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日本人には耐えられない!→キルギスで妊婦が禁止される事【キルギス子育て奮闘記(34)】

  • 2023.5.27
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<日本人には耐えられない!→キルギスで妊婦が禁止される事>キルギス子育て奮闘記[#34]

みなさまこんにちは。

以前、キルギスでは妊娠中の体重管理は厳しくないとお話ししましたが、妊娠・授乳中に食べていいもの悪いものについては意外と厳しい物(迷信)がありました。

まず、妊娠、授乳中に食べるなと言われたものが「赤いもの」。
「え?」と思うかもしれませんが、ざっくりと「赤いもの」なのです。

いちご・ラズベリー・トマトなど、とにかく赤いものは赤ちゃんがアレルギーになるから食べてはいけないという謎の言い伝えがありました。

そして最も辛かったのは「砂糖を食べてはいけない」という言い伝えです。

バレエが趣味の私は普段甘いものをあまり食べないようにしているのですが、妊娠中は人生のボーナスタイムとばかりに体型を気にせず食べられるはずでした。

普段とは趣向も変わって「甘いものが無性に食べたい!」という気分なのに甘いものがダメだなんて…。
そして、これは産後もっと厳しくなるのです。

日本の子育てサイトを見ると「乳児湿疹」という言葉を度々目にしますよね。
でも、こちらではそういった自然発生する症状はない(!)とされていて、湿疹の原因は赤いもの、砂糖、そしてみかんなどの柑橘類を食べた「ママのせい」になってしまうのです!

湿疹がでると「甘いもの食べたでしょ!」「赤いものとかみかん食べなかった?」と私が問いただされる事態に…。

さらにキルギス人に嫁いだ友人によると、産後は生野菜とフルーツも禁止されたのだとか。とにかく脂肪分たっぷりの乳製品と肉を食べるように言われるそうです。

幸い私のところはロシア人家庭だったのでそのような決まりはありませんでしたが、赤いものと柑橘類、砂糖は控えねば叱られるといった感じでした。

一度、机に置いてあったおいしそうなみかんを我慢できずにこっそり授乳中に食べてしまったのですが、我慢していた分本当に美味しかったですね。

その時は、食べたみかんの皮を見つからないようにゴミ箱の奥底に紙にくるめて捨てたりと、なんだか小学生の隠し食いみたいな気分を味わったものです。

さて、次回はなぜか妊婦を受け入れないキルギスの病院の謎についてご紹介します。

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