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【もっと早く生理の異常を話していたら…】足から力が抜けるほどの脱力感…⇒健康診断で発覚した“疾患”とは?

  • 2023.6.7
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生理の経血量は、「多いのかな」と思っても人とは比べにくいもの。 つい「こんなものだろう」と放置してしまう方も多いでしょう。 そこで今回のMOREDOORでは、「婦人科疾患に気づいたきっかけエピソード」をご紹介します。

新見正則医院院長。 1985年慶應義塾大学医学部卒業。98年移植免疫学にて英国オックスフォード大学医学博士取得(Doctor of Philosophy)。 2002年より帝京大学医学部博士課程指導教授(外科学、移植免疫学、東洋医学)。2013年イグノーベル医学賞受賞(脳と免疫)。 20代は外科医、30代は免疫学者、40代は漢方医として研鑽を積む。 現在は、世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬フアイアの啓蒙普及のために自由診療のクリニックでがん、難病・難症の治療を行っている。最新刊『フローチャート整形外科漢方薬』はAmazonで三冠(臨床外科、整形外科、東洋医学)に輝きました。 新見正則の生き方論は以下の最新刊も参考にしてください。 「しあわせの見つけ方 予測不能な時代を生きる愛しき娘に贈る書簡32通」

Oさんの場合……

元々生理が重く、30代になるとさらに経血量が増え、足から力が抜けるほどの脱力感を覚えていました。 「人間、30歳を越えるとこんなにガタが来るのか」と思っていましたが、年に一度の健康診断で子宮筋腫が発覚しました。 元々経血量が多く、血の塊も毎回当然のようにあったので、自分が異常とは感じておらず、病院に行くこともなく発見が遅くなりました。

どんな治療を受けましたか?

健康診断を受けた病院では手術ができなかったため、大きい病院を3つ紹介していただきました。 その際、看護師の友人にどこがいいのか聞いて選択しました。 知り合いに病院関係の方がいるとおすすめの病院を教えてもらえるので、聞ける方は聞いてみるといいと思います。 治療は筋腫が大きかったため、ホルモンを抑える注射から始めて、筋腫を小さくして半年後に手術しました。 腹腔鏡手術ができるギリギリの大きさまでしか小さくならなかったようで、手術の説明を聞くたびにお腹に開ける穴の数が増えていき、最終的には4つの穴が開きました。 術後は尿道カテーテル(尿を出す管)が取れるとすぐ退院となり、あとは経過観察でした。

世の女性陣へ伝えたいことは?

治療を受け、出血や生理痛などが和らぎ、前よりも楽になりました。 婦人科の診察が恥ずかしい、怖いと感じるのならば、まず女性同士で生理について話してみるのもいいかもしれません。 私は術後、友人や同僚と生理のことを話し、改めて自分の生理が異常だったと気づきました。 もっと早く自分の生理の異常に気づいていたら、治療費はもっと安くなっていたはずです。 ※毎月の生理が「いつもと違う」「量が多い」と感じたり、「健診や他の病院で貧血がある」と言われたら、なるべく早めに婦人科に行くことをおすすめします。かかりつけの婦人科医をもつのもよいので、検討してみてください。

定期的な健康診断を……

生理が重く経血量が多かったのは、子宮筋腫が原因だったというOさん。 Oさんは自分の経血量が異常なことに気がつかず、健康診断で子宮筋腫が見つかりました。 皆さんも、自覚症状がなくても定期的な健康診断を心がけてみてくださいね。 今回は「婦人科系疾患に気づいたきっかけの話」をお届けしました。 ※監修医:新見正則医院院長、新見正則 ※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。 必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 (MOREDOOR編集部)

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