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カリフォルニアで過ごす、おいしいワイン時間。【Raymond Vineyards編】

  • 2015.11.21
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とっておきのワイン&フードが待っている!

第3回は、ナパヴァレーのセントヘレナにあるワイナリー「Raymond Vineyards(レイモンド・ヴィンヤード)」を紹介。フードペアリングは、サンフランシスコで人気の居酒屋スタイルレストラン「Chotto(チョット)」が提案。

レイモンドの今昔に共通するのは、ワインへの愛。

時は1933年。当時18歳であったロイ・レイモンドはベリンジャーであくせく働いていた。同年に禁酒法が廃止され、徐々に頭角を現したロイは、ワインメーカー、後にアシスタントマネージャーにまで就任し、同ワイナリーの孫のマーサと結婚。カリフォルニアワイン業界におけるサクセスストーリーを築いたが、1970年代に入りベリンジャーが買収されたのを機に、自分たちらしいワイン造りを!と、「レイモンド・ヴィンヤード」をスタート。その後、2009年にレイモンドがリタイア、ブルゴーニュ出身のジャン・シャルルが当主となり現在に至る。


レイモンドといえば、次ページで紹介するように派手な演出で有名だが、ワインそのものはいたってクラシック。創業当初、1974年のヴィンテージから続くリザーブセレクションは、2012年アメリカン・ワイナリー・オブ・ザ・イヤーに輝いたシグネチャー。メルロー、シャルドネ、カベルネ・ソーヴィニヨンともにエレガントな味わいを楽しめる。地区ごとのブドウの違いを楽しめるディストリクトコレクションも見逃せない。なかでも年間生産量は550ケースという希少なラザフォードのブドウだけを厳選して使用したコレクションは、カベルネ・ソーヴィニヨンらしいしっかりとした口あたりを堪能できる。気品のある舌触りとタンニン、香りのバランスもよい。

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