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【まとめ】ヘンリー王子が暴露本『Spare』で明かした12のこと

  • 2023.2.2
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2020年3月をもって英王室を離脱したヘンリー王子が、回顧録『Spare(原題)』を刊行。メーガン妃との馴れ初めについてはもちろん、父チャールズ国王や母である故ダイアナ元妃、兄ウィリアム皇太子やキャサリン妃についてなど、英王室にいた頃のことについて今まで明かされていなかったエピソードの数々を暴露し、イギリスや世界に衝撃を与えた。ヘンリー王子が本書で明かした主張を12個にわけてまとめた。(フロントロウ編集部)

1. チャールズ国王から生まれたその日に「スペア」と呼ばれた

2023年1月10日にイギリスで出版された、2020年3月末をもって高位王族の座を退いたヘンリー王子による回顧録『Spare(原題)』。本書につけられた“予備”や“代わり”を意味する“Spare”というタイトルは、古くから君主とその兄弟が「継承者とそのスペア」と表現されてきたことに因んでつけられたものだが、ヘンリー王子は父親であるチャールズ国王から、生まれたその日に「スペア」と呼ばれたと本書のなかで明かしている。

画像: 1. チャールズ国王から生まれたその日に「スペア」と呼ばれた

ヘンリー王子は本書で、ダイアナ元妃が自分を出産した日に、チャールズ国王がダイアナ元妃に「素晴らしい!君は私に後継ぎと“スペア”を与えてくれた。これで私の仕事は終わりだ」とジョークを飛ばしたと綴っている。ヘンリー王子はこれがチャールズ国王のジョークだとしつつも、「冗談で言った本当の言葉も多い」と、国王の本心も混じっていたと理解していると綴った。

“スペア”という立場に置かれてきた心境についてはこう綴っている。「私は影であり、支えであり、プランBでした。ウィリアムに何かあったときのために、私はこの世に生を受けたのです。私は援護と気晴らし、陽動のために召集されました。このことは人生という名の旅の始まりから、すべて明確にされていたのです」。

2. 17歳の時に年上の女性と屋外で初体験をした

本書ではヘンリー王子が17歳の時に体験した年上の女性との初体験についても明らかにされている。ヘンリー王子によれば、相手は「田舎にいた年上の美しい女性」で、場所はパブの裏だったのだが、場所のチョイスについては後悔しているという。

ヘンリー王子は「私はすぐに彼女に馬乗りになり、その後、彼女は私のお尻を叩いて、私を追い払いました。私の失敗のひとつは、とても賑やかなパブのすぐ裏の野原でそれをしてしまったことです。間違いなく誰かに見られていたでしょう」と初体験を振り返っている。

3. 初めてコカインに手を出したのも17歳だった

ヘンリー王子は本書でコカインのしようも認めている。初めてコカインに手を出したのは17歳の時だったと告白しており、「この頃、コカインをやっていました。ある人の別荘で週末に(やらないかと)誘われて、それ以来何度かやっていました。あまり楽しくありませんでした。周りの人たちみたくハッピーになることもありませんでした。でも、気分転換にはなったし、それが一番の目的でした」と綴っている。

本書のなかで、ヘンリー王子は2016年に米カリフォルニア州で出席した、ドラマ『フレンズ』などで知られるコートニー・コックス主催のパーティーで「ブラック・ダイヤモンド・マッシュルーム」というドラッグを摂取したとも記しており、ヘンリー王子は17歳で初めてコカインに手を出して以来、32歳の誕生日を迎える2016年までドラッグを使っていたのではないかと米Vogueは指摘している。

4. チャールズ国王にはカミラ王妃と結婚してほしくなかった

本書のなかで、ヘンリー王子はチャールズ国王がカミラ王妃と再婚することに当初は反対していたことも明かしている。カミラ王妃とチャールズ国王は独身だった頃に交際し、その後、それぞれが結婚した後もW不倫の形で関係があったとされており、ヘンリー王子は当時カミラ王妃に抱いていた印象について、おとぎ話に出てくるような、「自分に残酷なことをする」悪い継母のようになるのではないかと疑いを持っていたと告白している。

画像: 4. チャールズ国王にはカミラ王妃と結婚してほしくなかった

同じくカミラ王妃に対して「長い間、疑念を抱いていた」というウィリアム皇太子と一緒に、カミラ王妃と再婚しないでほしいとチャールズ国王にお願いまでしたというが、それでも父親が再婚した時には、愛する人と結婚することができたのだと理解できたそう。「ウィリアムと私が(再婚を)やめてほしいと言ったにもかかわらず、父は実行に移しました。私たちは父と握手をして、彼の幸せを祈りました。悪い感情はありません。私たちは、父がついにずっと愛していた女性と一緒になれるのだということを気づいたのです」と綴った。

5. ナチスの格好をしていた写真はウィリアム皇太子とキャサリン妃にも責任がある

2005年に仮装パーティーでナチス・ドイツのコスプレをして問題となった騒動について、ウィリアム皇太子とキャサリン妃にも責任があるとヘンリー王子。パイロットとナチスの制服のどちらを着て行くか迷った際に兄夫妻に電話で助言を求めたところ、「ナチスの制服」と答えたと綴っている。

