毎日の積み重ね? 夫婦が“定年後も仲良し”でいるためのヒント

【女性からのご相談】

結婚10年、大恋愛の後の結婚だった私たちですが、今やほとんど会話がありません。このままでは、夫の定年後一緒に暮らしていくことが苦痛になりそうです。ならないように、今から何かしておくことはありますか?

●A. 今まで、そしてこれからの毎日の中で最低限、しておきたいことがあるのでは!?

はじめまして。こんにちは。藤じゅんです。

今回のご相談者様のような悩みを持っている妻は意外と多いのかもしれません。でも、この悩み……寂しすぎると思いませんか?

第二の新婚生活とも言われる老後のお二人の生活……それは第一の新婚時代とは違った愛情の中で過ごしてほしいものです。そのために必要なこと……それは、“毎日のコミュニケーションの積み重ね ”だと思います。

あいさつだけでは物足りないので、せめて、一日のなかであいさつ以外のお話を何かされてみてほしいと思います。例えば、テレビを媒体にするにもよし、何かお二人で共有し、共感できることの時間を大切にしてほしいのです。

もちろん、けんかしても大丈夫。ただし、あとくされのないようにしたいものです(夫婦けんかは子どもの心に影響を与えやすいもの。私は、とある教室でものを教える講師のお仕事を通して、たくさんの子どもと接していますが、子どもの言動からご両親のけんかがあったことを見抜くことができることもあります)。

そこで今回は、夫婦で過ごす時間について改め考えていきましょう。

●夫は妻を、妻は夫を……大切にされてください。

このことは、いろいろな場面で聞くことかもしれませんが……。お子さんももちろん大切です。けれど、お子さんはいずれ巣立ちます。そして人生最後までそばにいるのは配偶者です。

親子とは違い、血のつながらない夫婦だからこそ、助け合って生きていきたい ものですよね。そのためにも、やはり、コミュニケーション は欠かせません。

今はSNSを通して、より早く同時に会話できる時代です。

たとえ、単身赴任のように世帯をともにしなくとも、何らかの形でコミュニケーションをとることはとても大切だと思います。どこからか、「そんなことは面倒!」という言葉が聞こえてきそうですね。

はい、面倒かもしれません。でも、その面倒なことをあえてされてみてほしいのです。面倒なこととしてコミュニケーションを省いていくと、相手がいない人生に慣れてきてしまいます。

それは避けたいところです……。

●夫婦の会話が与える影響

さらに心理学者アドラーは、“共感すること”の大切さをわれわれに気付かせてくれています。

夫婦の会話は一日で何か効果をもたらすものではありませんが、毎日のちょっとしたコミュニケーションの積み重ねは、お子さんの成長にもご夫婦の老後の生活にも間違いなく何らかの形で心や気持ちを満たしてくれるものになる と信じたいものですね。

どうぞ、ご参考にされてみてください。

【参考文献】

・『アルフレッド・アドラー 人生に革命が起きる100の言葉』小倉広・著

●ライター/藤じゅん(カウンセラー)

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