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最終話目前!「ガンニバル」に沼ったライター&編集部が語る推しポイント「日本で『こんなすごいことができる』と示した」

  • 2023.1.31
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ディズニープラスの「スター」にて独占配信中の「ガンニバル」。柳楽優弥が主演を務め、『岬の兄妹』(19)、『さがす』(22)の片山慎三が監督、『ドライブ・マイ・カー』(21)の大江崇允が脚本を務めるなど、日本のトップクリエイターが集結したオリジナルシリーズだ。山間に位置し、外界から隔絶した供花村に赴任した駐在員、阿川大悟(柳楽)。「人が喰われているらしい」という恐ろしい噂が囁かれるこの村で、ある事件の捜査をきっかけとして、徐々に狂気の世界へ陥っていく。圧倒的クオリティと実力派ぞろいの俳優陣で贈る、野心的な本作の最終回がいよいよ2月1日(水)より配信開始に!このドラマにすっかりヤラれた映画ライターの須永貴子とSYO、編集部員らが座談会を実施。シリーズを振り返ると共に、これからドラマを観始めようとしている人に注目してほしい点や、最終回の見どころポイントを語り合った。

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※以降、ストーリーの核心に触れる記述を含みます。未見の方はご注意ください。

「世間の反応を見てみると、どうやら“ヤバイ”作品らしい」(SYO)

須永貴子(以下、須永)「まずは『ガンニバル』がドラマ化されると聞いた時の感想をそれぞれ振り返っていただけますか?」

SYO「ディズニープラスで配信ということで、ディズニープラスが日本国内のコンテンツを制作することに興味を持ちました。世間の反応を見てみると、どうやら“ヤバイ”作品らしいというのを知って、原作もすぐに読み始めました」

須永「読んでみていかがでした?」

SYO「率直に言うと、本当に実写化できるの?という感じでした。日本だけの資金で製作されたのかはわからないのですが、過激なシーンもありますし、国内バジェットでは難しそうな派手なアクションもたくさんあったので。一方で、監督がポン・ジュノさんにも師事した片山慎三さん、脚本も大江崇允さんということで、すごい作品ができるんだろうなという期待感もありました」

『さがす』の片山慎三が監督、『ドライブ・マイ・カー』大江崇允が脚本を担当するなど、トップクリエイターが集結した「ガンニバル」 [c]2022 Disney and its related entities
『さがす』の片山慎三が監督、『ドライブ・マイ・カー』大江崇允が脚本を担当するなど、トップクリエイターが集結した「ガンニバル」 [c]2022 Disney and its related entities

須永「スタッフロールを見ると、海外の方のお名前もあるので、仕上げなどは国外へ発注しているのかもしれないですね。別所さん、高橋さんはいかがでしたか?」

別所樹(以下、別所)「私はもともと原作を読んでいて、ディズニープラスのラインナップ発表会があった時に『ガンニバル』の名前があったので、とても驚いたことを覚えています。SYOさんもおっしゃる通り、センセーショナルな内容なんですよね。それに画力もすごくて…。実は、SYOさんには原作者の二宮正明先生へのインタビューも受けていただいたのですが、『見開きを描くのに5時間はかかる』とおっしゃっていましたよね」

SYO「そうでしたね。ページによりけりだと思いますが、描き込みの圧がすごいですから」

別所「なので、実写で映像化するって本当に想像できなかったです。そのあと、スタッフやキャストの発表もあって、その座組を見て、“クオリティの高い作品を世界に発信していく”という強い熱意を感じました」

大悟一家は、供花村の新たな駐在員として赴任してきた [c]2022 Disney and its related entities
大悟一家は、供花村の新たな駐在員として赴任してきた [c]2022 Disney and its related entities

高橋真(以下、高橋)「僕は原作を読んでいなかったので、製作発表やスタッフ、キャストの座組を見た時も『なにができるんだ?』とまったく想像ができなかったです。個人的に『彼岸島』が好きなのですが、そういう系統の作品かな?と思ってドラマを観始めたら、すごく土台がしっかりしていて一気にハマってしまいました」

「大悟の暴力性のグラデーションの付け方がすばらしかった」(須永)

須永「私も原作は読んでいなくて、今後のドラマを楽しむためにも、まだ手を出さずにいようと思っています(笑)。原作未読者の印象として、柳楽さんの演技には本当に圧倒されてしまいました。大悟の暴力性が回を追うごとにだんだんと見えてきて、そのグラデーションの付け方がすばらしかったです」

村人に銃を向けられるシーンでは、役柄を超え自身の感情までも揺さぶられてしまったという柳楽優弥 [c]2022 Disney and its related entities
村人に銃を向けられるシーンでは、役柄を超え自身の感情までも揺さぶられてしまったという柳楽優弥 [c]2022 Disney and its related entities

