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テラスハウス制作陣が贈るガールズラブドラマ「トランジットガールズ」、最終回の見どころは?

  • 2015.12.26
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毎週土曜日23時40分から放送中のフジテレビ系ドラマ「トランジットガールズ」。テラスハウスのスタッフが、連続ドラマ史上初めてガールズラブを描いていることで話題沸騰の本作。今週末迎える最終回の前に、見所や注目ポイントをおさらい!

●「トランジットガールズ」、これまでのストーリーは…

2年前に母親を亡くし、父親の圭吾と2人暮らしをしていた高校3年生の小百合(伊藤沙莉)は、父親の再婚を機に義母のまどかと義姉のゆい(佐久間由衣)と4人暮らしを始めます。突然の出来事に加え、ゆいから恋愛対象として好意を持たれていることを知った小百合は戸惑い、反発しながらも、次第にゆいのことが気になるように。

自分の気持ちに気づき、互いの親に内緒でゆいとの関係を育む小百合ですが、まどかは2人が裸同士で同じベッドで眠る姿を見て知ってしまうのです。女の子同士であることと、なによりも4人が新しい家族となるうえで、2人の関係を疑問視し、小百合とゆいに問い詰めるまどかと圭吾。しかしゆいは、「いけないことはしていない。自分の気持ちは本気だ」と告げます。緊迫した空気とその言葉に思わず涙を流す小百合は、ゆいを制することしかできないのです。

そして家を出ていくことにした、まどかとゆい。果たして切なすぎる姉妹の恋の行方は…?

●30分ドラマとは思えない、先の読めない展開や胸キュンシーンの連続

第1話のラストではゆいが小百合にいきなりキスをし、第2話のラストでは告白など、全話通してスピーディーで先の読めない展開が繰り広げられます。

また、大人気リアリティ番組「テラスハウス」のスピンオフとして、同番組のスタッフが手掛けていることも納得の胸キュンシーンの連続! 小百合にずっと片思いをしている幼なじみの直(健太郎)が、小百合のゆいへの気持ちに勘づきながらも小百合の相談にのってあげる場面や、一緒にお風呂に入ったり唇を重ねたりして少しずつ小百合とゆいの距離が縮まっていく様子など、切なくてドキドキするシーンが次々出てくるんです。

ちなみに、各話でYOUや筧美和子など、テラスハウスメンバーもカメオ出演していることも見逃せません!

●同性愛、そして血の繋がらないきょうだいの恋愛はダメなの?

また、淡い恋や胸キュンシーンももちろんですが、多様性のある家族や恋愛の可能性を投じる描写にも注目。

顕著なのが、自分の娘が男の子ではなく女の子を好きだと知った時の圭吾とまどか。血は繋がっていなくとも義理の姉妹であることや同性愛について、2人の「何が正解なのかわからない」と理解に苦しむ様子が描かれます。そして、その2人と対比するように、小百合が「実はお姉ちゃんのことが好きだ」と告げてもさほど驚かない小百合の高校の友達。「別に不思議じゃない」「最近そういうの珍しくないし」という受け入れる姿勢に、小百合が精神的に救われるシーンも。

シングルマザーやシングルファザーが再婚して、血縁関係がない人たちが新しい家族となることは今後ますます多くなるでしょう。本作のように、再婚者の子ども同士が恋に落ちることだってあるかもしれません。また、同性愛カップルの権利が徐々に認められてきています。そんな今だからこそ描ける、自由で多様性のある家族や恋愛の形――。当事者でなくとも、この切ないラブストーリーの行方には、つい感情移入しちゃうはず。

●気になる最終回は12月26日(土)放送

前話では、小百合との関係を問いただされて家を出ていったあと、謝罪のために圭吾に会いに行ったゆい。そこでクリスマスプレゼントに何が欲しいかと聞かれるのですが…。

気になる最終回は12月26日(土)に放送。小百合役の伊藤沙莉、ゆい役の佐久間由衣の瑞々しい演技にも、ぜひ注目してみてくださいね。

(石狩ジュンコ)

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