画像: 5. ナチスの格好をしていた写真はウィリアム皇太子とキャサリン妃にも責任がある

本書のなかで、ナチス・ドイツのコスプレをしたことがいかに愚かだったか反省したとも綴っており、「イギリス中の家を歩いて回って、ドアをノックして国民の皆さんに説明したいと思いました。自分は考えが及んでおらず、傷つける意図はなかったということを」と当時を振り返っている。

自身の騒動は当然、父親のチャールズ国王の知るところにもなったが、国王からは優しく諭されたとして、ヘンリー王子は次のように綴っている。「父は事実を誤魔化そうとはしませんでした。『息子よ、どうしてこんな愚かなことをしたのだ?』と言われ、僕は頬を紅潮させながら、『分かっています』と答えました。けれど、父はその後、これは若気の至りだと言って、自分も若い頃には若さ故の過ちで国民に中傷されたものだと話してくれました。これは公平じゃない、青年期というのは未完成と定義されているのだからと。お前はまだ成長過程にあって、大人になろうとしていて、学び続けているのだと父は言ってくれました」。

6. アフガニスタンで25人を殺害した

10年にわたって英国陸軍に在籍していたヘンリー王子は、その期間中にアフガニスタンで任務を行なった際に、25人を殺害したとも本書で告白している。ヘンリー王子は2007年〜2008年にかけてと、2012年〜2013年にかけての2度、アフガニスタンに派遣されていた。ヘンリー王子は本書で、25人という人数について「自分にとってはその(殺した人数という)数字を恐れないことが不可欠のように感じていました」と綴っている。「(25人という数字は)僕を満足させてくれるようなものではありませんが、恥じているということもありません」。

画像: 6. アフガニスタンで25人を殺害した

ヘンリー王子のこうした記述には英国軍の関係者を中心に批判の声も寄せられており、元英国陸軍大佐のティム・コリンズ氏は英Force Newsに対し、「軍隊ではそのような振る舞い方はしません。私たちの考え方ではありません。彼の行為はひどい裏切り行為です。私たちは(人数を)記録などしません。そのようなことは決してしませんでした」と述べて、ヘンリー王子の振る舞いは英国陸軍の教えとは異なるものだと批判した。

7. ウィリアム皇太子とキャサリン妃の結婚はニュースで知った

兄ウィリアム皇太子とキャサリン妃は2010年に結婚したが、ヘンリー王子は兄から結婚を直接報告されることなく、ニュースで2人の結婚を知ったと主張している。兄弟でアフリカのレソトを訪問した後で、「イギリスに戻って間もなくして、ウィリアムが結婚すると王室が発表したのです。2010年11月のことです。僕にとってはニュースでした。あんなに長いことレソトで一緒にいたのに、彼はそのことについて彼は一度も教えてくれませんでした」とヘンリー王子は振り返っている。

画像: 7. ウィリアム皇太子とキャサリン妃の結婚はニュースで知った

8. ウィリアム皇太子とキャサリン妃はドラマ『SUITS/スーツ』の熱心なファンだった

ヘンリー王子がメーガン妃と交際をスタートさせると、ウィリアム皇太子は、結婚は慎重に考えたほうがいいと助言したという。兄は弟に「(結婚は)もしかしたら実現しないかもしれない。その覚悟をしておくべきだ」、「もう少しスローダウンしたほうがいい」、「彼女はアメリカ人の俳優だ。何が起きてもおかしくない」と忠告したというが、一方で、メーガン妃が出演していたドラマ『SUITS/スーツ』はキャサリン妃とともに熱心に観ていたという。

画像: 8. ウィリアム皇太子とキャサリン妃はドラマ『SUITS/スーツ』の熱心なファンだった

「ウィリアムとケイト(キャサリン妃)から『SUITS/スーツ』を欠かさず見ている熱心なファンであることを知らされるまで、不安でした。(ドラマのファンだと聞いて)素晴らしいと笑いました。私は余計な心配をしていたんです。それまでずっと、ウィリアムとケイトが彼女を家族として迎えいれてくれないのではないかと心配していたのですが、どうやら、私はメーガンが彼らからサインをせがまれることを心配したほうがよかったみたいです」とヘンリー王子は同書で綴っている。

9. 『SUITS/スーツ』でのメーガン妃のセックスシーンを観て後悔したので電気ショックを受けたい

一方、ヘンリー王子は『SUITS/スーツ』でメーガン妃が演じたセックスシーンを観て後悔したという正直な心境も打ち明けている。メーガン妃のことをグーグルで検索していた時にそのシーンに行き着いたといい、その時のことをヘンリー王子はこう振り返っている。「ネットで彼女のラブシーンをググって見てしまったのが間違いでした。事務所か会議室のようなところで、彼女と共演者が攻め合っているのを目撃してしまったんです。そんなもの生で見る必要はありませんでした」。

