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不倫の恋を繰り返してきた末に… もう独身男子と恋愛できないの?【黒川伊保子】

  • 2014.9.12
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惹かれる男性は、いつも年上の大人の男性ばかり。気がついたら何度も不倫を繰り返していた…。意外と多いケースです。そんな悩みについて、脳科学者の黒川伊保子さんに回答いただきました。

(c)samurai39 - Fotolia.com

【質問】

20代の頃から不倫を繰り返してきました。年上の既婚者は、みんな優しくて包容力があり知識も豊富で、もちろん経済的にも余裕があるし、付き合っていると得るものばかりです。

もちろん、彼らが奥さんと別れないのは分かっているので、私も将来を考えて独身の男性と何度も付き合おうとしました。ただ、デートしていても、話も退屈だし子供っぽいし頼りがいもなくて、全く魅力を感じません。このまま、既婚者しか好きになれないのでしょうか。

(29歳・出版関係)

【回答】

年上の既婚者は、女性脳をよく知っているので、イラつかずに話を聞いてくれ、うまく共感のあいづちをうってくれる。女性が喜びそうなお店も知っているし、そこへ連れて行ってくれる段取りもスマートですよね。

特に今の40代50代は、バブルを経験しているので、一流店での振舞い方も知ってるし、TPOに合ったジャケットの着方も知っているし、クラシック音楽などの教養もある。

私も、若い男子とデートするよりも、同世代の男子とデートしたほうが、「やっぱりいいわ、安心して身をゆだねられる」と感じたりするくらいですから、若いお嬢さんには、きっととても魅力的でしょう。向こうは向こうで、若いあなたを可愛くてしょうがないでしょうし。

さて、いったんそこにはまってしまうと、若い男子が物足りないのは自明の理。当たり前です。その「当たり前」をどう処理するか、が、女の勝負時なのではないでしょうか。

ちなみに、不倫相手が妻を捨てて自分と結婚する、と言う可能性は、まずはゼロだと思ってください。ときにはそんなことも起こりますが、宝くじに当たるようなもの。その確率に女の人生をかけるには、リスクが大きすぎます。

というのも、男性脳は、基本女性を積極的に嫌わない脳なので、経年劣化くらいでは捨てようとは思いいたらないのです。妻に対する無関心に妻自身が耐え切れずに彼を嫌いになるか、妻がヒステリックなタイプで、ちょっとしたことを大袈裟に騒いで自滅してくれれば略奪愛も起こりますが、いずれも妻の性格に依存します。

毎日幸せそうに洗濯をし、ご飯を作って…というノーテンキなタイプだと本当に手ごわい。ダンナの機嫌関係なくご機嫌でいてくれる妻なんて、別れる理由が見つからないのだから。

不倫相手の女性にときめく恋をしていても、妻はまた別なのです。相手の奥さんが自滅しない限り、略奪愛はほとんど起こらないと思っていてください。

したがって、どうしても成熟した大人の男がいい、となったら、戦略は3つしかありません。

1.いっそ、恋人に徹する

相手の家庭を壊さず、自分の生活は自分であがない、彼を恋人として生き抜いていく覚悟をする。経済的にも社会的にも精神的にも自立した女性として生きていかなければならないし、出産もあきらめなければいけませんが、その性癖を通すなら、その覚悟が必要です。

その覚悟の上に、自分も十分にオトナになったころ、結局不倫相手をゲットする人もいるし、若い恋人が出来て劇的な結婚をする人もいるし、別の同世代の独身男性と出逢ってオトナの結婚をする人もいます。

2.成熟しているのに独身の男性を探す

仕事に夢中で、あるいはバツイチで、オトナなのに独身の男性もいます。この層を狙うと言う手も。しかしながら、仕事没頭組は女性の扱い方を知らないし、バツイチ組はその自由をなかなか手放そうとはしません。この戦略は、意外にも一番実現可能性が低いのです。

3.いったんオトナの男性を断って、共に歩ける同世代の男子と向き合ってみる

私は、これをお薦めします。結婚出産は女の人生のマストじゃないですが、縁あって経験できればエキサイティングです。青年がゆるぎない成熟男子になる道のりを見守るのも、なかなかオツなものですよ。

「今のデート」で考えれば物足りない若い彼も、長く付き合えば深い感性に触れることもあります。男子は表現力がプアなだけで、感性がプアなわけじゃないですから。

それに、女性ホルモンの分泌は、日ごろ男性の匂いを嗅いでいる人の方が安定するというデータもあります。女性ホルモンは、女性をさまざまな疾病から守り、みずみずしい肌や、女らしい曲線を作ってくれる大事な要素。好きな男性の匂いの中で暮らすことは、心にも身体にもいいことなのです。

■幻想ダブル不倫は、脳にとって有益!?

ちなみに、不倫は不倫でも、お互いに結婚している場合限定の「現実なのに幻想不倫」はおすすめします。素敵な異性と食事をして、粋な会話を楽しんで、帰り際にちょっと手をつなぐくらいのことがあってもいい。

脳は、結婚をしたからと言って恋する能力を失うわけではありません。生物多様性論理(できるだけ多様な遺伝子の組合せを残すほうが有利)にのっとって、脳は、組合せの違う生殖を重ねたいのです。

したがって、新たな生殖相手を求めてほろりと発情してしまうことは、脳科学上しかたないこと。これを自制心で止めるのが人としての道かもしれませんが、本能に背くので、かなりストレスだし、免疫力も落ちます。

しかし、「半分幻想不倫」でストレスを少し解消し、わくわくどきどきも経験できれば、生殖ホルモンが活性化して免疫力も上がり、アンチエイジングにかなり効きます。

不倫に対する哲学は、人それぞれだと思いますが、私の70代の女友達が言った、「女はね、人に言えない恋の一つも経験しないと本当の女になれないのよ」ということばも私は好き。

特集:黒川伊保子が教える、幸せを呼ぶ脳のつかい方

それを胸に秘めて自分を成長させるのも、幻想として処理するのも(それも苦しいけどね)、どちらも脳にはいいことなのですよ。

毎週金曜更新

(安田光絵)