1. トップ
  2. 恋愛
  3. ミルクで何が悪い! 他人から「母乳育児?」と聞かれた時の対処例3つ

ミルクで何が悪い! 他人から「母乳育児?」と聞かれた時の対処例3つ

  • 2015.12.11
  • 593 views

【ママからのご相談】

3か月になったばかりの息子がいます。最近は外気浴も兼ねて、よく近所の公園に行くのですが、先日知らないおばさんからいきなり「母乳育児よね?」と聞かれ、びっくりしました。実は、 わたしは母乳の出がもともと悪く、さらに息子もうまく吸えないことが多かったので、生後2か月ころから完全ミルク育児に移行しました。

公園で声をかけられたときは、とっさに「母乳です」と答えてしまいましたが、その後急に周りの目にプレッシャーを感じ、息子に対して母乳で育ててあげられない罪悪感が湧いてきました。もう誰にも会いたくないですし、自分に自信がなくなってしまいました。

●A. 完全ミルク育児でも赤ちゃんは十分に育ちます!

ご相談ありがとうございます。ママライターのなかやまあぽろです。

10か月になるわたしの娘も、同じく生後2か月から完全ミルク育児です。いろいろな事情やタイミングが重なって、母乳育児からミルク育児に移行したのですが、出産後の何か月間はやはり年配の方に会うたびに「母乳育児?」とストレートに聞かれて胸が痛かったです。でも、娘は1歳目前。発育上には何の問題もなく、すくすくと元気に成長してくれています。

結論から言いますと、ママがプレッシャーや罪悪感を感じる必要はありません。病気や家庭の事情など、他者からは見えないいろんな背景で完全ミルク育児をしているママはたくさんいます。

今回は完全ミルク育児をしているママさんたちに、もしこのような場面に遭遇した場合の対応アイデアを聞いてみました。

●まずは自分自身がミルク育児のメリットを正しく知る!

『周りが母乳だどうだと騒ごうと、出ないものは出ない。粉ミルクのメリットを自分がしっかり勉強しておけば、周りの声も気になりません』(20代・9か月の女の子のママ)

『わたしは里帰りしていたので、外出時はほとんど母親と行動していました。まずは自分の母親と一緒に粉ミルクで育てる利点を知り、母親を味方につけていました』(20代・10か月の女の子のママ)

現在の育児用粉ミルクは研究開発が進められ、ひと昔前の粉ミルクよりも母乳の栄養分に近く改良されているので、栄養面は神経質になるほど心配になる必要はありません。そして、ミルク育児には以下のようなメリットがあります。

(1)ママ以外の人でも授乳ができる

(2)外出時に比較的場所を選ばず、人目を気にすることなく授乳ができる

(3)赤ちゃんが飲んだ量が正確に分かる

上記のどれも母乳育児だと難しいですね。特に(1)は、ミルクでの授乳によってパパが父性に目覚めた! というママの喜びの声も多く聞きます。

ミルク育児ではデメリットばかり目が行ってしまいがちですが、メリットも正しく知ることで、精神的に楽になることができます。

●他人から「母乳育児?」と聞かれたときの対処例3つ

ミルク育児のメリットをおさらいしたところで、次は完全ミルク育児のママさんたちに実際成功した対応アイデアを教えてもらいましょう。

●(a)「よく飲んでくれますよ」と答える

『母乳かミルクかは触れず、赤ちゃんが健康であることをアピールします。ほとんどの場合は、そこで会話は終了します』(20代・1歳の女の子のママ)

今回ママさんたちに対応を教えてもらったところ、聞き手はほとんどが年配の女性だそう。赤ちゃんをみるとスイッチが入り、話しかけたくなるのでしょうね。そしてついつい言葉に出てしまうのが、母乳かどうかの育児スタイルの話題。ママが赤ちゃんについてなにか答えると、ほとんどの方は満足していくようです。

●(b)笑顔でやりすごす

『バスや電車などの公共機関で、突然知らない人に母乳かどうか聞かれたときはさすがに気まずかったので、無理に答えず子どもの手を握って「ほら、こんにちはして」など相手の注意を子どもに振って笑顔でやりすごした』(30代・1歳の男の子のママ)

育児スタイルは、ママにとっては非常にプライバシーな問題。そんな問題を大勢の人の前で堂々と聞かれるのは気まずいですね。そんなときは無理に答える必要はないので、別の話題に切り替えるか、相手の意識をそらす返事をすると効果的です。

●(c)特に気にせず「はい」とだけ答える

『ご近所さんならまだしも、ちょっと離れた街や電車で声をかけてきた人は、今後再会する可能性は限りなく0に近い。だからこちらも真剣に受け止めず、はいとだけ答えれば相手も満足するしこちらも楽』(30代・10か月の男の子のママ)

このような割りきった回答をすることも実は大切。ウソも方便という言葉があるように、臨機応変にうまく対応を変えることも自分の心を守る手段です。

----------

子どもを育てていくのはママ、あなたです。たとえ周りの理解が得られなくてつらい思いをしても、ママが正しい知識を持ち、自信を持って育児をすれば、子どもは立派に成長してくれます。

ほんの少しでも、ご相談者様のお力になれましたでしょうか。子育てって楽しい! と心から思える日が来ますように!

●ライター/なかやまあぽろ(ママライター)

の記事をもっとみる