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昭和レトロな雰囲気が残るリノベーションカフェで、信州りんごのスイーツを♪

  • 2015.12.7
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長野市の目抜通りを一本入った“新小路”には、モダンにリノベーションした建物が並びます。そのひとつの一階にあるのが「SHINKOJI CAFÉ(新小路カフェ)」。元文房具卸し会社の社屋を生かした、高い天井とゆったりとした空間が魅力です。

大規模なリノベーションで注目される新小路エリア

JR長野駅からバスで約10分、「花の小路」のバス停からすぐの裏通りは”新小路“と呼ばれ、昭和20年ごろは飲食店などが軒を連ねていました。2年前にこの一帯を大改修する計画がもち上がり、当時の建物の趣きは生かしつつ全面的に改築。現在は「新小路カフェ」のほか、シェアオフィスやシェアハウス、アトリエとして利用されています。異業種のさまざまな人が集う場所となりました。

配管の見える高い天井に、開放感のある広々としたスペース

昭和40年代には、新小路の建物は文房具卸し会社の本社・倉庫・店舗に建て替えられ、「新小路カフェ」があるのはかつての本社部分。床も家具も木でまとめられた店内は、おしゃれなのにどことなく昭和なあたたかさも感じさせます。

ひとりでもグループでもくつろげるようにと、カウンター席、テーブル席、ソファ席が用意されていて、ランチの始まりとともにおひとりさまから家族連れまで続々と訪れていました。

カフェの中でひと際目を引くのは、壁二面の大きな棚。本や陶器、パステル画などが飾られています。これは、いろいろな物を見たり手に取ったりして楽しい時間を過ごしてほしいと、オーナーの寺久保さんがセレクトしました。どれも寺久保さんが気に入ったものばかりで、販売もされています。

別の壁一面に描かれているのは、長野駅から善光寺界隈の地図。明治時代と現代の街並みを融合させたのだそう。新小路エリアで活動するスケッチジャーナリスト・真子さんの作品です。

ベテラン主婦の作る洗練された家庭料理

こちらを切り盛りするのは、オーナーの寺久保さんをはじめとした3人の主婦。3人の和気あいあいとした笑顔が、お店を明るくしています。

メニューは料理上手な主婦ならではの、おしゃれな家庭料理。ランチの定食(756円)は「肉」と「魚」の2種類で、旬の食材を取り入れた週替わりです。

定食の要、ごはんは新潟県阿賀野産コシヒカリ。野菜は長野市の新小路カフェ菜園でとれた低農薬もの、味噌汁には手作り味噌を使い、体へのやさしさにこだわって素材を選んでいます。

取材時の肉定食は「国産鶏肉の野菜あんかけ」。野菜やキノコがたっぷりで栄養バランスは抜群、彩りもきれいで食欲がそそられます。お母さんらしい気配りの行き届いた、あったかい味がしました。

地元のりんごを使ったスイーツと無添加ジュースは見逃せません

これからの時期ますますおいしい長野県の名産・りんごを使ったスイーツがこちらには3種類あり、いちばん人気はなんといっても「アップルパイ」(561円)。サクサクあつあつのパイに、酸味とシナモンがほどよく効いたりんご、そして冷たくて甘いバニラは最高のハーモニーです。

また、「信州産りんごジュース」(378円)は寺久保さんの知人が作った、無添加100パーセント。甘すぎず酸っぱすぎないようさまざまな品種をブレンドしており、ほかではなかなか飲めない逸品です。

長野観光の際には、散策の途中に“新小路”をのぞいてみては?

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