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カタチで味もかわる!? お酒初心者が“ワイングラス”を選ぶポイント

  • 2015.11.18
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【男性からのご相談】

「お酒のおいしさは、グラス一つで変わる」と聞きました。しかし残念ながら、私はそれほどグラスに詳しくありません。今度、重要な取引先(ワイン党)の人を接待することになったのですが、そのときに失礼があってはいけないので、お酒とグラスの関係について、詳しいことを教えてください。

●A. お酒とグラスには相性があります。種類によってグラスも変わってきます。

こんにちは、フードライターの鍋谷萌子です。

「グラスによってお酒の味が変わる」というのはよく言われることです。今回はワインがメインになる、ということで、フードアナリストでもある私が、できるだけわかりやすくお話したいと思います。

●ワイングラスの基本的な選び方

まず、基本なのですが、ワインは足のついたグラスで飲みます。ワインは温度に敏感なお酒ですから、手のひらの温度が伝わりすぎないようにすることが重要です。また、薄いガラスを使うことで、唇につけたときの違和感を少なくすることも目指します。

装飾に関しては、多少ゆらぎがあります。ただ、ワインの色を見極めるために、装飾がついていないものを選ぶのが普通です。ただ、世界的にも有名なウェッジウッド社のワイングラスなどでも装飾を施したものもありますから、必ずしもすべての装飾がダメだ、というわけではありません。

●もう一歩踏み込もう

もう一歩踏み込んでみましょう。私たちが“ワイングラス”と聞いてパっと思い浮かべるのは、柔らかな円錐状態になったものでしょう。これは一般的といえば一般的な形であり、徐々に香りがたっていくようになっています。赤ワインに比べて白ワインは冷やして飲むことが多いですから、白ワインのグラスの方が小さいです。

ワインの楽しみ方は、味のほかに、“香り”もあります。そのため、その香りを最大限開かせることを目的にしたものが、『ブルゴーニュ』と呼ばれるもの。これは先ほど紹介したグラスよりも、カップ部分が大きく、よく空気にふれます。それによって香りを効率よく引き立たせます。

また、それ以外にも、白ワインに最適な『アルザス』と呼ばれるものや、強いアルコール度数をほこるシェリーを味わうための小さなグラスなどがあります。

●レストランではソムリエさんに任せるのが吉

相談者さまの“接待”がどのようなところで行われるのかはわかりませんが、一般的なレストランなどで行われるようであれば、ワインの最初の一杯を自分たちでつぐ、という可能性は少ないでしょう。そのような場合は、ソムリエさんに任せてしまえばいいと思います。

また、「比較すればわかるけれども、単品で並んでいたらわからない」ということであれば、レストランの人に教えてもらっても良いと思います。場合によっては、「ワインは、白でも赤でも同じグラスしか出さない」というところもあるからです。

ただ、自分でグラスを選ぶような環境であるなら、このようなところに気を付けて選びたいですね。

【参考リンク】

・代表的なワイングラスの形 | グリコ(http://www.glico.co.jp/osake/wine_fun02.html)

●ライター/鍋谷萌子(フードアナリスト)

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