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“ハイジのチーズ”ことラクレットなど30種類以上のチーズ料理が味わえる「チーズ酵房 Parme」

  • 2015.12.24
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福岡・天神にあるチーズ料理専門店「チーズ酵房 Parme(パルメ)」。フルーツを添えてそのまま、あるいは多彩にアレンジして、たくさんのチーズを味わうことができます。

チーズとフルーツの意外なマリアージュ

地下鉄天神南駅6番出口から中洲方面へ歩いて5分、春吉交差点を右折して100mほど。2015年6月にオープンした「チーズ酵房 Parme」は、福岡ではめずらしいチーズ料理の専門店です。

専門店だけあって、チーズの品ぞろえが豊富です。6大チーズと呼ばれるフレッシュ、白カビ、青カビ、ウオッシュ、シェーブル、ハードをメインに、国産やフランス産、スイス産など週替わりで20種類前後のチーズがそろっています。

もちろんそのまま食べてもおいしいのですが、オーナーシェフの緒方さんはさまざまな食材との組み合わせを提案。

「本日のチーズとフルーツのマリアージュ」では、リンゴやラズベリー、ジャムなどを添えて出しています。フルーツのほどよい甘みと酸味でチーズ独特のくせがやわらぎ、さらにおいしくなるそうです。

見て楽しい、食べておいしい! 卓上パフォーマンスに注目

パルメでは、約8割のメニューにチーズを使っています。なかでも名物の「ラクレット」(1080円)は、スイスの伝統料理の一つ。アニメ『アルプスの少女ハイジ』に登場したことから“ハイジのチーズ”として有名です。

ラクレットのオーダーが入ると、テーブルに専用のヒーターが登場。直径約30cm、厚さ約10cmの国産のラクレットチーズを半分にカットし、切り口をヒーターであたためます。チーズの表面が溶けたところを、ブロッコリーやカボチャなどの温野菜やバゲットを盛り付けたお皿へ。とろとろのチーズをナイフで削ぎ落とすパフォーマンスに、店内の視線は釘づけです。ラクレットチーズはくせのない味で食べやすく、加熱すると濃厚で香ばしい香りが広がります。

“チーズの王様”と呼ばれるイタリア産の「パルミジャーノ・レッジャーノ」を器にして、お客さんの前で仕上げてくれるリゾット(990円)も人気です。

直径約40cmの巨大な半円形のチーズと、熱した鉄板がテーブルに運ばれてきます。チーズの表面をスプーンでこそげて鉄板の上へ。次に、チーズのくぼみにあつあつのリゾットを入れ、チーズをこそげながら独自の芳醇な香りとうまみをまとわせるように混ぜ合わせます。鉄板のチーズが焼けてきたら、その上にリゾットをのせて完成。

チーズをからめたリゾットと、こんがり焼けたチーズのおこげをいっしょに食べると、香ばしさとカリカリの食感が同時に味わえます。添えられたジェノベーゼソースやブラックペッパー、フレッシュトマトで自分好みにアレンジしてもOKです。

チーズフォンデュやピザといった定番メニューのほかにも、30種類を超える専門店ならではのチーズ料理に注目です。明太子、わさび醤油、はちみつとクリームチーズを和えた「三種のクリームチーズ」(450円)、蒸した男爵イモの上でチェダーチーズがとろける「北海道産丸ごと男爵芋のチェダーボロネーゼ」(500円)など、さまざまな調理法でチーズを楽しむことができます。

チーズとともにワインやカクテルをどうぞ

チーズに合うお酒といえばワイン。赤と白がそれぞれ5種類と、スパークリングワイン2種類はいずれも1グラス450円。ボトルは1800円からとお手ごろ。

カクテルも充実していて、約40種類をそろえています。パルメでは、ミントやイタリアンパセリ、バジルなどのハーブを自家栽培しているため、モヒートに入れるミントは摘みたてです。

また、意外にもチーズと相性がいいのが焼酎。酒肴としてのチーズについて緒方さんに伺ったところ、塩気があり、うまみが凝縮されたハードタイプがおすすめとのことでした。

お酒の種類が豊富なうえに営業は深夜3時まで。2軒目、3軒目のバーとしての利用もおすすめですよ。

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