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見積もりと全然違う! 近年増加する“掃除サービス”のトラブル回避法

  • 2015.12.22
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今年こそはと一念発起して大掃除を11月に終わらせたママライターのパピルスです。

年末も押し迫ってきましたね。毎年この時期になると、お正月前になんとかして大掃除を終わらせなければと焦るママも多いのではないでしょうか?

働くママも増えている昨今、今年の大掃除はプロにお任せ! という方もいらっしゃるかもしれませんね。

そんなとき、気を付けたいのが“掃除サービスのトラブル” です。

●掃除サービスに関するトラブルが近年増加傾向にあります!

掃除サービスとは、ハウスクリーニング事業者や家事代行サービス事業者が依頼家庭に出向き、家屋全般やエアコン、換気扇、水回りなどのお掃除を代行してくれる有料サービスです。

定期的な契約でお掃除をしてくれるパターンと、申し込みをしたときに限りお掃除をしてくれるパターンがあります。

料金体系はさまざまですが、作業に従事する人数と作業に掛かった時間から算出される場合が多いようです。

これらの掃除サービスを巡っては、ここ数年トラブルの件数が増加傾向にあり、2013年、2014年と消費生活センターに寄せられた相談は1,000件 を超え、利用者への注意喚起がされています。

●実際に起こった掃除サービスのトラブル

掃除サービスを巡っては、以下のような相談が多く寄せられているようです。

・見積りのときよりも実際の作業人数や時間が少なかったにも関わらず、見積もりどおりの金額を請求された

・事業者の判断で作業をせずに帰ったにも関わらず、キャンセル料金を請求された

・サービスが料金に見合わず不満が残る

・掃除サービスの利用により、破損や故障が起きた

・安価なサービスを依頼したのに、作業当日に高額なサービスに勧誘され、契約を迫られた

見積り、キャンセル料金などの金銭面のトラブルと、作業の仕方や破損・故障などのトラブル、勧誘や売り込みなどのトラブルと3つに大別できるようです。

●トラブル回避のために気を付けるポイント

こうしたトラブルに遭わないために、どんなことに気を付ければ良いのでしょうか? 消費生活センターは次のようにアドバイスしています。

・見積りは複数社からとること

・料金や作業内容に十分納得した上でサービスの申し込みをすること

・キャンセル料金のかかり方、人数や作業時間が変更された場合の料金などについて書面で確認する

・作業により破損や故障が生じた場合の補償について確認する

また、万が一トラブルに遭ってしまい、困ったときには以下のことを思い出しましょう。

・自宅で掃除サービスの契約を締結した場合、原則としてクーリング・オフが適用できること

・トラブルになった際は、消費生活センターに相談する

年末の慌ただしい時期には、事業者の選定にも時間を掛けられずに慌てて手配をしてしまいがちですが、複数社から見積りを取る 、 料金や作業内容についてきちんと確認する ことなどが大切です 。

上手にお掃除サービスを利用して、気持ちよく年末年始を迎えられるようにしたいですね!

【参考リンク】

・破損、色落ち、雑な仕上がり!?-掃除サービスでのトラブルに遭わないために!- | 独立行政法人国民生活センター(http://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20151203_1.html)

●ライター/パピルス(フリーライター)

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