画像: 9. 『SUITS/スーツ』でのメーガン妃のセックスシーンを観て後悔したので電気ショックを受けたい

ヘンリー王子はメーガン妃のラブシーンを観てしまったことを後悔しているといい、「頭の中からその映像を消し去るためには、電気ショック療法が必要ですよ」とジョークを飛ばしている。

10. メーガン妃をめぐってウィリアム皇太子と暴力をともなう喧嘩になった

メーガン妃との交際をめぐっては、ウィリアム皇太子が彼女を「気難しくて、無礼で、不愉快」などと呼んだことがきっかけで、兄弟で怒鳴り合いの喧嘩になったとも本書では明かされている。怒鳴り合いはエスカレートし、「ウィリアムはグラスを置き、私を別の名前を呼んで、私に襲いかかってきました」とヘンリー王子は振り返っている。

画像: 10. メーガン妃をめぐってウィリアム皇太子と暴力をともなう喧嘩になった

「彼は私の襟をつかみ、ネックレスを引きちぎり、私を床にたたきつけたのです。私は犬用のボウル(犬用食器)の上に背中から着地し、ボウルは背中の下で割れ、その破片が背中に刺さりました。私は倒れたまましばらく呆然としていましたが、立ち上がって『出て行ってくれ』と言いました」。

ウィリアム皇太子からは“やり返す”ように促されたが、拒否したとヘンリー王子は記している。ウィリアム皇太子からは間もなくして謝罪があったという。

11. メーガン妃とキャサリン妃がギクシャクしたいくつかの“気まずい瞬間”

本書では、メーガン妃とキャサリン妃がギクシャクすることとなったいくつかの気まずい瞬間についても触れられている。まずは、2018年に行われたヘンリー王子とメーガン妃の結婚式を前に、フラワーガールを務めるシャーロット王女のドレスをめぐって不仲騒動が起きたことについて。

この時2人は、シャーロット王女のドレスのお直しを“テーラーにお願いする、お願いしない”をめぐってひと悶着があったのだが、一連のやり取りの後でメーガン妃がキャサリン妃のことを「ベビーブレイン(※)に違いない」と愚痴ったことが本人の耳にも入り、さらなる騒動に発展。

※妊娠中あるいは出産直後の多くの女性から報告される記憶障害、集中力低下、ぼーっとするなどの症状。

画像1: 11. メーガン妃とキャサリン妃がギクシャクしたいくつかの“気まずい瞬間”

結婚式の翌月に仲直りをするために設けたお茶会で、「あなたは私のホルモンについて話をしていたそうですね。私のホルモンの話をするほど、私たちは親しくありません」と詰め寄る場面があり、メーガン妃は、自分は仲の良い友達に対してよくそういうことを言うのだと説明し謝罪したが、それを聞いたウィリアム皇太子は「失礼だよ、メーガン。イギリスではありえない」と怒り心頭だったという。

また、メーガン妃がキャサリン妃に「リップを貸してほしい」とお願いしたときにも気まずい空気が流れたことがあったとも綴られている。ヘンリー王子によれば、2018年にメーガン妃、キャサリン妃、ウィリアム皇太子と一緒に4人でチャリティ財団「ロイヤル・ファウンデーション」のフォーラムに一緒に出席した際に“事件”は起きたそう。

画像2: 11. メーガン妃とキャサリン妃がギクシャクしたいくつかの“気まずい瞬間”

ヘンリー王子によれば、メーガン妃がリップを塗り忘れたことに気づき、キャサリン妃に貸してほしいとお願いすると、キャサリン妃は「あっけに取られた様子で、しぶしぶ自分のハンドバッグから小さなチューブを取り出した」そう。リップグロスを指に少しって唇に塗るメーガン妃の姿を見ながらキャサリン妃は「険しい表情をしていた」という。

12. エリザベス女王の崩御はニュースで知った

2020年3月に英王室を離脱し、以降はアメリカで暮らしているヘンリー王子は、エリザベス女王の崩御を家族からではなく、ニュースを通じて知ったと明かしている。チャールズ国王からエリザベス女王の体調が悪化していると伝えられたヘンリー王子は、当時たまたま仕事でイギリスを訪れていたため、すぐに女王のいるスコットランドのバルモラル城へ向かうことを決断。

画像: 12. エリザベス女王の崩御はニュースで知った

しかしながら、ヘンリー王子がバルモラル城に到着することができたのはエリザベス女王が亡くなってから1時間後のこと。エリザベス女王の訃報は飛行機のなかで知ったとして、本書で次のように振り返っている。「飛行機が下降し始めたとき、携帯が光っているのが目に入りました。メグ(メーガン妃)からのメッセージでした。『これを聞いたら電話して』と書いてありました。BBCのホームページを見ました。祖母が亡くなっていました。そして、父が国王になっていました」。

また、ヘンリー王子はエリザベス女王の遺体と対面したときに伝えたことについても明かしており、「彼女に向かって『幸せであることを願います』『今、おじいちゃん(故フィリップ王配)と一緒だといいのですが』と囁きました」と、祖母に伝えた最後の言葉も綴っている。

(フロントロウ編集部)

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