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もう親の出る幕じゃない? 子どもの「高校受験」を見守るポイント

  • 2015.11.26
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【ママからのご相談】

高校受験を控えている息子がいます。でも、いまだに志望校が決まりません。塾に通わせているし、家でも勉強しているようです。成績はあまり芳しくないので心配です。「もっと勉強を!」と言ってしまい、 険悪な雰囲気になることもあります。

●A. なるようにしかならないものです。頑張りを応援しましょう。

ご相談ありがとうございます。ママライターの*SARASA*です。

誰しも自分のこどもが幸せになることを願うもの。でも、もう中学3年生。自分の道は自分で切り開いていくことも大切です。お母さんのおっしゃる、成績のよい学校に行くだけが幸せになれる道だとは限らないのです。キラリと輝く才能は一人ひとり全く違います。世間のものさしや学校の教科にすべて当てはめられるものではないのでしょう。

親としてお子さんの将来を心配する気持ちもわかります。でも、高校3年間を明るく無事に過ごして仲間と学びあえるかどうかということもよく考えてあげる必要があると思います。

●どこを受験させるかは、子ども自身に選ばせてみる

受験は一種の勝負事のようなものです。全ての子が合格するわけではありませんし、全ての子が残念なことになるわけではありません。今も昔も勝つか負けるかの戦いです。もし、志望校を親に無理やり決められたとしたら。もしも、あらぬことですが努力もむなしく望まぬ結果になったとしたら、お子さんはあなたのことを恨むかもしれません。

自分の人生、責任は自分でとれる大人になってほしいのなら、話し合い本人にどこを受験するのか決めさせましょう。

たとえ親の希望にそわなくても、例えば学校の雰囲気がよいのかもしれません。専門性のある教科や、何らかの技術や資格を得られるのかもしれません。なにか理由があるものです。納得できるまで話を聞いてくださいね。

親のものさしにかなった学校に無理やり……でもそれはあくまでも親の希望です。たとえ合格しても3年間意欲をもって明るく学習できるのかどうか、悩ましく思います。

●失敗しても経験。積み重ねた行程は、一番価値がある!

今、お子さんは毎日頑張っていらっしゃるのでしょう。これまで見たこともないように頑張る姿。それを一番知っていらっしゃるのでしょう。素直に、応援してあげましょう。お子さんを信じてみてはいかがでしょうか。結果が良くなかったとしても、悔しくてもつらくても立ち上がり胸を張って、この経験を糧にできるでしょう。弱音をはいたら、受け止めてまた立ち上がるのを待ってみる……。

残念ながら、親は無力です。なるようにしかならないのです。頑張るのは、人生を切り開くのはお子さんです。

もし、志望校に落ちて違う学校に通うことになっても、それは運命のようなもの。そこがお子さんにはふさわしい学びの場所なのです。ここで成長しなさいと、与えられたもの。希望通りが幸せとは限らないのも人生です。どんな結果になろうとも、胸を張って自分の努力を、頑張りを認め、揚々と前に進んでいけるよう暖かく見守ってあげましょう。

お母さんが受験したのは何年前でしょうか。その臨場感をもう一度思いだすために一緒に勉強してみてはいかがでしょう。資格試験などにチャレンジしてみると、お子さんの気持ちを理解できるかもしれません。もし合否や資格の難易度だけであなたの頑張りを評価されたら、たまらない気持ちになると思いますよ。

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信じて、影で支える存在でいたいものです。お子さんの頑張りを応援していきましょう。

【参考文献】

・『子どもの心を救う親の「ひと言」』諸富祥彦・著

・『追いつめる親 「あなたのため」は呪いの言葉』おおたとしまさ・著

●ライター/*SARASA*(ママライター)

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