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―あのコの恋愛事情― 抱きたくなる女でいること 編

  • 2015.12.14
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皆さんこんにちは。15万本以上の爪を施術してきたネイリストでスキンケアカウンセラーの川上あいこです。ネイルサロンは不思議な空間。手を握り合ったまま過ごす約2時間。手を握り合っているからなのか、リラックスした密室空間がそうさせるのか、秘密の内緒話しを打ち明けて下さる方がとても多い場所でもあります。

親しいのに友人関係ではない。もしかしたら来月は会わないかもしれない。そんなサロンワーク中のみんなの恋のお話を切り取ってお送り致します。※許可を頂いたものだけ掲載しています。

※個人を特定できる情報が含まれないよう職業等にフィクションも織り交ぜています。ご了承ください。

■抱きたくなる女ってなんだ

「付き合って一年でセックスレスって終わってますよね。」ノリコさん(仮名)の質問の答えに詰まった木曜日。「うーん。対抗策は色々あるだろうから、まだ“終わり”と決めつけるのももったいないかもしれません。」と答えた。

付き合って一年。一年なら、まだまだセックスを楽しめる期間内ではあるだろうに、セックスレスになってしまった原因は何なのだろう?元々、彼が淡泊?「付き合い始めは毎日してたんですけど・・・」実は特殊な性癖があるとか?「そんな感じはしないんだけどなぁ。」たまにはセクシーな下着付けてみるとか?「下着を見せるとこまで行かないんです。」女らしさがなくなった?「気を付けてはいるつもりなんですけど・・・。」ムダ毛、体臭問題とか「全身脱毛済みです!」彼が別れたいとか?「セックスレス以外はいっつも仲良しなんです。」

女って、彼に馴染めば馴染むほどセックスが良くなる感じがするのに、馴染んだ頃にはセックス頻度が減ってしまう不思議よ。筆者の周りでも、セックスレス回避の為にと、影に日向に「膣筋運動」に励む人も多い現実。これは、永遠のテーマかもしれない。そもそも「抱きたくなる女」ってなんだ?

■獲物感、そして獲物感

その昔、何人かの男性に聞いたことがある「抱きたくなる女」の条件。理屈っぽい女達とは違って、簡潔明瞭ストレートな男性たちの答えは潔かった。「エロい女!」「巨乳!」「愛してる女!」etc・・・なんとわかりやすい「獲物」感。まるでエロ小説から飛び出たようなエロい女とか、グラビア真っ青巨乳ちゃんとか、愛しくてたまらない女とか、男性達が「追っている」「狙っている」感ありありの雰囲気を含んだ言葉が並ぶ。同じことを女性に聞いたって「エロい男!」「巨〇!」とは返ってこないだろうな。

男性は、一緒にいることに慣れて愛に余裕が生まれた時、獲物感と一緒に性欲も減退するのだろうか?何十年も連れ添った奥様じゃ、湧き上がる性欲は溢れないのだろうか?「愛してるからいっぱい抱かれたい」と思う女性との差の開き具合いといったら。

そう考えると「気持ちよくて離れられない状態にすればいいんだよ」と、日夜膣トレに励む友人達が正解のような気もしてくる。

■おわりに

セックスレスって難しい。相手が別れたがっている場合を除いて、愛はあるのにセックスレスの場合、お互い眉間にシワを寄せて顔付きあわせて話し合ったからといって解決するもんでもない。そんな中、抱かないことが当たり前になってしまった空気を変えることに成功した知人が三人いる。

一人は一度別れたカップル。離れたことでお互いの大切さに気付いてモトサヤになったのだけれど、モトサヤになった時に「セックスレスが嫌だった」としっかり話し合ったそうだ。

もう一人はエロさを隠すことを止めたタイプ。「こういうセックスがしたいんだけど」と破局覚悟でぶつけたら彼が面白がってくれて、セックスレスの問題は一気に解決。

そして最後は「女として見れない」と旦那に言われた奥様。そうは言っても、人間の三大欲求「性欲」なわけで「じゃー外注しちゃお」と遊び始めた結果、何を感づいたのか急に惜しくなったのかセックスレスが解消したパターン。

全員に当てはまるわけではないし「セックスレスなんてありません!」という男性もいるはずなので、絶対の解決策ではないのだけれど、結局のところ「どうしてセックスをしないのか」と顔付きあわせて話し合うより、もう一度彼に「狙われる」女になる方法を色々模索してみるっていうのはどうだろうか?とノリコさんと作戦を立ててみた。

「しばらく会うの止めてみようかな?確かに最近、一緒にいすぎて新鮮さはなかったし。習い事でも初めてみようかな。」女は一度切り替えると早い。「久しぶりに会ってもセックスなしだったら、別れも覚悟しつつ話し合うってことにして、しばらく会うの止めてみます。」

食欲も睡眠欲も性欲も、他人と体内時計を合わせてタイミング掴みつつ生きていくのって一筋縄じゃいかないな、と改めて思った木曜日でした。(川上あいこ/ライター)

(ハウコレ編集部)

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