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スマホの使い過ぎ? 「疲れ目&ドライアイ」に効く目薬の選び方

  • 2015.11.30
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【女性からのご相談】

最近、ガラケーからスマホに変えた30代の主婦です。スマホの使いやすさやアプリの面白さから、日常的にスマホばかり触っているようになり、夕方になると目がしょぼしょぼしてくるようになって悩んでいます。 スマホの使いすぎをやめたらいいのでしょうが、とりあえず疲れ目やドライアイにおすすめの目薬の選び方を教えてください。

●A. 疲れ目やドライアイには、血行促進成分、ピント調節機能調整成分、目に潤いを与える成分の3つが入っている目薬がおすすめです。

ご相談ありがとうございます。健康・美容ライターのMAKIです。

スマホは便利で使いやすいので、ついつい一日中使ってしまうという方も増えていますね。スマホやパソコンは目を酷使し、まばたき回数が少なくなってしまうため、眼精疲労・ドライアイを引き起こしやすいと言われています。根本的な改善はスマホの使用時間を減らすことです。

今回は、眼精疲労に詳しい眼科医師に伺ったお話をもとに、疲れ目やドライアイにおすすめの市販の目薬の選び方についてご紹介します。

●疲れ目&ドライアイにおすすめの目薬の選び方

●(1)血行を促進する成分

目を酷使すると、目の奥の血液循環が悪くなり、目がショボショボしたり、血行不良で目の下にクマができたりします。それを予防、改善する成分の代表が以下の2つです。

・酢酸d-α-トコフェロール(天然型ビタミンE)……末梢(まっしょう)血管の血流を良くして疲れ目を改善する

・ビタミンB12(シアノコバラミン)……目のピント調節を行っている毛様体にある毛様体筋の血流を改善し、疲れ目を改善する

●(2)目のピント機能を調整する成分

スマホやパソコンを多用する方は、同じ姿勢で同じ距離で目を酷使するため、目のピント調節機能が低下し、目がかすんだりぼやけたりすることが増えてきます。それを改善する成分の代表が以下の2つです。

・ネオスチグミンメチル硫酸塩……目のピント調節機能を調整し、目の疲れを改善する

・メチル硫酸ネオスチグミン……目のピント調節機能を調整し、目の疲れを改善する

●(3)目に潤いを与えたり、目の組織の代謝を活性化する成分

目そのものに潤いをあたえたり、目の組織の新陳代謝を促して疲れ目を改善する代表的な成分4つです。

・コンドロイチン硫酸エステルナトリウム……角膜に潤いを与えて保護する

・タウリン……傷ついた網膜を修復する働き、新陳代謝を促し疲労を回復する働き

・ビタミンA……角膜や網膜の細胞を正常に保つ

・L-アスパラギン酸カリウム……目の細胞の呼吸を活性化し、新陳代謝を促進する

●(4)その他の成分

疲れ目で充血しているとき、かゆみがあるときにおすすめの成分です。

・グリチルリチン酸ジカリウム……目の炎症を抑える

・クロルフェニラミンマレイン酸塩……目の炎症、かゆみを抑える

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いかがでしたか。今回は疲れ目やドライアイにおすすめの目薬の成分、選び方についてご紹介しました。

もちろん、こういった目薬は一時的な改善にすぎません。スマホやパソコンを同じ姿勢(同じ距離)で長時間に渡り使い続けていると、目のピント調節の機能が低下するため、視力の低下を引き起こす可能性があります。また、眼精疲労によって目のたるみやしわの原因にもなります。

なるべくスマホやパソコンを使う時間を減らすこと、目を休ませることが大切です。

【参考リンク】

・眼精疲労治療外来(がんせいひろうの話) | 野眼科クリニック(http://www.yoshino-eye-clinic.com/ganseihirou.html)

●ライター/MAKI(健康・美容ライター)

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