋1袋

【作り方】
1. 500mlの空ペットボトルに水を入れ、切花栄養剤1袋を加えよく混ぜ、小さなグラスに水を分け入れます。
2. 花はそれぞれ短めにカットし、小さなグラスにランダムに挿していきます。


※スイートピーを小分けにする方法

1本に5輪ほど花がついています。上の3輪と下の2輪を切り分ける=4輪目の花の真上でカットすると使いやすいでしょう。短くしたスイートピーを部屋の中のいろいろな場所に飾れば、家中で小さな春を感じられて素敵ですね♪


スイートピーの花言葉は「門出」。春に新たなステージを迎える人たちにプレゼントしたい花でもあります。
そしてかの有名な歌『赤いスイートピー』から、スイートピーはまさに"恋する花=恋バナ"なイメージ! フラワーバレンタインにもぴったりですね♪


冬のウィークエンドには、春を告げる香りの花々をぜひお部屋に♪
めぐり来る春の訪れを待つひとときが、いっそう愛おしい時間になることをお約束します。

ではでは皆さま、花と素敵な週末を。

<INFORMATION>

2月といえばバレンタインデー! 皆さま、「フラワーバレンタイン」ってご存知でしょうか?
日本におけるバレンタインデーは、「女性から男性へチョコレートで愛を伝える日」とされ久しいですが、世界におけるバレンタインデーは、男女がお互いに愛や感謝の気持ちを伝えあう日なのです。欧米では、メッセージカードを交換したりするそうですが、あわせて、男性から女性に花を贈ることが最もポピュラーです。実はバレンタインデーは。世界でいちばん花を贈る日でもあるのです。

女性から男性へとっておきのチョコレートを贈る気持ちと同じように、男性から女性へちょっと勇気をだして愛する人のために選んだ花を贈ってくれたら......そこから新しい物語がいくつも生まれ、LOVEにあふれた心温かな一日になるよう 大切な人に花を贈る2月14日にしていきませんか?

そんなご提案に今年は人気FM局J-WAVEがご賛同くださり、「Flower Valentine with J-WAVE ~バレンタインデーには花と音楽を贈ろう」という素敵な企画がスタート! 2月1日から14日まで、さまざまな番組でフラワーバレンタインをご紹介します。特設サイトでは、大切な方へのメッセージを募集中、男性パーソナリティが"花と音楽"のプレゼントをご用意しています。そして、首都圏の約500店舗で、J-WAVEとフラワーバレンタインのコラボブーケも展開、別所さんのPOPとハートのタグが目印です!

ぜひ、J-WAVE 81.3FMをチェックしてくださいね♪

◆フラワーバレンタイン公式サイト
http://www.flower-valentine.com/

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