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ウェルビーイングな職場のHAPPYコミュニケーションの4つの秘訣

  • 2023.5.23
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出典:シティリビングWeb

令和5年5月8日から新型コロナウィルス感染症の位置づけが、2類相当から5類感染症に移行されたことは周知のとおりです。読者の皆様は、本格的にアフターコロナの時代を先駆けて働いていらっしゃることでしょう。

古今東西、病は気からと言いますが、気合いという精神論や根性論では如何ともしがたい世界的パンデミックの最中に、現代社会で生きて働く私たちはある種の虚しさ、脆弱さ、儚さなど、多大なる不安を感じた人も多かったようです。亡くなられた方のご冥福をお祈りしつつも、重症化された方、様々に後遺症に苦しむ方、感染予防や治療のために限りない労力を注いでくださった医療従事者を始めとするあらゆる働く大人の皆さん、業界業種業態は異なれど、ありとあらゆる「想定外の事態」に向きあってくださった全ての人にありがとう、お疲れさまでしたと伝えたいです。

働くことは生きること。HAPPYな「生き方・働き方」を推奨しているキャリアカウンセラーの立場で言えば、どんな職業に就いていたとしても、皆が笑顔でいきいきとしている状態がWell-beingな状態である「職場」です。Well-being(ウェルビーイング)という言葉をこちらの記事で2月に紹介しましたが、「持続的で内面に深く根差した幸福」の実現は簡単ではありません。

4つの職場でのHAPPYコミュニケーションの秘訣

職場での“HAPPYコミュニケーションの秘訣”を改めて紹介しますね。

1.ありがとうの気持ちを具体的に名前を添えて伝えましょう

2.あるがままの自分のココロを大切に自然体で過ごしましょう

3.何とかなるさと、楽観的に考えて働きましょう

4.挑戦する意思、やろうとする前向きさを忘れずにいてください

以上の4つの観点は、「幸福学」という学問領域を通しても証明されている、人が幸せになるために必要な4つの因子です。筆者の経験も踏まえて、多少表現を変えてはいますが、その場限りの幸せや自分だけの個人的幸せではなく、持続的でより多くの人の幸せに繋がっていくWell-beingの実現にとって大切な考え方です。

SGDs(=持続可能な開発目標)は、2015年9月25日に国連総会で採択された、17の国際目標ですが、大きな目標だとしても必ず実現されてほしいと願ってきました。貧困問題もジェンダー問題も、パートナーシップの問題もその他の問題も、一つ一つ取り上げればきりのない深い問題です。パンデミックによって明らかになった世界的矛盾も一人の力ではどうすることもできませんでした。

だとしても、生きて、働いて、暮らしを営んでいる私たち一人ひとりには、可能性の芽が残されています。リモートワークが定着した職場もあれば、コロナの前後に関係なく結束を固めて出社を前提とした職場もあれば、大きく変化の渦に飲み込まれた職場もありました。筆者自身も被災、罹患の立場におかれましたが、見えない「何か」に立ち向かおうとする姿勢を保ち続けられたのは、家族をはじめ、多くの仲間や友人、周りの人たちから勇気づけられたからでした。

人は、一人では生きていけません。パンデミックの期間に、改めて、命の大切さに立ち返り、気持ちを新たに、人生の意味を問うてみたくもなりました。でも、問い続ける必要は無いのですよ。筆者は問い続けて病み、それでも答えは簡単には見つかりませんでした。ただ、一つ確信したことは、この記事を読んでくださった人が前向きに自分らしい「生」を生きてくださいますようにお手伝いができたら幸いです。

恩返しというよりは、恩送りのコミュニティを運営してきた非営利団体の代表としての小さな夢です。

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