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小学校入学までに解決! 男の子の「話を聞く力」を養うコツ3つ

  • 2015.11.25
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【ママからのご相談】

年長の男の子がいます。とにかくよくしゃべります。自分のことをよく話してくれるのはいいのですが、人の話を聞こうとしてくれず、コミュニケーションが一方通行です。小学校入学前に聞く力を身につけて欲しいと思うのですが、何か良い方法はありませんか?

●A. まずはママが聞き上手に! そしてお子さんに悩みを相談しましょう。

こんにちは、ご相談ありがとうございます。ママライターりょんぺいです。

年長さんとなると、通園先でもお兄さん扱いされることで自信を持ち、自分の話を聞いて欲しいという思いの方が強いのかもしれませんね。

今回は、入学前の男児の聞く力について調べてみました。

●子どもの“聞く力”を養うコツ3つ

●(1)話を聞かないのは“脳の構造”のせいだと知ろう

著書『息子育てが楽しくなる!男の子あるある』の中で、篠原菊紀さんは、男の子に多い特徴のひとつに“話を聞かない”を挙げています。

女の脳は男の脳と比較すると人の話を聞いたり、抑揚やリズムから相手の気持ちを聞いて察することにかかわる部位が厚いそうです。女性の方が男性より聞き上手ということになりますね。息子に自分が求めるような話の聞き方を望むのはそもそも難しいのです。

「そうか、脳のせいか」と思えば少し気楽になりますね。

●(2)まずはママが“聞き上手”になってみる

お子さんはご自身のお話をしてくれるとのことですから、その話をうなずきや相づちを効果的に使ってしっかり聞きましょう。

『小学校までにやっておきたい男の子を伸ばす育て方』の著者・清水克彦さんはその著書の中で、『子供に威圧感を与えない言葉で、優しい相づちが効果的』と述べています。

親の動作を止めて、可能な限り子どもの顔を見ながら、子どもの話が理解できていることを伝えると子どもは安心します。とはいえ、バタバタした毎日の中で母親の動作を止めるのは大変ですよね。そんなときはお風呂の時間を親子のコミュニケーションの時間に当てるのがおすすめ。

限られた空間でしっかり向き合うこともできますし、声も反響してお互い聞き取りやすいというメリットがあります。男の子の場合、お母さんとお風呂に入ってくれるのも残りわずかというところが多いでしょうから、思い出づくりにもいいですね。

ママが聞く姿勢をきちんと見せることが大切です。

●(3)子どもに悩みや失敗談を語ろう!

聞く姿勢を親が示したのちに、子どもに悩みや失敗談を話すと、子どもも聞いてみようという姿勢になり、親子のコミュニケーションアップに効果的です。

子どもなりに「励まさなくちゃ」という気持ちになると共に、「親に頼られている」「一人前に扱われている」という実感を得られる効果があると清水さんは続けて述べています。

何かとおっちょこちょいな筆者も調理中に指を切ってしまったエピソードはよく息子と共有しています。

「何を切ろうとして切っちゃったの~?」とこちらの返答を聞き出すような言葉や、優しい言葉が返ってくるようになったという経験があります。こちらが話をするときは、文節ごとに小さな間を取りながら、語りかけるように話すことを心がけています。

男の子とのコミュニケーションは、子どもが7割、親が3割話すのがちょうどいい。そんな心持ちで、まずは聞き上手な親になってお子さんとコミュニケーションを取っていくことがお子さんの聞く力アップへの近道といえそうです。

来るべき男の子の思春期の前に、母と息子とでコミュニケーションの貯金をたっぷりしておきたいですね。

【参考文献】

・『小学校までにやっておきたい男の子を伸ばす育て方』清水克彦・著

・『息子育てが楽しくなる!男の子あるある』篠原菊紀/男の子あるある委員会・著

●ライター/りょんぺい(ママライター)

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