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ママばかり怒ってない? 夫婦が「反抗期のわが子」を叱るポイント

  • 2016.1.10
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【ママからのご相談】

小学校6年生の女の子の母親です。子どもが反抗期で言うことを聞かず叱ってばかりいます。

先日も娘が私のいいつけを守らないので、「その態度を今度学校に行ったときに一部始終先生に報告するからね!」と叱りました。

それを聞いていた主人に、「またママのおきまりの叱り方だ! そんな脅迫するような言い方はよくないぞ」と言われました。

なんとなく最近自分が家族から孤立しているような気分になっています。主人は、娘にいつも接しているわけではないので、そんな言い方ができるのだと思います。

生意気な娘にどのような叱り方をすればいうことをききますか?

●A. その場しのぎの言葉で叱らないことが大事です!

こんにちは。ご相談ありがとうございます、ライターの渦マキです。

ご主人さまはいつも家にいるわけではないので、子どもさんが日常どのような生活態度なのかなどはご存じないのかもしれませんね。

娘さんにしてみれば、「お父さんは何も言わないし、私をかばってくれる」とばかりに、叱らない旦那さまを味方に付けてしまうのかもしれません。

相談者さまにしてみれば、子どものためを思って叱っているのになぜそれが伝わらないのか……。

旦那さまに、「脅迫するような叱り方」と指摘を受けた相談者さまの叱り方をよく考えてみましょう。

●“その場しのぎ”の言葉とは

「言うことをきかないと先生にいいつける」、「ちゃんとしないと○○買ってあげないよ」

これらは、叱る側が窮地に立っているために出た“その場しのぎ”の言葉……心に響かない言葉 といえるでしょう。

叱られた側の子どもは、罰を避けたいためにそのときだけ言うことを聞き、あとは元通りになってしまうことが考えられます。

●叱ることの意味を伝えること

子どもは叱られていても、その言葉から、「親がどれだけ自分を思っているか」を無意識に感じ取るものです。

叱るときに忘れていけないのは、以下のことを伝えることです。

・なぜそれがいけないか

・あなたのためを思っているから叱っている

その結果、“怒られたからやる”のではなく、“自分のために”という動機付けが生まれ、子どもの自主性を成長 させていくでしょう。

●お母さんだけが“叱り役”に回らないこと

相談者さまは最近、「家族がなんとなくぎくしゃくしている」と悩まれているようですね。

旦那さまが子育てに積極的に参加していない場合は、叱る役目は必然的に母親である相談者さまに回ってきてしまうでしょう。

お母さんばかりが子どもを叱る役……しかも、反抗期で言うことを聞いてくれないとなるとイライラだけがつのってきます。

ストレスをため込んだ状態で叱ると無意識に感情が入ってしまいます。子どもはお父さんを味方につけ、叱り役のお母さんが孤立していくことになります。

以上が、親子関係がぎくしゃくしていく構図ですね。

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一度、時間をとって旦那さまに相談してみてはいかがしょうか。反抗期の子どもを相手にしている相談者さまの心労を旦那さまに打ち明けてみてください。

父親が叱り役、母親はフォロー役に回ることが理想型ですが、役目に拘ることなく臨機応変に夫婦で協力し合いながら反抗期を乗り切っていきましょう。

【参考文献】

・『PHPのびのび子育て2016年1月号』PHP研究所

●ライター/渦マキ(フリーライター)

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