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アリスがゆく!最旬スポット!? 鳥取でアクティビティづくしの旅。

  • 2015.12.7
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アリスがゆく!最旬スポット!? 鳥取でアクティビティづくしの旅。

【アリスがゆく!】Vol.12 文・斉藤アリス

こんにちは! 旅が大好きなモデルの斉藤アリスです。「アリスがゆく!」第6回目の目的地は「鳥取県」。

「スタバはないけどスナバはある」などのおもしろ発言を連発する平井知事がいま何かと話題の鳥取県。いまでは念願のスタバもできて、あらゆる方面で観光に力を注いできた鳥取県は、かつての人気観光地ランキング47位から38位にまで急上昇! いま一番、お・も・て・な・しな県なんです。その人気の秘密を、私、斉藤アリスがリサーチしてきました。

前編では、鳥取県でいまやっておくべき、見ておくべきレジャーをご紹介します。

犯人はこの中にいる!?

羽田空港から飛行機で1時間20分。あっという間に鳥取空港へ到着。

ようこそ、鳥取県へ。 空港に着いてさっそく目に入るのは、アニメのイラストやオブジェの数々。

実は今年の3月、同空港は知事のアイディアで『鳥取空港』から大胆にも『鳥取砂丘コナン空港』に改名しちゃいました。それもそのはず、鳥取県は漫画『名探偵コナン』の作者である青山剛昌氏の出身地なんです。それに合わせて空港の内装もコナン仕様にチェンジ。現在、空港内がコナンファンにはたまらない空間になっているんです。

さらに到着ゲートを出ると……?

左から、斉藤アリス、尾谷萌さん(No.063)、御堂もにかさん(No.151)、五位渕のぞみさん(No.158)。 ジャ、ジャーン! 機長のコナンとキャビンアテンダントの蘭ちゃんがお出迎え♡ 扉の向こうには雄大な鳥取砂丘が広がっています。

「アリスがゆく!」に仲間ができた。

あれれ? いつもと何かが違う?

みなさん、お気づきでしょうか? いつもは一人でせっせと巡っている「アリスがゆく!」に今回はなんと仲間が一緒なんです。アンアン総研メンバーから、旅好きの3人が参加してくれることとなりました。今回は私がカメラマンを務めながら3人をナビゲートしちゃいます。

さてさて、コナン好きの尾谷さんを先頭にして私たちは空港内を探検してみることに……。すると?

床に描かれた絵が立体的に見える!? なんと2階の国際線出発ゲート付近にコナンのモザイクアートを発見! しかもかなりのスケール。床一面に描かれているのは、鳥取砂丘でラクダに乗ったコナンと蘭ちゃん。まるで自分たちもコナンの世界に飛び込んだようなクオリティーの高さに到着していきなりテンションUP!

幸先の良いスタートにご機嫌な4人が向かったのは?

スリル満点、砂のスポーツ!

鳥取といえば、やっぱりこれ。年間130万人以上の人が訪れるという鳥取が誇る観光スポット『鳥取砂丘』。

いまも少しずつ広がっている鳥取砂丘。 東西16km、南北2.4kmに渡り雄大な起伏が続く日本最大級の海岸砂丘です。何万年にもわたり海と風がつくりあげた巨大な砂の丘は、国の天然記念物に指定されています。

途中で発見した砂のオブジェの前で景気づけに記念撮影! 行動派のアンアン総研メンバー、もちろんただ砂丘を見るだけでは満足しません。その広大な砂丘を生かしたサンドアクティビティがあると聞いて、さっそく挑戦してみることに。砂丘の入り口の『鳥取砂丘らくだや』で板とヘルメットをレンタルした私たちは、気合い十分で砂丘へと向かいました。(※インストラクターの指定した場所にて行って下さい。)

メンバーのボード経験値は?

まずはイメージトレーニング。 なんと尾谷さん以外の全員がボード経験ゼロ。初めてのライドに、立つのもやっとの3人。見かねた尾谷さん、まずは3人に滑りのコツを教えることに。スポーツ万能の尾谷さんはウェイクボード10年、スノーボード歴25年というキャリアの持ち主。

尾谷さん「ポイントは重心を下げて内股にすること。身体は進行方向と垂直にし後ろの腕でバランスをとってみて」

写真では分かりづらいですが、実際に砂丘に立つとその斜面の急降下っぷりは半端ない! 斜面を見慣れていない3人はなかなかスタートを切ることができず……。

へっぴり腰の3人をよそに滑走スタート。 そんななか先陣を切ったのは、やはり尾谷さん。最初は恐る恐るの滑り出しでも、コツを掴むと一気に急降下。

海岸まで一直線。 一瞬で小さくなっていった尾谷さん。乾いたサラサラの砂の滑りの良さは抜群!

