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相手を憎んでもムダ? 「幼稚園でイジメを受けたわが子」への接し方

  • 2015.12.8
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【ママからのご相談】

娘が春から幼稚園に通っているのですが、やっと慣れてきたと思ったら先日泣きながら帰ってきました。気になった私は、娘に泣いている理由を聞いたのですが、「バカって言ってくる子がいて、イヤ」というのです。そのとき、どう励ませば良いかわからず、ただ「負けるな! 頑張れ!」 としか言えませんでした。こんなとき、どのように言葉をかけてあげたら良かったのでしょうか?

●A. 悲しみに寄り添い、心の成長につなげましょう!

こんにちは、どっふぃーです。ご相談ありがとうございます。

子どもが最初に挑む社会が幼稚園や保育園、こども園ですよね。お友達ができて楽しく遊べる反面、気性の荒い子もいます。もし、わが子がそんな子にイジメられて、とっさに気の利いたことが言えなくても心配いらないのでどうかご安心を! 今回は、子育て支援センターでたくさんの子どもを見てきたTさんにお話を伺ってきました。

●まずは子どもの気持ちに共感し、寄り添おう

『子どもが傷ついて帰ってきたとき、カッとなってしまい加害者側をとことん悪く言うお母さんが結構います。でも、人を攻撃するよりもまずはお子さんの気持ちに寄り添ってあげてください。「ツラかったね、悲しかったね……」と共感することが重要です』

大人とはいえ親ですから、わが子の一大事には感情的になってしまうこともありますよね。でも、そこを耐えて、まずは心に傷を負ったわが子の心情に寄り添ってあげましょう。

●一緒に悩むことも大事

そんな悲しいことがあったら、もう幼稚園に行きたくなくなってしまうかも……と心配なママもいることと思います。「バカ」と言ってきた子に対してどうするか……それをお子さんと一緒に考えるのが一番だとTさんはお話ししてくれました。

『加害児童を変えることができるのは、その親のしつけにかかっているといえます。かと言って、いきなり相手の親に文句を言うわけにもいきませんよね。明日から、どうしようか……と、お子さんと一緒に対処法を考えるのが一番いいんですよ。明日もう一度幼稚園で「バカ」とまた言われたら、担任の先生に相談しよう……とか、子どもと一緒に作戦を立てるんです。そうすることで“困ったことは大人が解決してくれる”という勘違いをさせず、目先の対処法があることで子どもは安心することができます』

●人のふり見てわがふり直せ! 心豊かに育てましょう

『他人を変えることはできませんから、ツラい経験をした人こそ「わたしはそんな子にならないぞ」という考えを根付かせることが大事。悲しみに暮れるのでも、相手を憎んだり責めたり恨むのではなく、「自分は人を傷つけない子になるぞ!」という意識付けができれば大丈夫です。心が豊かな子に育つよう、お母さんも加害者を責めたりはせず、良くない行為や言動について一緒に考える時間を設けると良いでしょう』

されてイヤだったことは、自分は絶対にしないでおこう! そういう心の豊かな子どもに育って欲しいですよね。

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いかがでしたか? 傷を癒やす魔法の言葉よりも、気持ちに寄り添って一緒に考えることがなによりも大事ということがわかりました。優しい心が育つよう、ツラい経験も親子一緒に乗り越えていってくださいね。

●ライター/どっふぃー(船舶料理士)

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