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目がくらむ!ヴァン クリーフ&アーペルのハイジュエリーの宴へ。(Yuka Tsukano)

  • 2015.12.17
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ヴァンドーム広場に本店を構える憧れのジュエラー、ヴァン クリーフ&アーペルがフランスの童話から生まれた映画『ロバと王女』に着想を得たハイジュエリーコレクション「ポーダンヌ」を発表しました。日本初お披露目となる豪華絢爛なガラディナーで、おとぎの世界をのぞいてきました。

きっかけは、カトリーヌ・ドヌーヴが主演した『ロバと王女』。

『ロバと王女』は、「シンデレラ」でおなじみのフランス童話作家シャルル・ペローによる「ロバの皮」をもとにした1970年のフランス映画です。美しいプリンセス役をカトリーヌ・ドヌーヴが演じ、監督はジャック・ドゥミ(『シェルブールの雨傘』の黄金コンビ!)。このプリンセスストーリーのキーとなるのが美しい宝石の数々なのですが、ヴァン クリーフ&アーペル(Van Cleef & Arpels)は、若きプリンセスにオマージュを捧げ「ポーダンヌ」 (Peau d'Ane) コレクションを発表しました。

12月初旬、「ポーダンヌ」日本初お披露目ガラディナーが盛大に催されました。当日のドレスコードは”ブルー or レッド”。会場に足を踏み入れると、まばゆいジュエリーをまとったモデルたちがマネキンに。ここは深い森を彷彿とさせるブルーの世界です。

私が心奪われたジュエリーのカラット数は?

「ポーダンヌ」は、『ロバと王女』の世界を、1.お城での幼少時代、2.魅惑の森、3.幸せな結婚という3つのパートに分けて表現しています。それぞれのシーンや自然、ロマンスを、繊細な装飾と美しい宝石で彩ります。私が気になったのは、お城を表現した「シャトー アンシャンテ クリップ」。溜め息が出そうなほど贅沢で大きなアクアマリン、ブルーサファイア、モーヴサファイア、ラピスラズリ、そしてダイヤモンドがセッティングされています。アクアマリンのカラット数、なんと38.36cts!

花々で彩られたディナーテーブル。

フランスではシャンボール城で「ポーダンヌ」を発表したそうですが、ここ日本でもシャンボール城とまったく同じ装飾、家具、ダンサーたちが会場を彩りました。ディナー会場は燃えるような赤がキーカラー。テーブルは花々であふれ、文字通りその華やかさに圧倒されました。

本場仕込みのエンターテインメントで一切手抜きナシ。

ディナーの最中も、フランスから来日したというダンサーたちによる舞を披露。特にリアルな鹿と鳥のお面をかぶったダンサーに目が釘付けでした! そして「ポーダンヌ」のハイジュエリーをまとったモデルたちがディナー会場を優雅にウォーキング。ジュエリーに合わせているのは、このコレクションのためだけにつくられたドレス。ヘアスタイルもアシンメトリーに編み込まれていたり、一部分だけ青や赤に染められていたり、とディテールまで完璧な仕上がりでした。

ルネッサンス様式にのっとった宮廷料理。

ディナーはルネッサンス様式にのっとってサーブされました。当時は大きな声でメニューを読み上げる専用の係がいたそうなのですが、このディナーでも当時を思わせる縦巻き髪の男性ダンサーが、フランス語でメニューを読み上げました。そして10数名分の宮廷料理を大きなトレイにのせて運びます。この方式もルネッサンスなのだそう。フォアグラのパイ包み焼き、絶品でした。

スイーツだってビッグスケール!

スイーツタイムには驚きのビッグスケールなマカロンタワー&ケーキが用意されました。笑えるほどの巨大さに、ゲストたちも思わず記念撮影。

社長、どなたかに似ていると言われたことはありませんか?

最後に、こちらは豪華絢爛なガラディナーを取り仕切られたヴァン クリーフ&アーペル ジャパン プレジデントのアルバン・ベロワー(Alban Belloir)氏。この「ポーダンヌ」コレクションをつくるきっかけとなった映画『ロバと王女』のデジタル修復に、ヴァン クリーフ&アーペルは支援をしているとコメントをされていました。ベロワー氏は、ロジャー・フェデラー似のハンサムなフランス紳士なのですが「実はスイーツに目がない」スイーツ男子の一面も。マカロンタワーのマカロンを狙うあの瞳はちょっと本気に見えました。

参照元:VOGUE JAPAN

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