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【65%が1年未満で破局】続けるべき遠距離、別れるべき遠距離の違い。

  • 2015.11.19
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【65%が1年未満で破局】続けるべき遠距離、別れるべき遠距離の違い。

【アンアン総研リサーチ】vol.85 文・藤田佳奈美

「遠距離って大変ね」とよく言われるけど…

遠距離恋愛は物理的距離をはじめ、精神的距離も感じやすいし、コストもかかるし、寂しさや性欲も解消できないし、何かと問題が山積み。

しかも妙齢に差し掛かると浮上する「結婚問題」。どちらかが相手に合わせて拠点を変えなければならなくなります。事実婚や月末婚という手もありますが、日本では稀なケースなのでなかなか踏ん切りがつかないところ……。果たして遠距離カップルに将来はあるのでしょうか?

そこで20~30代女性が集まるanan総研メンバー200人のうち遠距離経験のあるメンバー92人(現在進行形含む)に、「遠距離の末路」について聞いてみました。

Q.遠距離はどれくらい続きましたか?または続いていますか?

「離れていてもずっと一緒だよ」なんて、絵空事?1位 1年未満(65%)

2位 3年未満(17%)

3位 2年未満(15%)…

半数以上が1年もしないうちに破局を迎えています。続いても2年が限度といったところでしょうか。やはり遠距離の壁は厚いのかもしれません。将来が見えない・成就する可能性が低い遠距離を続ける意味は果たして……。

4位 5年以上(3%)

これは、続けるべき遠距離と別れるべき遠距離の違いがどこかにあるのかもしれません。そこでメンバーに遠距離してどうなったかを聞いてみました。

遠距離してどうなった?

ろくに会えないことに、もう嫌気がさしたの!

遠い幸せよりも身近な幸せを選んだ

「距離が離れていることで、時間をわざわざ作ったりすることが面倒くさくなった。それよりも近くにある自分の幸せの優先度が上がってしまい、その人のことを本当に好きだったのではなく、かつて近い環境にいたから好きだったことに気づいた」(32歳・営業職)

「彼が海外赴任になり遠距離に。彼のところまで会いに行ったとき、久しぶりに会う上に海外にまで行ったのに寝ていたらしく、現地の空港で1時間ほど待ちぼうけくらった。年末年始に旅行に行ったときも、年明けの瞬間、彼はホテルの客室で寝ていて、私はひとりでぼーっとしている状況に。多忙なのはわかるけど……。 その後、私は近くの人を好きになってしまい別れてしまいました。距離が近ければたくさん会えるので嫌なこともカバーできるくらい楽しいことがたくさんあったかもしれないけど、やっぱり物理的に離れていると寂しさもあるし別れの原因の一つになると思う」(29歳・事務職)

遠距離をしているとたった1回のケンカやすれ違いが大きなダメージとなりかねませんよね。その場ですぐ解決したり、時間を取って話し合いができれば関係を修復できるのですが……。気持ちが離れると元に戻りにくいのが遠距離のデメリットなのかもしれません。

彼の束縛が酷くて手に負えなくなった

「外国で日本人男性と出会って恋に落ちたが、帰国後は相手が関西在住だったりして、物理的に会えなくなった。私は海外での開放感もあって自由に生きていたけど、彼は頻繁に会いたがるタイプ。次第に束縛が激しくなり、“報連相”も徹底しなきゃいけなくなって、窮屈に感じたから別れた」(32歳・自由業)

「私が社会人になり遠距離になったとき、まわりは合コンに行って楽しんでいるのに私は彼のことを考えて躊躇したり断ったりするのがだんだん面倒になった。まわりは男女の交友があって楽しそうで……。浮気するつもりはまったくないけど、私もいろんな人と話したかったのに我慢してた。それなのに彼は私のことを束縛するし、信用されていないのかなと思って別れた」(29歳・その他)

遠距離の場合、相手に自分のことを信じてもらうことはとても大変。一度疑われたり不安になられたりしたら、どんどん負のスパイラルに巻き込まれていきます(逆も然りですが)。

じゃあ結局のところ、遠距離に将来性はないのでしょうか? 遠距離で上手くいっているメンバーに聞いてみました。

遠距離はいつまでも男と女でいられる!

