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ものづくりの現場を見学!『関内外OPEN!7』 イベントレポート

  • 2015.11.27
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gAサイトでも【今週のおすすめイベント】として掲載させていただいた『関内外OPEN!7』 。

 

横浜で活動する建築家、デザイナー、アーティストたちが、

「ものづくり」の創作現場(仕事場)であるスタジオに参加者を招き入れ、

そこで創作についての詳しいお話だけでなく、ワークショップを通じてものづくりをするなど、

大変楽しめる参加型の体験イベントです。

 

そのジャンルは様々で…アート、グラフィックデザイン、建築、映像、写真など盛り沢山!

 

横浜の関内駅周辺に複数点在するアトリエを回遊しながら、

そのスポットで行われる各イベントを楽しめる内容になっています。

 

今回、7日(土)のgAがasobi基地と開催したイベントまでの時間で巡ったスポットを紹介していきます。

 

まず、はじめに向かったのは山下町水町通りに建つ、築85年の歴史的建造物インペリアルビル。

関東大震災に外国人商館で働く外国人向けアパートメントとして建てられたモダンニズム建築。

 

 

現在、このビルを案内してくれた映像の仕事を手がけている小山飛鳥さんをはじめとし、

建築事務所を開業している山下弘治さんや、オーダーメイドのスーツを仕立てる長谷井 孝紀さんのほか、

イラストレーターの安斎肇さんや橋本恥さんなど、様々な業種のクリエーターがオフィスを構えています。

 

建物のそのものだけでなく…窓の冊子がアルミではなくスチールだったり、

窓ガラスが平面になっていいなかったり、そのガラスに気泡が入っていたりと。

タイルを敷き詰められた玄関だけでなく…湾曲になっている配管などその全てに美学の奥深さを感じます。

 

 

続いて、足を運んだのは045 USMC WeekEnd Shopで開催されているワークショップ。

手捺染プリント不良(濃紺色染めの仕上がり色が若干薄い)生地か、

武鑓綿帆布9号パラフィン生地を使用して、

たった一つの自分だけのオリジナルMy Bagを製作するワークショップです。

 

 

トートバックかショルダーバックのどちらかのタイプを選び、

バッグの深さを自分の好みのサイズにアレンジできるだけでなく、

バックのハンドルの長さや幅、素材もお好みで選ぶことができます。

 

 

皆さん、とっても真剣!!

そして、こちらの建物内の2階にある日本を代表するグラフィックデザイン・スタジオ、

NDCグラフィックスの事務所を見学してきました。

入り口にはこれまでにNDCグラフィックスがデザインしたグッズが展示されていました。

 

こちらは化石チョコ♫

 

最後に建築デザイン事務所である元町・AAstudioにて開催された抹茶体験に参加しました。

専用の茶器がなくても身近にある道具や器を使用し、暮らしの中にお茶を取り入れるという試みです。

 

 

「おもてなし」の言葉には”相手をもてなす心”という意味だけでなく、「表無し」表千家、裏千家、などの作法に
とらわれることなくお茶を楽しむことこそが大切であるという素晴らしい考えを教えていただきました。

 

今回は4つのスポットをめぐり取材させていただきましたが、その他にも横浜の関内駅周辺を中心としながら、
マーケットや様々なワークショップなどが展開され、イベントに参加者を大いに楽しませていました。

このように都心臨海部の空き物件にアーティストやクリエーターを誘致し、
地域に活力を与えるプロジェクトを推進している事業に理解できたことに嬉しさを感じます。

また、次回企画される『関内外OPEN!』にも足を運びたいと思います。

 

 

文 / 新麻記子写真 / 新井まる

 

【情報】

『関内外OPEN!7』

HP:http://kannaigai.yafjp.org

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