尾谷さん 「気持ちいいー!! 目の前に海が広がっていて、どこまでも滑って行きたくなる爽快感! ウェアに着替えたりせず、そのまま滑れるのも楽ちん!」

その後、メンバーもおのおの滑走に挑戦。ビビリながらも小さな斜面でサンドボードを体験しました。

砂の世界へようこそ!

砂丘を後にした一行が向かったのは、『砂の美術館』。こちらでは毎年異なる国をテーマにしたさまざまなサンドアートが展示されています。

ジグマリンゲン城と中世の城壁。 今年のテーマは「ドイツ」。ドイツの歴史や有名なお城、童話、著名人や名産品まで、ドイツのあらゆる魅力をモチーフにした作品がズラーッと会場内を取り囲んでいます。ジグマリンゲン城はお堀まで完全再現。作品にはそれぞれ案内板があり、作品の説明がされています。作品を楽しみながら、その国の歴史が学べる仕組みになっているんですね。

童話『ヘンゼルとグレーテル』をテーマにした作品。 すべての作品の制作に使用されているのは、なんと鳥取砂丘の砂だけ。接着剤や基盤などは一切使っていないというから驚き。童話をテーマにしたこの作品、魔女の表情までがリアルに再現されています。10mほどの巨大な作品には順番にヘンゼルとグレーテルやお菓子の家が描かれ、ストーリーを追いながら楽しめるようになっています。砂で描かれた木々や人物はほぼ実寸大だから、自分が物語の世界へ飛び込んだような気分に。

ボールを蹴るポーズをする尾谷さん。ドイツのスポーツといえばサッカー。 フットサル部の部長・尾谷さんはサッカー選手のサンドアートに興奮。ドイツのチームには香川真司選手をはじめとする多くの日本人選手が現在も所属しています。砂のアートにはこのように、日本とドイツの友好関係も学べるように工夫されています。

五位渕さん「砂だけっていうのがいまだに信じられない。制作期間がわずか2〜3週間なのにも驚いたけど、このアートを作りに毎年世界中からアーティストが鳥取砂丘に集結しているところが素敵! 来年の展示がもう気になります!」

来年はどこの国がテーマになるのか、今から楽しみですね。

1000円で出来ちゃう!ランプシェード作り

鳥取砂丘でアートを堪能したメンバー。今度は自分たちでもアートを体験すべく、昔ながらの伝統的な紙すき製法を伝える『あおや和紙工房』へやってきました。

緑に囲まれた自然豊かな立地。 全国でも有数の和紙の名産地である鳥取県。ここでは伝統的な紙すきを体験できるほか、和紙を使ったアート作品や和紙の歴史などを学べる展示室、工房オリジナルの和紙製品なども販売しています。

和紙づくりの基本的な説明を受けたあと、メンバーは体験工房へと移動。

教えてくれるのは職員の遠藤浩明さん。 最初にお手本を見ながら作業工程を確認します。名人の手さばきを見ながらイメージトレーニングに励むメンバーたち。紙すきには「流し漉き」「溜め漉き」などいくつか方法がありますが、この日メンバーがチャレンジしたのは難易度が低めの「溜め漉き」。中国より伝えられた、日本でもっとも古い製紙方法です。

アリスが挑戦! いよいよ体験スタート。

まずは紙の原料を漉枠と呼ばれる木枠にすくって紙を漉します。実際に持ってみると予想以上の重量感。できあがったときに紙が均等の厚さになるように、漉枠を小さく揺すりながら漉すのがポイント。

4人とも真剣そのもの。 紙がすくえたら次はいよいよ絵付け。色とりどりの和紙や色付きの原料を使って、模様を描きます。色紙をちぎったり重ねたり、上から色水を落としたりと、表現の方法が無限大に楽しめる紙すきアートなんです。メンバー全員が作業に没頭。無言で作業すること20分。

漉枠から和紙をそっとはずす五位渕さん。 絵が完成したら、今度はそれを脱水します。脱水機の上に漉枠を乗せて機械のスイッチをON。ものの3秒で木枠の中の水分が抜かれ和紙に変身! これにはメンバーも歓声をあげて大喜び。脱水したあとは紙が破れないようにゆっくり漉枠から和紙を外します。

