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油断は禁物!? 冬の室内で「子どもの脱水症状」を防ぐポイント3つ

  • 2016.1.7
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【ママからのご相談】

夏生まれの乳児がいます。初めての冬を迎えるのですが、寒い季節の水分はどの程度あげればいいのでしょうか。

夏ほど神経質にならなくてもいいとは思っていますが、水分補給のタイミングやが分かりません。 なにかポイントがあれば教えてください。

●A. 冬でも油断は禁物! こまめな水分補給をこころがけて。

ご相談ありがとうございます。ママライターのなかやまあぽろです。

水分補給や脱水症状は、夏によく耳にする言葉です。冬にあまり気にしないママさんも多いのではないでしょうか。

しかし、冬季に赤ちゃんのために暖めすぎた室内での脱水症状は意外と起こりやすい ものです。

赤ちゃんの脱水症状は進行が早いもの。ときにはけいれんを起こすなど、危険な状態になりやすいです。

言葉が話せない赤ちゃんだからこそ、水分補給は特に気をつけてあげたいですね。

今回は、脱水症状を防ぐための室内での過ごし方や、水分補給をするタイミングをまとめました。ぜひ参考にしてください。

●冬の脱水症状を防ぐ! 室内で過ごすときの注意点3つ

●(1)暖房機器の温度・室内の湿度に注意!

寒いとかわいそうだから、と言って暖房のほかに床暖房やホットカーペットをつけっぱなしにするのはNG。

特に、自力で動けない低月齢の赤ちゃんは、長時間寝かせておくと低温やけどや脱水症状 の原因になります。

暖房の風の角度も、赤ちゃんに直接当たらないように十分注意してください。

また、冬の室内は乾燥しやすいので、洗濯ものを室内干ししたり、加湿器を使ったりして調節するといいでしょう。

●(2)服の枚数で調節

赤ちゃんは基本的に体温が高いので、暖房のきいた室内で厚着をさせる必要はありません。

わたしが助産師さんに指導を受けたときには、赤ちゃんは手のひらや足のうらで体温を調節するので、冬でも室内の場合は靴下は履かせなくても大丈夫と言われました。

赤ちゃんの様子を観察しながら、着せたり脱がせたり調節してあげましょう。

●(3)こまめな汗のチェック

汗のチェックの仕方は、赤ちゃんのわきの下や背中に手をあてて、汗ばんでいるようであれば暑いというサイン です。また、顔が紅潮しているときも要チェック!

特にはいはいなどで自由に動ける赤ちゃんは、体を動かすと汗をかきやすいので、こまめに汗をチェックして調節してあげましょう。

●水分補給するタイミング

基本的に、汗をかいていたら水分を与えてあげましょう。また、お風呂あがりや寝起き、冬でも1~2時間に1度は水分補給をこころがけるとよいでしょう。

・5か月ごろまでは、授乳時間を気にせず赤ちゃんがほしがったら母乳 やミルク で水分補給させてあげてください。

・6か月以降は母乳やミルクに加えて湯冷まし や麦茶 など、赤ちゃんが飲みなれているものでもOKです。

おしっこの量が少なかったり、色が濃かったりした場合も、水分を与えてあげる目安になります。また、室内の湿度を調節することによって、赤ちゃんが風邪などに感染する予防もできますね。

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冬の脱水症状を未然に防ぐために、赤ちゃん目線での対策が重要です。夏も冬も気が抜けないですが、がんばれママ!

【参考文献】

・『ひよこクラブ』2015年2月号

●ライター/なかやまあぽろ(ママライター)

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