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夏のイライラを解消!幸せ脳になれる食べ物とは?

  • 2014.9.4
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夏は暑さでイライラして、物事を悪く考えがち。室内に入ると今度は冷房で寒くて冷えるので、またまたネガティブ思考に・・・。思考も心の持ちようもやはり身体の中から生まれるものなので、気分良く過ごせる食べ物を味方にしておきましょう。

■1.夏はネガティブになりやすい?

東邦大学の研究によると、夏は脳内物質のセロトニンが暑さで欠乏しやすく、「気分が落ち込む」「イライラする」「ネガティブ思考になる」という状態に陥りやすいそうです。 これらは全て脳内物質のセロトニンが欠乏しているために起こる症状で、セロトニンを分泌しやすい環境を作る必要がありそうですね。

■2.ポジティブ脳になれる!?「セロトニン」とは

セロトニンは脳に放出される神経伝達物質のひとつで、脳を覚醒して意欲を高めたり、平常心を保ったり、心の痛みを感じにくくする、などの働きがあります。特にデスクワークの女子はパソコンの前に座り続け、身体を動かすことなく脳はいつもフル回転している状態なので、脳がストレスを感じ、セロトニンの合成や分泌を少なくしてしまっているようです。また、通勤中もスマホでSNSやブログを見たり、更新したりと狭い世界に引き込まれ、だんだんとネガティブ思考になっていくそうです。

■3.セロトニンを分泌しやすい食べ物

仕事中に適度に動き回れたりするとベターですが、オフィスによっては難しいでしょう。そこで頼りになるのがやはり食べ物! 日中動けなくても、セロトニンの分泌が十分であれば、ネガティブ思考にはなりにくいと言われています。セロトニンの原料はアミノ酸の一種である「トリプトファン」。それを含むものを食べておきましょう。

・大豆製品 イソフラボンが脳の交感神経を和らげてくれるので、リラックス効果も望め、セロトニンが分泌されやすいとのこと。

・バナナ トリプトファンの他に、セロトニンを合成しやすくするビタミンB6も含まれる。

・牛肉、乳製品 牛肉と乳製品にもトリプトファンが多く含まれます。眠くなりやすいので、夕食に取り入れるのがおすすめ。セロトニンは眠っている間に合成されやすくなるので、セロトニン分泌に役立ちます。

■4.「よく噛む」と分泌されるハッピーホルモンとは?

体に良いものを食べることが一番ですが、たまにはNGと言われるスイーツや太りやすい炭水化物をお腹いっぱい食べたいときもあるでしょう! そんな時はとにかく「よく噛む」ことを忘れずに!よく噛むことで唾液から「パロチン」という、別名「若返りホルモン」とも「ハッピーホルモン」とも呼ばれているホルモンが分泌されます。パロチンは赤ちゃんの唾液にたくさん含まれていますが、大人になるにつれ、減っていってしまいます。しかし、「よく噛む」ことで分泌されるように! パロチンが分泌されるとネガティブ思考も軽減していくでしょう。

■5.ポジティブ脳になれる美習慣とは?

食事以外にも、朝日を浴びる、パソコンや携帯を見ない時間を作る、などの習慣も必要。またマッサージやアロマなど「ほっとする」瞬間を取り入れるのも良いでしょう。ポジティブ脳は自分の思考や性格だけの問題ではなく、日頃の食べ物、行動、PC環境などの改善で生み出せるものなので、イライラや不安感を少しでも感じたら、セロトニンが分泌されやすい環境を自分で整えてみましょう。

■おわりに

夏の暑さは夏バテや脱水症状だけでなく、セロトニンの分泌も低下してネガティブ思考に陥ってしまうのですね。原因がわかれば、ポジティブ脳を取り戻せるので、残り少なくなってきた夏を楽しく過ごせるようにしてくださいね。

(丸田みわ子/ハウコレ)

【参考】 ・有田秀穂著『脳からストレスを消す技術』サンマーク出版

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