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知ってる?芸妓に学ぶいい女エッセンス

  • 2015.12.13
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京都が好きな私は、よく京都に訪れます。そんな京都の風物詩といえば芸妓さん。一見華やかな彼女たちには、とても素晴らしい文化が詰まっています。今回は、そんな芸妓さんから「いい女」について考えてみます。

■1.芸事は一生

芸妓や舞妓というと、とても華々しいイメージですよね。華やかな宴会に、楽しい踊り、美しい着物。多くの女性が、一度は憧れたことがあるかもしれません。

しかし、私たちがみている芸妓さんは、ほんの一部。芸妓である以上、彼女たちは一生芸を磨き続けるといいます。三味線やお花 、お茶や舞踊。これらの芸を、芸妓である期間はずっと学び続けるのだそうです。

彼女たちの凛とした美しさの秘密は、毎日厳しい先輩に付き、自分を磨いているところにあるのかもしれません。自分が仕事にしていくものを、一生学び続ける。そんな芯の強さを持てたら、きっと強く美しい女性になることができるでしょう。

■2.食事は特別な人とだけ

芸者の世界のことを花柳界といいますが、このお座敷で芸をする花柳界の世界では、お座敷でのお食事が禁止されているそうです。お座敷では、芸はするけれども、お食事はしない、のです。その理由として、お食事は特別な人とだけするものだという考え方があります。

とても素敵な考え方だと思いませんか?毎日するお食事ですが、意外と疎かにしがち。食事は特別な人とだけするものだという考え方があれば、一緒に食事をする人、そしてその時間を大切にすることができますね。

そんないい女な時間の使い方ができれば、大切な人をさらに大切にすることができ、より充実した毎日を過ごすことができるはず。

■3.自分の人生の方向性を決める

わたしの知り合いの芸妓さんは、中学卒業後、そのまま修行に入ったそうです。芸妓になるために、自分で調べ、自分で履歴書を出し、京都に出向いたそうです。つまり、彼女たちは誰よりも先に自分の人生を決めた女の子だったのです。

そして、約5年の修行の後、舞妓さんになることができます。もちろん、途中で挫折する人もいるのですが、私たちがみる芸妓さんや舞妓さんは、そんな人生を歩んでいる女性なのです。自分の人生の道を決めて、それを一生磨いていくと、彼女たちのように心に決めることができれば、どんなに苦しいことも乗り越え、素晴らしい心をもった女性になることができるはずです。

■4.芸は売っても身は売らない

一流の芸妓は「芸は売っても身は売らない」という考え方を持っています。どんな場合でも、すぐに身体を許してしまう女性は、思考回路がすぐそちらいいってしまう癖がついてしまいます。

一見、信頼関係を築くための近道のように見えますが、実際に自分の力がないと相手といい関係を保つのは難しいでしょう。身を売らないで贔屓にしてもらうということは、相手との信頼を構築する人間力が必要不可欠となります。最初は上手くいかなくても、こつこつと信頼関係の作り方を学んでいく方が、後に一流な女性になれるのだと思います。

■おわりに

芸妓という、少しミステリアスな彼女たちのしきたりを知ることで、あなたの中にも新しい「いい女像」が生まれたかもしれません。日本人らしい女性らしさを武器に出来ると、時代を越えたいい女になることができそうです。(いい女bot/ライター)

(ハウコレ編集部)(前田希美/モデル)(柳内良仁/カメラマン)

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