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初冬のParisでの幾つかのこと

  • 2015.12.4
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こんにちは、随分寒くなって来ました

 

少し前に行っていたParis

2回に分けて更新します

 

まず向かったのはBULY

1803年創業の老舗香水ブランドを

アートディレクターと編集者のご夫婦が復活させた・・

と、イントロダクションからして

以前から気になっていたこのお店

 

クラシカルなパッケージの良さや

キャッチーなハンドクリームは

既に有名なので割愛するとして

気になったのはずらり並んだ小さな瓶

スタッフの方に尋ねると

植物の薬効を生かした美容オイルとのこと

 

人参や無花果、胡麻など

世界中から集められた上質な素材で作られています

 

天然の成分だけで作られていて

全身に使えます

 

ちょうど今は胡麻のオイルを使っていますが

ほんの一滴を顔にのばすだけで調子が良い

 

フランスは日本と比べて湿度が低いので

その乾燥した風土に合う保湿力なのだそう

 

好きそうな友人へのお土産に・・と

いくつか選んだところで

 

「贈る方のお名前は?」

1つ1つ手書きで名前を書いて頂けるとのこと

予想しないサービスは人を感動させますね

 

この日はタイミングよく

創立者の1人ヴィクトワールさん

(奥様のほう)にも会えたり

 

パリ在住のBULLYスタッフ小栗さんに

色々なお話を聞けたりと幸せなひと時でした

 

ちなみに、ヴィクトワールさんは

ジュエリーデザイナーの

マリーエレーヌ・ドゥ・タイヤックの妹であり

パリの名物SHOPコレットの初代プレスだった方

 

クラシカルなのに現代的でもある店内の雰囲気は

彼女自信が持つ魅力がそのまま反映されてるように感じました

 

BULY

6, rue Bonaparte 75006 Paris

http://www.buly1803.com

↑↑最近ギャラリーラファイエットにもお店ができたそうです★

 

BULLYがある6区のボナパルト通りを

セーヌ川に向かい抜けて行くと

DRIS VAN NOTTEN

古い街並みと相まって迫力あります

 

ドリスと言えば

もう10年以上前に背伸びして購入した

メンズのパンツを今でも好きで履いています

 

若い自分には不釣り合いなのを承知で

けれどもどうしても欲しくて

 

大切に着ますから・・と

誰にともなく呟きながら買ったそのパンツは

30歳を過ぎてようやく自分に馴染み

投資と思いながら支払った金額を超えて

現在は、もはや恩返しのようなタームに入っている

 

洋服は消費される物に違いないけれど

1つの商品がこうして長く誰かの人生に沿うならば

自分が関わっているファッションの仕事も

まんざら捨てたもんじゃないなぁ、なんて

ウインドーを眺めながら考えたのでした

 

ちなみに

お店の前の横断歩道を渡るとセーヌ川

のどかな河岸にドリス

そのコントラスト

 

これがファッションの都なのか、と

左岸にてしみじみしたParis初心者

 

初心者と言えば

運良く友人の計らいでパリコレへ

ランウェイが始まる前の高揚感は

世界共通でした

 

このわずか数分のショーの為

半年準備し、この数日は

おそらく不眠だったであろう

全ての関係者に、心から敬意

 

コレクションといえば、の

ショーの開場を待つおしゃれさん達

ただ人を眺めているだけでも

充分に刺激的な時間でした

 

次回は、食に関することや

お仕事の様子も少し・・

 

日本も寒くなってきて

ちょうどパリで過ごした頃の

気候を思い出します

 

BULYにて小栗さんが、フランスの事を

「この気まぐれで奇妙な国」

と表現していました

 

気まぐれで奇妙

 

美しい表現だなぁ、と

強く印象に残っていたのを覚え書きに

 

ではまた

日々のあれこれ

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http://instagram.com/journe__y

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プロフィ-ル

JOURNEY attaches de presse

メーカーでのインハウスのプレスを経て

2007年よりフリーで活動を開始。

2013年より屋号をJOURNEYとする。

洋服やBAG・アクセサリーなどの服飾雑貨、

うつわと生活道具・プロダクト、

個性のある小さなSHOPまで

ライフスタイル全般を行き来する

アタッシェドゥプレス。

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