離れているからこそ、会えた時は思い切りラブラブに!

相手を思いやる気持ちが強い

「会えない分、連絡の数が増えたり、気遣ってくれたりする」(29歳・自営業)

「会えた時の喜びが大きくて、相手の大切さを思い知る」(34歳・IT関連)

離れている間に溜め込んだ寂しさを、再会した時の喜びに変えられますよね。そのため、短い逢瀬の間に惜しみなく愛情を与え合おうとするようです。

毎回旅行気分を味わえる

「会えたときの喜びはもちろんのこと、お互いの土地(観光地・デートスポット)を楽しめるので、デートにマンネリしない」(32歳・マーケティング,広告)

常に鮮度が高い関係でいられるのは、たまにしか会えないことはもちろん、毎回がちょっとした旅行気分だからなのかもしれませんね。

生活にメリハリが出る

「自分の目標へ突っ走れる。自分の中で仕事と恋愛の線引きができるので、自分の時間も大切にできる」(20歳・学生)

「会えないのだから仕方ない!」と割り切って仕事に邁進したり、友だちと飲みに行ったり、趣味にあてたりするなど、自分の時間も謳歌できるため、充実感を味わえます。

向上心がアップ&自分磨き

「仕事に専念できるし、次に会う時までに外見も内面も磨くようになる」(34歳・IT関連)

遠距離でも彼を繋ぎ留めておくためには、愛情のほかにも魅力的な人物でなければなりません。そのため、必然的に自分磨きに励むようです。遠距離肯定派は女子力が高い!?

……結局のところ遠距離は続けるべきなのでしょうか?

「続けるべき遠距離」「別れるべき遠距離」の違いは何?

将来はあるの? さて、ここまで遠距離のメリット・デメリットについてご紹介してきましたが、結局のところ遠距離は続けるべきなのでしょうか? 仕事を辞めて、彼以外に誰も知らない土地に拠点を移す覚悟があればいいのですが、それができなければ2人の将来は絶望的……。

そこで、「続けるべき遠距離」「別れるべき遠距離」の違いについて、anan総研メンバーに聞いてみました。

続けるべき遠距離

「彼氏を取り巻く環境に女性の影がまったくなければOK。少しでも女のニオイを感じたり、疑わしい言動があったら、遠距離を続けるのは難しい。ただでさえ距離があって不安だから、不安にさせない環境下にいる男性でないと続かない」(27歳・出版)

「ケンカしたとき、すぐに仲直りできる間柄だと続く。遠距離は会う時間が短くて限られているから、その場で解決しないと後々響いてくるから。男性が素直に謝ってきてくれると、関係も良好だし円満」(25歳・IT関連)

遠距離は会えない分不安要素が肥大することが多いので、彼氏が安心させてくれる存在であれば続けても問題ないようです。

別れるべき遠距離

「彼氏が連絡不精だと、ただでさえ会えないのにどう繋がっていたらいいのかわからなくなるし、近距離になったらもっとおざなりになると思うから」(26歳・自由業)

「どちらかが物凄く充実していて、どちらかが空虚な生活を送っていると、後者が恋人に依存しやすくなるから、関係が破たんしやすい。どちらもそこそこ自分の時間を楽しめる人同士じゃないと続かないと思う」(27歳・飲食)

極端に幸せレベルが違ったり、どちらかが依存体質だったり、はたまた繋がっていようとする努力を怠っていたりするなら、別れたほうがよさそうですね。

いかがでしたか?

遠距離の未来は厳しくても、続けるべき遠距離に当てはまっていたら、可能性にかけてもいいのかもしれませんね。みなさんはどう思いますか?

以上、総研レポートvol.85でした!

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