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落ち着かないのは光のせい!? リラックスできる効果的な照明の使い方

  • 2016.1.14
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一日の中で気持ちが変化する要因に、目に入る光が大きく影響していることをご存じでしょうか?

これを応用し光の色や質を選ぶことで、心のコントロールもある程度可能になります。

(c)bernardbodo - Fotolia.com

光がもたらす心理的効果と、それを応用した部屋のあかりで行うセルフメンタルコントロールの方法を、今回ご紹介します。

■ あかりの「光色」

LED電球や蛍光灯には、昼光色、昼白色、白色、温白色、電球色の5項目の表記があります。これは、あかりの光色をあらわしたもので、順に「白っぽい光」から「オレンジっぽい光」であることを示しています。

ちょうど、晴れた一日の「真昼・朝・その間の日中・夕方のはじまり・夕焼けどき」の太陽光を再現したようなもの、と考えるとよいでしょう。

あかりによるセルフメンタルコントロールは、この光色を選んで組み合わせることで実践します。

まずは、あなたの部屋のベースライトの光色がどの色なのかを把握しておきましょう。

そして、可動式のテーブルランプなど「白っぽい光」「オレンジっぽい光」を、それぞれ最低ひとつずつ用意しましょう。

■ 光色による心理効果

白っぽい光色は、覚醒や緊張感を呼び起こし、涼しさや寒々しさを感じさせます。オレンジっぽい光色は、気持ちをリラックスさせ、温かさや安心、懐かしさを感じさせます。

ふたつの間の光色は、心理効果もやはりふたつの間に位置します。ナチュラルなそのあかりの下では、特に過ごしにくさを感じることは少ないはずです。

■ 明かりの照らし方

光は基本、強いほど覚醒、弱いほど眠気を誘います。ただし、強すぎる光はストレスを増加させるため、たとえば、勉強の眠気ざましのつもりが能率を下げる原因になったりもします。

■ 照らす範囲の大きさ

スポットライトやシェードランプなど、照らされる範囲が小さい照明器具を使うと、光色にかかわらず注意がそちらに向きやすくなるという効果があります。

■ 直接照明と間接照明

あかりには、光源となる電球などから直接光を当てる直接照明と、いったん光を何かに反射させて拡散させる間接照明があります。

間接照明は特別な施工が必要だと思われがちですが、隣室からこぼれるあかりも立派な間接照明です。

また、高い家具やはりの上に小さなランプを置いたり、フロアライトの手前に目隠しを置くだけでも、かなり雰囲気のある間接照明になります。ぜひ試してみてください。

■ こんな時にはこんなあかり

・やる気をだす

明るめの白っぽい光と、それよりやや弱めのオレンジの光を、同時に顔に浴びるようにしてみましょう。脳の覚醒をうながしつつ、気持ちを明るくします。

・リラックスする

まず天井のベースライトは消し、テーブルランプなどの小さめのあかりを点灯します。リラックス姿勢で座ったときに光源が視線より少し下にくるよう、ローテーブルの上などに置くと効果的です。

・気持ちを落ちつける

動揺を抑え冷静状態にもどるには、間接照明が有効です。ややオレンジかかったあかりを多目に配置し、部屋中がほんわりと明るくなるようにします。

・集中する

夜間、勉強や仕事に集中したい場合、部屋をむやみに明るくすると注意散漫になるのでよくありません。

白っぽい光のデスクスタンドなどで作業する手元だけに十分な明るさをとり、周囲はオレンジ光の間接照明だけにし、あえて薄暗くします。

照明を上手に使って、文字どおり明るい毎日を過ごしましょう!

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