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汚れた雑巾を乗せていることと同じ!? メイクを落とさずに寝てしまったときの対処法

  • 2016.1.3
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忙しいからと、ついついメイクしたままベッドへなだれこみ、翌朝後悔した! なんて経験をした女性は多いのではないでしょうか? 肌に悪いとわかっていながらも、疲れや眠気に負けてしまうこともあります。

© Dmitriy Melnikov - Fotolia.com

そこで、美白・美容のスペシャリストである株式会社天真堂の幸田八州雄社長に、メイクしたまま寝た場合の肌への影響や対処法を教えてもらいました!

■メイクをしたまま寝ると肌はどうなる?

「メイクを落とさずに寝るということは、汚れた雑巾を顔に乗せたまま寝ているということと同じだと思ってください」と、幸田氏。雑菌だらけの汚れた雑巾が顔に…想像しただけで鳥肌が立ちそうです。

「1日くらいは別にいいじゃない?」と思ってしまいがちですが、たった1日でも肌が受けるダメージは非常に大きいのだとか。

イギリスで行われた実験で、ひとりの女性にはきちんとメイクを落として寝てもらい、もうひとりにはメイクをしたまま寝てもらうということを1か月間続けたそうです。

その結果、メイクを落とさずに寝た女性は、たった1か月で10歳も肌年齢が上がってしまったのだとか。急激な変化はみられないかもしれませんが、どんどん老化が進んでいるということが実証されたと幸田氏はいいます。

バタバタすることも多い年末年始。わかってはいてもメイクを落とせない日もでてきます。そんなときは、どんな対策を打てばいいのでしょうか?

■1.毛穴をしっかり開いて、メイクオフ

「手軽にできるのは、蒸しタオルを顔に乗せて毛穴を開いた後、洗顔する方法です」と、幸田氏。メイクと肌の密着度が高くなっている状態のため、毛穴を開いて汚れをしっかり取ってあげることが大切なのだそう。

時間がある人は、サウナに入ったり、熱めのお風呂に長くつかるのがオススメのようです。汗を思いっきりかいて毛穴を開いてから、洗顔フォームでやさしくていねいに洗うとメイクがしっかり落ちるそうです。

■2.保湿は、いつも以上にたっぷりと

きっちりと洗顔したということは、肌の油分も洗い流してしまったということ。そのため、肌はいつもよりもうんと乾燥しやすくなっています。

幸田氏によれば「たっぷり化粧水を含ませたコットンでパックをするなど、しっかりと保湿しましょう。長時間貼りつづけると逆に肌が乾燥してしまうため、3分位を目安に行ってください」とのこと。

保湿後は、水分が蒸発しないように、クリームなどでしっかりふたをするのをお忘れなく。

■3.ビタミンや水分補給で、内側からもケアを

外側だけでなく、体の内側からのケアも大切だそうです。肌によいコラーゲンを含んだ食品やビタミン、水分を多くとることで、肌の再生を助けてくれるのだとか。

とくに、コラーゲンの合成を高め、色素沈着を防ぐ「ビタミンC」や細胞の再生や成長を促進する「ビタミンB2」、健康な皮膚や髪の毛をつくり、成長・代謝を促す「ビタミンB6」を意識して摂取するといいそう。

豚肉や卵、納豆、バナナ、パプリカなどの食品を取りいれるか、サプリメントで補うようにしましょう。

■4.次の日はシンデレラタイムには寝る

生活習慣もだいじです。シンデレラ・タイムといわれている夜22時から深夜2時にしっかり睡眠をとることで、肌のターンオーバーが活発になるといわれています。

「一刻も早く肌を元通りにするには、このターンオーバーが必須です」と、幸田氏。化粧を落とさずに寝てしまったら、翌日はシンデレラタイムには寝るようにしましょう。それだけで、肌の回復が変わってくるようです。

とはいえ、メイクを落として寝るに越したことはありません。手軽なふきとりタイプのメイク落としをベッドの脇に置いておくなど、「つかれていても、メイクを落としてから寝る」という意識を持つことからはじめるといいでしょう。

老け顔をメイクで隠しても、メイクを落とすのを忘れたら、逆効果。“汚れた雑巾”を顔に乗せて寝る生活とは決別して、年齢に合った肌をキープしましょうね!

(辰巳まみ。)

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