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大人が意外と間違える「幼い or 幼ない」正しいのはどっち?《小学生でもわかる》

  • 2024.1.31
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普段、スマートフォンやパソコンで文字を入力していると、いざ手書きで漢字を記そうとした時、書き方や送り仮名を忘れてしまっていることがありますよね。仕事現場でメモを取ったり、大切な書類にサインしたりする時に、いちいちスマートフォンを取り出して漢字を確認するのは、少し不格好ですよね。

では、送り仮名を間違えやすい「幼い」と「幼ない」、どちらが正しいか、答えられますか?年齢が若いことを示す言葉ですが、さてて、正しい送り仮名を覚えているでしょうか。

「幼い」と「幼ない」正しいのはどっち?

正しい送り仮名は、「幼い」です。正しく覚えられていましたか?

ほかの読み方としては、訓読みで「いとけない」、音読みで「ヨウ」「ユウ」があります。

年齢が若いことを示す時や、子どもっぽいさまを表す時に用いられます。

「幼い」を使った例文も見てみましょう。

  1. 「息子はまだ幼い」
  2. 「考え方が幼い」

1つ目は、年齢が若いことを示しており、2つ目は、考え方が拙いことを示しています。外見だけではなく、精神的な若さについても用いられる言葉です。

「幼」の成り立ち

「幼」は、「小さい」を意味する「糸の先端」の象形と「力強い腕」の象形が組み合わさってできた漢字です。二つの象形で、力が小さいことを示し、そこから幼いという意味を持つようになり、「幼」という漢字が生まれました。

送り仮名を間違えやすい漢字

「幼い」の正しい送り仮名がわかったところで、送り仮名を間違えやすい、ほかの漢字もチェックしておきましょう。

  1. 「細かい(こまかい)」。別の読み方で「細い(ほそい)」があり、勘違いしやすい漢字です。読みが変わると、送り仮名も変わるので、注意しましょう。
  2. 「表す(あらわす)」。昭和34年、内閣告示第1号の「送り仮名の付け方」によって「表わす」と定められましたが、昭和48年、内閣告示第2号の「送り仮名の付け方」によって、送り仮名が見直され、以降、「表す」と表記するのが一般的になりました。
  3. 「行う(おこなう)」。同じ読みで「行なう」と表わすことがあります。本則としては「行う」とされているため、覚えておきましょう。

まとめ

「おさない」の送り仮名は、「幼い」でした。

漢字には、「活用のある語は、活用語尾を送る」という一定の法則があります。活用語尾とは、活用の形によって変形する語尾のこと。「幼い」であれば、「幼くない」「幼ければ」といったように「おさな『い』」の部分が変形していますね。

漢字の意味や成り立ちも覚えて、正しく送り仮名を振りましょう!

出典:デジタル大辞泉(小学館)、OK辞典