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夏の保湿Q&A。友利 新先生が回答! ベタつく季節も「締め」の乳液やクリームは必要

  • 2023.5.31
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蒸し暑い季節になると、化粧水や美容液で終わりたくなるけれど、夏も乳液やクリームによる「締め」は必要だと言う友利 新先生。夏の保湿について詳しく聞きました!

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出典元:MAQUIA ONLINE

ベタつくからって「しない」はNG 夏のスキンケア、〖締め〗はどうする問題

夏の保湿Q&A。友利 新先生が回答! ベタつく季節も「締め」の乳液やクリームは必要_2
出典元:MAQUIA ONLINE

皮膚科・内科医。確かな皮膚の知識と治療経験にもとづく美容指南が、各メディアで好評。スキンケアコスメの成分やテクノロジーにも精通。

「締め」とは単なるフタではない! 肌表面に擬似角層を作ること

「締め」とは単に油分でフタをすることではなく、肌表面の角層とそっくりのバリア、「擬似角層」を作るのが目的。夏は紫外線や屋内外の気温差、湿度差などで角層のバリア機能が乱れがち。「締め」=「擬似角層」があれば水分を留め、キメの整った肌をキープでき、シミ、シワ、たるみなどの「夏老け」を防げます。

「締め」は水と油のバランス膜。 夏の皮脂過多期こそ必要

皮脂や汗でベタつくと「締め」を避けたくなりますが、夏の肌の内側は砂漠状態。乾燥から守ろうと皮脂が過剰に出る悪循環に。乳液やクリームの「締め」は、水分と脂質がミルフィーユ状の角層と同じく、水分と油分のバランス膜を作ること。夏のインナー乾燥をケアし、過剰な皮脂分泌も抑えることもできるのです。

「締め」のアイテム選びは 皮脂の出方や肌悩みに合わせて

皮脂の出方は人それぞれ。皮脂多めなら乳液や軽めのクリーム、少なめならしっとり乳液やクリームと、自分に合った「締め」を。夏の「締め」初心者は、軽めから試してみて。肌悩みも解決する「締め」なら、モチベがアップ。屋内で長時間過ごす日はこっくりめ、屋外が長い日は軽めと使い分れば、より肌は快適に。

これってもしかして 「締め」がちゃんとできてないからかも?

☑皮脂の分泌過多で化粧が崩れる
「締め」不足のせいで、肌がインナー乾燥状態に。SOS状態の肌をフォローしようと皮脂分泌が増え、メイクが崩れてしまう。

☑クーラーで顔がカピカピ
「締め」ケアさえしっかりできていれば、送風口の下にでもいない限り、クーラーの利いた室内でもカピカピにはなりません。

☑紫外線で肌がピリピリ
ピリピリするのは、紫外線で炎症が起こり、肌のバリア機能が乱れたから。「締め」不足で肌が外的環境に無防備になっているせい。

もっと詳しく知りたい夏の保湿Q&A
Q 脂性肌でも顔全体にクリームを塗って締めたほうがいい?

A 脂性肌の人は、乳液など軽めの「締め」を選び、頬など乾燥しやすいところを中心に。皮脂が多いTゾーンはうっすら塗るのが正解。

Q 乳液もクリームも使ったほうがいい?

A かなりの乾燥肌の人や、乳液でスタートするアイテムの場合は両方使ってもいいけれど、夏はどちらかで十分なケースがほとんど。

Q 日焼け止めを塗るのは締めたうちに入らない?

A 保湿力の高いUVは増えたけれど「締め」に十分かどうかはアイテム次第。UVの保湿力に合わせ「締め」の重さを調節するのが正解。

Q シートマスクだけじゃダメ?

A 通常のシートマスクでは油分が足りず「締め」にはならず。乳液シートマスクならOKですがマスク後、袋に残った乳液を足してあげて。

Q オールインワンは締めることになる?

A 油分と水分をバランスよく含んでいるので◎。さっぱりめからリッチなものまであるので、自分の皮脂の出具合にぴったりなものを。

Q 乳液やクリームをつけるとプツプツが…どうすればいい?

A 「締め」の中でも水分多め乳液やジェルクリーム、ノンコメドジェニックのニキビができにくい処方のものをチョイスして。

MAQUIA7月号
取材・文/小田ユイコ 構成/奈良彩花(MAQUIA)

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