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早めが一番? 子どものうちに「歯科矯正」を始めるメリット6つ

  • 2015.12.2
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【ママからのご相談】

こんにちは。6歳の娘のことで相談させてください。遅ればせながら、最近ようやく乳歯(前歯)が抜け替わり始めました。うちは私も旦那も歯並びが悪く、二人とも子どものときに矯正してなおしたので、 多分娘も歯並びが悪い可能性が高いです。とはいえ、私たちが矯正したのはうん十年も前。現在の歯の矯正について、方法、費用や注意点、開始時期や病院の選び方など教えてください。

●A. 治療時期は小学生や中学生のころ、歯並びに不安がある場合は早めに矯正歯科医に相談を。

歯科衛生士の鈴木ハナコです。

歯並びを整える矯正治療。ご相談者さまのように子どものころに経験した方も多くいらっしゃると思います。多くの場合、矯正治療を始めるのは体の成長、発育が活発な小学生や中学生の時期。

今回は、この時期に歯科矯正治療を開始するメリットも合わせてご説明します。

●矯正治療を子どものころに始めるメリット6つ

矯正治療は成長発達期に行うのがよいとされ、多くの場合小、中学生のころに治療が開始されます。もちろん成人になってからも治療は可能ですが子どものころに治療を開始すると以下のようなメリットがあります。

●(1)抜歯をしなくてもすむ場合がある

歯の生え代わりを利用して治療を行える場合があるので、抜歯をしなくてもいいケースがあります。

●(2)歯が動きやすい

成長、発育にあわせて歯を動かすので、大人になってから行うよりも矯正が円滑に進むことが多いです。

●(3)しっかり通院できる

矯正治療は一朝一夕で終わるものではなく、長い治療期間を必要とします。小中学生であればその間しっかりと通院でき、治療が中途半端になってしまうといったことが少なくなります。以前私が勤務していた医院では成人されて、お仕事をされながら通院される方でお仕事の都合などで思ったように通院ができないなどの悩みを抱えていらっしゃる方がいました。

●(4)親子が協力して治療に臨める環境がある

矯正治療は決して楽な治療ではありません。現場から見ているときに感じたのは、親子が協力して治療に臨むことの重要性でした。患者さんに小学生のお子さんが多かったと言うのもありますが、多くの方が親子二人三脚で治療に臨んでいらっしゃいました。

矯正治療中は痛みに耐え、時には食事の工夫をする必要もあります。MFT(口腔筋機能療法)というお口の体操のようなものを行ったり、それらの記録をつけるなど親が手助けできると治療がスムーズに進む場合があります。

●(5)矯正器具もカラフルに!

多くの場合ブラケットと呼ばれる銀色の器具をつけて矯正を行うことが多い矯正治療ですが、近年ではそこにカラフルなゴムを付けたりブラケット自体が星やハートの形ものがありお子さん自身が矯正治療を楽しめるような工夫がされています。

治療内容によってはできない場合もありますが、お子さんが楽しみながら自分の好きな色のゴムを選ぶ様子をたびたび目にしました。

もちろん、透明で目立たない矯正の装置もあります。状況にも因りますのでどんな治療法が可能か矯正歯科医に相談してみましょう。

●(6)歯磨き上手になる

歯科衛生士学校に通っていたとき、子どものころに矯正治療をした経験がきっかけで歯科衛生士を志す友人が何人もいました。みな、とっても歯磨き上手!

長い治療期間中、矯正器具を使用しているとどうしても虫歯になりやすくなるため、矯正治療と合わせて歯磨きなどの指導もしっかり行われます。矯正治療を行うと自分の歯としっかり向き合っていく中で自然と歯磨き上手になることが多いようです。

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今回は、子どものころに矯正治療を行うメリットをご説明しました。もちろん大人になってからでも矯正治療は行えますが、子どものうちに治療してしまうメリットはたくさんあります。お子さんの矯正治療を考える際の参考になればうれしいです。

【参考リンク】

・さまざまな矯正治療の方法 | 矯正治療の基礎知識(http://www.kyousei-jiyugaoka.com/cont/kiso2.html)

●ライター/鈴木ハナコ(歯科衛生士)

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