ローラーをかけるのは御堂さん。 できたばかりの和紙は熱い鉄板へ張りつけローラーで仕上げ。表面に残った毛羽立ちや凹凸を滑らかにします。脱水する前は鮮やかに出ていた色も、水分が抜けたことで薄くなります。色付けのときは思っている色よりも2段階くらい濃い色をイメージすると上手に色がでますよ。

完成ー!! こちらが完成品。最後に一枚の紙を真ん中で割いたので出来た作品は2枚。同じ作業行程でもメンバーそれぞれまったく違う作品になりました。

創作室へ移動して再び作業。 ここで終わりではないのです。体験工房から創作室へ移動して仕上げにかかります。できたての和紙はとても繊細。傷つけてしまわないように丁寧に作業を進めるメンバー。そしてできあがったのは?

左から、アリス、御堂さん、五位渕さん、尾谷さんの作品。 できたのは色とりどりに照らすランプシェード。7色のLEDライトが順番に和紙を照らしてくれます。体験料とライト作り合わせて1500円でこんな素敵なランプができちゃいました。

御堂さん「4つ並べて一斉にライトを付けたときは感動! 何も考えずに色や紙を重ねてたけど、ランプシェードにしたらその不揃いな感じとかが逆にキレイに照らされてて嬉しくなっちゃった! ベッドサイドに置いて使いたい」

米子で妖怪発見!?

そして、鳥取といえば忘れてはいけないことがもう一つ。コナンと並んで有名な『ゲゲゲの鬼太郎』の作者、故・水木しげるさんも鳥取出身なんです。20〜30代なら、子供の頃に毎週アニメで観ていた人も多いのではないでしょうか?

出迎えてくれたのは砂かけババァ。 冒頭に出てきた鳥取の『鳥取コナン空港』のように米子には『米子鬼太郎空港』が。そんな米子鬼太郎空港から車で15分の場所にある『水木しげる記念館』へ行ってきました。

それぞれのお気に入りのキャラクターと一緒に。 記念館を入ると最初に出迎えてくれたのは、キャラクターたちのパネル。たまたま猫娘コーデだった五位渕さん、めっちゃ溶け込んでいます。

米子市出身である作者の水木しげるさんは、手が命の漫画家でありながらも片腕を戦争で失ってしまいます。片腕で漫画を書き続けるその生涯は、2010年にNHK連続テレビ小説『ゲゲゲの女房』でストーリー化され話題となりましたよね。

記念館の多くの部分は写真撮影が禁止のため、記事の中で多くを見せることができないのが残念。多くの資料と共に語られるのは、謎の多い『ゲゲゲの鬼太郎』のキャラクターの秘密や、妖怪とともに歩んできた水木しげるさんの生涯。作品制作への情熱に胸が熱くなります。

尾谷さん「鬼太郎がまた観たくなっちゃった! それと、水木氏が祖母について描いた『のんのんばあとオレ』には涙腺が緩みまくりでした」

妖怪の悪さに困っているので鬼太郎宛に一筆? 美術館の最後には、アニメに登場する霊界ポストが。霊界ポストといえば、いろんな事件の知らせを鬼太郎のもとに届けてくれるもの。ここに手紙を投函すれば、鬼太郎のもとだけではなく家族や友達のところにも届けてくれるのでご安心を。売店で売られている鬼太郎のポストカードもかわいすぎます。

鬼太郎ロード 『水木しげる記念館』の前すぐ前にある商店街、鬼太郎ロード。鬼太郎グッズを販売するお店でひしめき合っています。しかも、それぞれのお店が一つのキャラクターの専門店になっていて、そのキャラクターの商品だけを取り扱っているというユニークなスタイル。

目玉の親父推し、尾谷さんと五位渕さん。 自分のお気に入りのキャラクターのお店で、レアなアイテム探しが楽しすぎる商店街。空港へ行く前に立ち寄って、米子のお土産を買うのにぴったりの場所です。

ということで「鳥取の旅-前編-」は以上。アクティビティーにアートに盛りだくさんで楽しんだ鳥取の旅でした。

次回の「鳥取の旅-後半-」では、いよいよ海の幸にスイーツにB級グルメ! 鳥取グルメを堪能します。お楽しみに♡

まだまだアリスの旅はつづく・・・

いっぱい笑ってお腹すいちゃった!

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