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理想は専業or兼業? 「仕事と子育て」の両立に悩むママへのアドバイス

  • 2015.11.18
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【ママからのご相談】

娘(3歳)を育てながら正社員で仕事をしています。子どもを保育園に送るときなど泣かれたりして、「もっとそばにいる時間を増やした方がいいのではないか」と思ってしまうことがあり、このまま仕事を続けるか、それとも子育てに専念した方がいいのか悩んでいます。

●A. 相談者様の心で決めて大丈夫、あとはうまくいく方法を考えましょう。

こんにちは。メンタルケア関係を中心に執筆しているフリーライターの桜井涼です。ご相談ありがとうございます。

相談者様からの声は、きっと全てのママさんがどちらの立場に立っても、「このままでいいの?」と不安に思ってしまうことだと思います(私も同じことで悩みました)。どうしたいかは、ご自分の心の中にあるというのが私の結論です。その声に従ってもいいのではないでしょうか。

「子どもも家庭も仕事もなんて欲張りすぎ?」という人もいますが、そんな風に思う必要はありません。人生は1度しかないのですから、思う通りにやってもいいと思うのです。大事なのはその後のことです。自分の決めたことをどうしていけばうまくいくのか、方法を考えていきましょう。

●働くママのこと

仕事を持っているママにとって、子どもと過ごす時間を増やした方がいいのではないかと考えてしまうと思います。しかも、仕事・育児・家事をそれぞれ100%の力であたらなければならないように考えて、そうできない自分を、「できないヤツ」と評価してしまうこともあると聞きます。でも、そんなことはありません。

働いていることで、家計にも良い影響をおよぼしますし、習い事などさまざまな面で子どもに良い影響を与えられます。また、子どもにお母さんのがんばっている姿を見せることができます。これは人生のモデルを示すことにもなるのです。働くことで家事や育児に支障が出てくることもあるでしょう。そんなときは、ご主人に助けてもらったり、保育園やさまざまなサービスを利用するという手もあります。

●専業ママのこと

日中に子どもだけと過ごす時間を多く持つと、孤独感を感じたり社会から取り残されているような気持ちになってしまう人もいます。確かに子どもと向きあう時間が多いことはすごく良いことだとわかってはいるけれど、同じ事の繰り返しの毎日で、モヤモヤが増してしまうこともあります。

家事と育児を一生懸命がんばってはいるけど、子どもが小さいと部屋はすぐに散らかるし、料理も大したものを作ることができなかったりして、自己評価が低くなってしまう人もいるのではないでしょうか。

専業ママの場合は、「今は家事と育児をする時期」と捉えて、時間の使い方(段取りのつけ具合)を向上させるやり方を考えましょう。育児経験などを次に仕事を持つときに生かせるようにしてみるのも今しかできないことですよね。

●ポジティブに考えて

働くにしても、育児に専業するにしても、大事な考え方は、“ポジティブ”です。前向きに捉えていくことで、前に進むことができます。「あの時、こうしておけば……」と後ろを振り向かなくてもいいように今の決断を大事にしましょう。

子どもとの関わりを濃くしたいのなら、時間ではなく質で考えるとお互いが満足できることが多いです。子どもとの時間を密にすることで子どもは母親から愛情を受けたと十分感じることができますからね。

この時期のお子さんは、精神的に愛情をたくさん必要とする時期でもあります。仕事があったり家事が忙しかったりしても、お子さんがお母さんを必要と感じたときに声をかけてきます。その時を逃さないようにして、ポジティブに子どもと接した方がいいものを与えてあげられますよね。その点は注意してほしいと思います。

仕事も子育てもどちらも大切です。だからといって、自分の気持ちを曲げてまでどちらかにしなくてはいけないなんてことはありません。自分の気持ちで決めていいんです。ゆっくり子どもと時間を持ちたい人は専業で、四六時中子どもと向きあうのは無理だから働くという人は働きましょう。

お母さんになったからといって、自分の気持ちを我慢する必要はないと思うのです。私は、働くママも専業ママも両方経験しました。だから、そう言えるのかもしれません。

また、子育てハッピーアドバイスシリーズの著者で精神科医の明橋大二先生は著書の中で、働くか否かのことについて、こう言っておられます。

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外野席の声に惑わされず、自分の気持ちで決めていいのです。

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母親の愛情は子どもにとって必要不可欠です。でも、母親も一人の人間です。呼び名が変わっただけで我慢しなくてはいけないなんてことはないんです。相談者様のお気持ちが定まることを願っています。ご相談ありがとうございました。

【参考文献】

・『子育てハッピーアドバイス』明橋大二・著

●ライター/桜井涼(フリーライター)

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