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パパだって大変!? 夫婦が互いの自由時間を作る“子育て協力”の心得

  • 2015.12.3
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【ママからのご相談】

20代の専業ママです。主人に対してイライラしてしまいます。平日はせいぜいお風呂と寝かしつけ程度の育児しかやってくれません。週末は子どもと遊んでくれるのですが、「疲れているから……」と乗り気でないことがあります。そのくせ会社の飲み会には毎度出かけていきます。 周囲でもよくこんな話を聞きますが、男の人ってそんなものなのでしょうか。

●A. パパの自由な時間も認めてあげましょう。

矢山ユースケ@育休中です。

ご相談内容を拝見すると、「平日はお風呂と寝かしつけ」「週末は遊んであげる」とのことなので、パパはそれなりに子育て参加しているように思えます。パパがどの程度家事に参加しているのかは分かりかねますが、「まったく子育てに参加していない」というレベルではないようですね。

私のような育休パパからすると、働きながら子育てに参加されているパパは尊敬に値する存在なのですが、どうも世間のママさんたちからは、なかなかそのような評価を得ることは難しいようです。

●お疲れパパの日々

パパについてですが、ママから見れば、「子どものこと何もしないで!」となってしまうのも、わからないではありません。日中、仕事に出ているパパは、その間子どもと離れていています。“帰りに一杯”などしてこようものなら、「あなたには自由があるから!」と思ってしまうことでしょう。

しかし、普段のパパはそこまで自由ではありません。当たり前ですが、仕事に行っている間が自由なわけはありませんよね。せいぜいお昼休みくらいでしょうか。そのお昼ですら、同僚や上司と食べることだってあります。飲み会も、接待や職場の歓送迎会などの“断れない・断りづらい”種類の席の場合だってあります。

それらを責めて完全に絶ってしまうとなると、場合によってはパパの出世そのものに影響しないとも限りません(残念ながら、まだまだ日本企業にはそのような側面があります)。

パパだって子どものことはかわいいと思っています。ただ、毎日の仕事で当然疲れています。会社で仕事、帰宅して育児の状態で、「週末も必ず子どもと遊ぶ」と課されてしまったら、パパの疲労はたまる一方です。たまにはパパに休息の時間や、自由時間をあげてもよいのではないでしょうか。

疲れがたまったまま家事育児に参加するよりも、休みや自由時間でリラックスした状態のパパのほうが、よりよい影響をお子さんに与えることができる確率が高いと考えられます。

●ママの時間も作ってもらいましょう

「子育て期間中に、自分の時間がないなんて当たり前でしょ! 私なんか24時間フル稼働よ!」とおっしゃるママもいらっしゃることでしょう。もちろん、間違っていません。

ママだってもちろん家事と育児でお疲れのことでしょう。どちらが大変と言っているわけではありません。どちらも大変です。ストレスの種類もまるでベクトルが違うので、比べようがありません。そこで、ママの時間をパパに作ってもらいましょう。そしてその代わりに、パパの時間も認めてあげる。それが建設的な考え方ではないでしょうか。

以前、別のご相談の際にお答えしましたが、ミルクあげとうんちの始末ができれば、一定の時間、パパがひとりで子どもと過ごすことが可能です。どのくらいの時間が過ごせるのかは、これまでのパパと子どもの関係性にもよりますのでなんとも言えませんが、30分程度からスタートして、徐々に時間を延ばしていくことは可能でしょう。子どもとパパの成長によっては、1歳になるまでに半日程度のお留守番が可能になることもあります。

パパが子どもとお留守番できるようになれば、ママの自由時間も生まれます。夫婦で力を合わせて、お互いの時間を作っていきましょう。育児は誰かを追い詰めるものでも、誰かの時間を奪うものでもありませんよ!

【参考リンク】

・父親の育児参加に関する世論調査 | 一般社団法人 中央調査社(http://www.crs.or.jp/backno/No622/6222.htm)

●ライター/矢山ユースケ(IT系パパライター)

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