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京都で開かれた、究極のウエディングパーティ。

  • 2015.11.22
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【さらに写真を見る】京都で開かれた、究極のウエディングパーティ。

美しい日本に生まれ、育ったよろこびを、祝福の宴に。そんなテーマの結婚式を叶えた、大人のリュクスなウエディング。京都の神社仏閣、花街、そして日本文化を代表する茶道華道を舞台に行われたのは、銀座でサロンを経営する高橋敬子さんとイベントのプロデューサー蒲田俊輔さんのウエディングパーティ。その艶やかな宴に、ヴォーグ ウエディングが密着しました。

建仁寺の月明かり。

建仁寺の僧侶の読経と祝詞で婚礼がスタート。建仁寺での婚礼は通常はなく、今回特別に許可されたものだ。観世流シテ方・宮本茂樹氏による「高砂や」や宮中晩餐会にてふるまわれる「超吟梵」での乾杯、京料理の老舗「木乃婦」総料理長による祝膳、美しい芸舞妓さんたちによる祝舞……日本文化と京都に精通し、イベントのプロフェッショナルであるふたりならではの豪華な祝宴のはじまりだ。

3日間に渡る、世にも艶やかな宴。

古式に則り三日三晩の宴を。平安神宮での婚礼の儀、建仁寺での婚礼の宴のほか、高台寺和久傳でのお食事会、祇園かさいをはじめとする祇園のお茶屋バー3軒を貸切り祇園巡遊アフターパーティ、華道家元池坊での華道体験、裏千家今日庵での茶会、町家を貸切り京都暮らしをご堪能いただくなど、3日間に渡って100人ものゲストをもてなした。

宴のコンセプトは「竹取物語」!

日本の物語の祖でもあり婿選びの教訓をも伝える「竹取物語」。この日本最古の物語を京都最古の禅寺を舞台に、絵巻物語の宴のシーンをイメージしたテーブルセッティングは圧巻。

幻想的な「和」の世界を堪能。

テーブルの饗花は、華道家元池坊の若手華道家が、「御所の初秋のお庭」をイメージしたもの。竹の団扇には、ゲストひとりひとりの名前を入れ、席次代わりに。

婚礼の衣装は、艶やかな十二単。

新婦の装束は十二単。婚礼に合わせて華やかな檜扇(ひおうぎ)を合わせて。また、十二単を纏う際には、見目麗しい童女をお供させるのが習わし。年上の少女が汗衫(かざみ)と言う少女の正装を、年下の少女は袿(うちき)装束を纏う。

雅やかな京料理。

京料理「木乃婦」の総料理長高橋拓児氏による「竹取物語」をコンセプトにしたウエディングメニュー。うさぎの形をした蓮餠は、松茸をススキに見立てて千切りにし、まるでうさぎがススキの中にいるように。器のモチーフは「竹」。

鳳凰を描いたボトルが華やぎをそえて。

祝福の乾杯は、宮中晩餐会で振舞われるという、入手困難なお酒「超吟梵」。ラベルにはおめでたい鳳凰のモチーフが描かれて。

お色直しの衣装は、京友禅。

お色直しの衣装は、京都在住の若手着物デザイナー、池田誠氏による「竹取物語」をコンセプトとした京友禅。袖、胸、身頃に雲取りを配し、その中にはかぐや姫を思わせる竹林が描かれている。帯は大和絵風の夫婦像と月。こちらは招待状に描かれている絵と同じもの。竹取物語のハッピーエンディングをイメージして描かれた絵だ。

宴のエンターテイメント。

美しい芸舞妓さんたちの祝舞、和歌の詠みあげ、そしてローラーペイントアーティストのさとうたけし氏による、建仁寺の双龍図に見立てた「双龍図」の披露。作品には、「ふたつに見えるようでも、天から(遠目で)見れば不二(ひとつ)」という結婚、そして新郎新婦が詠んだ和歌にちなんだ意味が込められている。

ゲストにとっても忘れられない思い出に。

建仁寺での婚礼の宴のほか、平安神宮での婚礼の儀、高台寺和久傳でのお食事会、祇園かさいでのアフターパーティ、華道家元池坊での華道体験、裏千家今日庵での茶会、鴨川川床料理鳥初で月見をしながらコラーゲンたっぷりの水炊き鍋で打ち上げ、町家を貸切り京都暮らしをご堪能いただくなど、3日間に渡るお祝いは、ゲストにとっても、一生に一度のプレシャスな思い出に。婚礼写真は、ファッションフォトグラファーのノーバート・ショーナーによるもの。

参照元:VOGUE JAPAN

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