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ルレ・デセールの称号をもつ「パティスリー ジャック」の「ジャック」を賞味

  • 2015.12.21
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福岡を代表するパティスリーとして知られる「パティスリー ジャック」がオープンして今年で20年。今なお進化し、ファンを増やし続ける名店の魅力に迫ります。

フランス・アルザスで修業を積んだ大塚良成シェフが手がける極上スイーツ

福岡、東京での修業を経てフランスへ。本場フランスで指折りの名店といわれる「パティスリー ジャック」をはじめ、名店で腕を磨き、帰国した大塚良成シェフは、仙台や福岡の店の立ち上げを手掛けたのち、1995年に福岡の大名に修業先と同名の「パティスリー ジャック」を開業しました。世界最高峰といわれる国際的洋菓子協会「ルレ・デセール」の数少ない日本人会員の一人でもあります。

洋なしのみずみずしい食感が絶妙な「ジャック」の代表作

まずは、店名をその名に冠したこの店の代表作「ジャック」(450円)を紹介しましょう。

アーモンドパウダーとバターの生地、バニラビーンズが香るキャラメルのムース、蜂蜜で煮た果肉入りの洋なしのババロアが層になり、洋なしの煮汁にブランデーを加えたシロップを上掛けしています。口に入れると洋なしのみずみずしい食感が広がり、あとからキャラメルの風味が追いかけてきます。

定番中の定番ながら、「変わっていないようで、じつは少しずつ変わっているんです」と大塚シェフ。このケーキを発案した20年前にはなかった洋なしのブランデーが入手できるようになり、アーモンドやバニラビーンズ、生クリーム、バターなどは質が格段に向上したのだそう。

3種類のクリームが織りなす絶妙なハーモニー

「ジャック」には、マロンを用いたケーキが3種類あり、そのうち、ラム酒がほのかに香る大人のためのケーキ「マロン ロワイヤル」(480円)と、アルザス地方に伝わる伝統菓子「クグロフマロン」(3400円)の2種類は、1年を通して楽しむことができます。

「マロン ロワイヤル」は、3種類のマロンクリームを使ったぜいたくな一品。表面は生クリームとマロンを合わせたシャンティーマロン、次の層は軽やかな食感のムース マロン、中心は濃厚なマロンペーストの3層になっていて、食べ進めるほどに風味が変化。生地やクリームにはラム酒とコニャックを効かせていて、ちょっぴり大人向けの味わいです。

手みやげにもよろこばれるアルザス地方の伝統菓子

大塚シェフが修業したアルザス地方の伝統菓子「クグロフマロン」は、香り、食感、風味を追求した大塚シェフの技が光るスイーツ。全国誌や新聞などでも紹介され、今や全国的な人気を誇る「ジャック」の人気商品です。発酵バターとアーモンドの生地に、熊本県産の渋皮付きマロンを入れて焼き上げたもので、しっとりとした食感と豊かな香りが特長的。オシャレなオリジナルBOX入りなので、手みやげにもぴったり。

ゆったりと優雅なひとときを過ごせるカフェスペースへ

真っ白な空間のショップスペースの奥に、木を基調とした落ち着いた雰囲気のカフェスペースがあります。ここでは、店内で販売しているすべてのスイーツを食べることができます。シェフ自らブレンドしたこだわりのコーヒーとともに、ゆったりと優雅な時間を過ごすのもおすすめです。

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