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保存版!二日酔い改善におすすめの食材6選

  • 2015.12.28
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忘年会や新年会が続くこの季節、職場の人たちや家族との集まりで、ついつい飲みすぎてはいませんか?お酒の席が連日続くと、胃腸の調子がだんだん悪くなり、気持ちがどんよりしてきます。夜に会合があるときは、朝食と昼食でカラダをいたわる食材を選んでみてください。

二日酔い改善に!カラダをいたわる食材6選

二日酔いの原因は、アルコールの量が肝臓での分解能力を超えてしまい、アルコールが分解される過程で発生するアセトアルデヒドが体内に残ったために生じます。アセトアルデヒドが、二日酔い特有の吐き気、胃もたれ、胸やけ、頭痛、むくみなど不快な症状を引き起こすのです。 柿に含まれるタンニンは、アセトアルデヒドの分解を促して体外に排出する助けをします。

グレープフルーツ

グレープフルーツに含まれるビタミンCも、二日酔いの原因物質アセトアルデヒドの分解を促進する作用があります。柑橘類の果物の中でもグレープフルーツはビタミンC含有量が多いのが特徴です。また、グレープフルーツ特有の苦み成分である「ナリンギン」は、胆汁の分泌を促し、アルコールの分解を助けてくれます。

アルコールには利尿作用があり、多量にアルコールを摂取すると体内の水分量を減少させるため、水分補給が大切です。そのまま生で食べるグレープフルーツもおすすめですが、果汁100%のジュースで水分補給するのもいいでしょう。

しじみ

しじみに含まれるオルニチンも、アセトアルデヒドの分解を助けます。また、タウリンが胆汁の分泌を促し、同様にアルコールの分解を促進します。そのため、しじみのお味噌汁は二日酔い改善にもってこい。味噌には二日酔いで弱った肝臓の回復を助ける作用があるため、しじみと味噌のダブル効果を活用してみましょう。

トマト

トマトに含まれるリコピンには、アセトアルデヒドを体外に排出する作用があります。また、クエン酸にはアルコールで負担をかけた肝臓をいたわる働きがあります。 アルコールに弱い人は、ビールとトマトジュースのカクテルを楽しんでみてはいかがでしょうか。

梅干し

梅干しに含まれるクエン酸が、アルコールで負担をかけた胃腸の回復を早めます。梅干しの酸っぱさが苦手な場合は、梅ジュースや梅酢ジュースに蜂蜜で甘みを加えたドリンクも二日酔いに効果があります。

また、多量のアルコールを摂取すると利尿作用によりカラダの水分量とナトリウムが減少するため、水分補充が必要です。梅の成分が入ったジュースで水分を補うことで、回復を早めます。飲み会では、焼酎のお湯割りに梅干しを入れると、酔いが軽減されますよ。

はちみつ

はちみつに含まれる果糖がアセトアルデヒドの分解を助けてくれます。はちみつをそのままなめるだけでも効果はありますが、寒い季節にはホットのはちみつレモンのドリンクがおすすめです。レモンに含まれるビタミンCにもアセトアルデヒドの分解を促進する働きがあり、クエン酸はアルコールで負担がかかった肝臓の強化、胃腸粘膜の保護をする働きがあるため、相乗効果が得られます。

周りの雰囲気に流されてつい飲みすぎてしまうこともありますが、人それぞれアルコールの分解量は違います。ご自身の飲める量を把握して、一年の締めくくり、一年の始まりのお酒の席を楽しみましょう。

【執筆者】衞藤 敬子/管理栄養士コントラクトフードサービス大手(株)グリーンハウスに入社、社員食堂のメニュー提案や栄養指導業務を経て、2009年「あすけん」に参加。アドバイス作成やサービス開発に携わる傍ら、年間150件以上の栄養指導やプロアスリート選手の食事サポート、セミナーなどを実施。現在はフリーランスに転向し、幅広く活躍。

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