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「愛が強まった!」CanCamモデル・坂田梨香子のシゴト論

  • 2015.12.17
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12月16日で誕生日を迎えられた、CanCam専属モデル、坂田梨香子さんの誕生日インタビュー第2回です。

前回は自身に訪れた大きな変化についてうかがいましたが、まだまだたくさんの変化がある様子……。

自身が「『CanCam』モデルになってからいちばん思い入れになった企画」と語る、「ある企画」への熱い想いとともに、その変化についてお届けします。


Woman Insight編集部(以下、WI)さて、今年もさまざまな仕事があったと思いますが……中でも思い出深いものはありますか?


坂田梨香子さん(以下、梨香子)「CCシンプルズ(キャンキャンシンプルズ)」ですね。CanCamモデルになってからいちばん思い入れのある企画です。撮影で着た服を自分でお買い取りしちゃうくらい愛が強いですね。


WI そこまで愛が強まった理由とはなんですか?


梨香子 まず、他のファッション特集とはちょっと違う、「新しい提案」としてのいい企画だなと思います。このページでは、とことんおしゃれで、ポスターにでもできるんじゃない? という写真を撮れるんじゃないかと思います。それに、自分で「こういう企画をやりたい」と言った企画が現実になっているからというのもあります(笑)。


WI 確かに他のページとは違うテイストになっていますよね。ページを見ていても素敵だな……と思います。


梨香子 「服を見せる」のももちろん大事なことですが、「もっと雰囲気で魅力を伝えられるモデルになりたい」と思っているので、あの「CCシンプルズ」のページは自分にぴったりだな、と。「本当に服をよく見せるってなんだろう」ということをかなり考えながら撮影をしています。実は撮影では1回しか着ていない服でも、ずっと着てきた自分の私物のように着こなせたら、深みのある魅力的な写真になると思います。「初めて袖を通しました、着せられています」という感じが出てしまうと、どうしてもそこにストーリーが見えなくなってしまうので……。そう思うようになったのは、撮影の中で、仕事で一緒になる方とより対話をするようになったのも大きいかもしれません。


WI 前はあまり話さなかったのですか?


梨香子 そうですね……たとえば映像の撮影現場に行く前は、誰かがそこにいてもポータブルDVDプレイヤーで映像を観ていましたし、モデルの仕事のときは移動中はとにかく寝ていたんですが、最近は誰かがいたらとにかくいろんなことを話すようになりました。


WI たとえばどのようなことを?


梨香子 撮影の場所だったら、今日はどういう写真を撮るのか、さっきの写真はどういうコンセプトだったのか。できあがった誌面を見ては、どうしてこの写真を選んだのかとか……。さらに、これまでは仕事の人とプライベートでごはん、って、あまりなかったんですが、今年は、ひとつ大きな企画があったら、決起集会をやったり、反省会をしたり、とにかく集まって話をする機会が多かったです。


WI 関わっている方とたくさん話すようになると、また撮影への熱が強まりそうですね。


梨香子 そうですね、ひとつひとつへの仕事への思い入れが強くなりました。これまではひとつの撮影が終わったら、次のことを考えるので前のことは忘れてしまう、というタイプだったんですが、最近ではお風呂に入りながら、ああしたらよかったのかな、と考えることも増えました。ブランドの人やスタイリストさん、編集さん。たくさんの人の想いがこの服に乗っているんだなぁ、と思いながら、ひとつひとつの服を着ています。……実際、モデルって、雑誌に関わっているようで、あまり関わっていないな、と思うんですよね。


WI そう思われる理由はなんですか?


梨香子 雑誌ができあがるまで、企画の会議をしたり、ラフを書いたり、服をリースしたり……そこには、編集さんやスタイリストさんなど、モデル以外のすべての人が関わります。でも私たちモデルは、言ってしまえば撮影期間に現場に行って撮影するだけです。膨大な時間をかけて準備されたカットも、実際に撮影するのは数分だったり……。だからこそ、そこにかけられた時間の深みを表現したいし、たくさんの人の手が入ってきた服をよく見せたい。「この写真好きだな、いいな」って気になってくれてから「じゃあこのモデルが着ている服はどんな服なんだろう」って、読んでいる方に向けて、そういう見せ方ができたらいいな、そして着たことのない服に挑戦してみよう、と思ってもらえたらうれしいです。私自身が小学5年生までスカートをはいたことがなかったんですけど、当時読んでいた雑誌でモデルさんがスカートをすごくかっこよく着ていたから着てみたくなった、という経験があります。自分もそういうモデルになれたらいいな、と。


WI 梨香子さんがもしなんでも思い通りにページが作れるなら、どんなページを作ってみたいですか?


梨香子 企画提案から服のリース、カメラマンまで全部自分でやってみたいですね。自分で自分を提案するような「私をどう見せるか」は難しいな……と思うので、もっと裏方っぽい感じに徹したいです。自分が選んだ服を他のモデルに着せてみたい。一から自分のページを作ってみたいな、そんなページが1ページでも作れたら、幸せかも。

さて、今回は熱くモデルの仕事について語っていただきましたので、次回は「オフの梨香子さん」を中心にうかがいます。(後藤香織)