SYO「実は柳楽さんは、原作の大悟より5歳以上若いんですよね。なので、柳楽さんがどんな風に演じるんだろう?という興味もありました。僕は柳楽さん主演の『ディストラクション・ベイビーズ』が大好きなので、その点でもテンションが上がっていました。そして、実際にできあがった作品を観ていると、原作以上に大悟のアンコントロールな部分が際立っていた印象です。柳楽さんにも本作でインタビューをさせていただいたのですが、片山監督から『このシーンはまだ怒っちゃダメ!』とストップが入るほど、役に入り込んでいたそうです」

別所「柳楽さんは憑依型の俳優ですよね。大悟は捜査を妨害されたり、暴力を受けたりすると、それ以上の暴力でやり返します。第6話で、そんな姿を見た妻の有希(吉岡里帆)に『なんか楽しそう』って言われちゃったり…。正義を盾にした狂気をリアルに表現しているのが怖かったです」

高橋「巻き舌というか、オラついた感じのしゃべり方も板に付いていました。表情でも圧倒されるのですが、声だけでも本当にイカれてるんじゃないか?と思うほどの熱演でした」

犯罪者相手に容赦ない暴力を振るう大悟 [c]2022 Disney and its related entities
犯罪者相手に容赦ない暴力を振るう大悟 [c]2022 Disney and its related entities

「実力派の役者さんを脇の登場人物に配置して、それぞれが印象的な演技をされている」(別所)

須永「大悟以外で印象に残ったキャラクターはいますか?私は中村梅雀さん演じる村のリーダー、さぶ。よそ者の大悟一家を歓迎していると見せかけて、実は盗聴(?)を行うなど監視をしていて、村のルールから外れた者への容赦ない態度とか本当にイヤだな~と思いました」

村のリーダー、さぶらからの歓迎を受ける大悟たちだったが… [c]2022 Disney and its related entities
村のリーダー、さぶらからの歓迎を受ける大悟たちだったが… [c]2022 Disney and its related entities

別所「中村さんがいい味を出しすぎて、(いい意味で)イライラさせられますよね(笑)。さぶ含め、サブキャラクターは皆個性が立っていますよね。例えば、供花村を支配している後藤家の新当主、恵介(笠松将)を支える岩男は、『ヘルドッグス』にも出演しているほか、劇団四季のミュージカルでも活躍されている吉原光夫さんが演じています。『この人どこかで見たことあるな?』と思って検索をすると、有名な作品に出演されている方だったりするんですよ。そういった実力派の役者さんを脇の登場人物に配置していて、それぞれが印象的な演技をされているので、全員が重要なキャラクターに見えてきて、少しも目が離せなくなります!」

村人たちの制止を振り切って強引な捜査を行う大悟 [c]2022 Disney and its related entities
村人たちの制止を振り切って強引な捜査を行う大悟 [c]2022 Disney and its related entities

SYO「エキストラの方もいわゆる募集の形ではなく、オーディションをしたそうですね。柳楽さんから伺ったのですが、自ら『入れ歯を外しましょうか?』と提案してくる村のおばあちゃん役の方もいたみたいで、その真剣さに片山監督も喜んでいたそうです。僕はさぶの娘、加奈子を演じた山下リオさんがよかったな」

高橋「僕もです。物語開始の数年前に産んだばかりの赤ん坊を死産で失ってしまって、大悟の娘であるましろ(志水心音)に執着するなど、精神的にも不安定になってしまった女性を見事表現しています」

SYO「そうそう。加奈子がいることで、ただ過激なだけじゃない、根底にある親と子の絆というテーマが作品に流れていることを示していると思うんです。それが物語のキーにもなっていて。あと、原作以上に加奈子と有希のつながりが描かれているので、そのテーマをより際立たせたかったのかな?とも想像します」

別所「原作以上に女性キャラクターの存在感が立っていますよね」

SYO「たしか、第1話で男たちが山狩りに行く時に、女性陣が飯炊きをしているのですが、これって原作にはない描写ですよね」

別所「はい。ないですね」

子どもを死産したというさぶの娘、加奈子(山下リオ) [c]2022 Disney and its related entities
子どもを死産したというさぶの娘、加奈子(山下リオ) [c]2022 Disney and its related entities

SYO「男性主体の物語にならないように、今回のドラマでは配慮されている印象ですよね。大悟や男性キャラクターの動きを追う一方で、有希らの動向もしっかりと見せてくれる。そのうえで、彼女と加奈子のファーストコンタクトもあるわけで、エピソードとエピソードの繋げ方が本当にうまいなと思いました」

須永「男性は狩りに行き、女性は飯炊き。村に根付く男尊女卑みたいな部分もしっかりと視覚化されているわけですね。高橋さんは気になるキャラクターはいますか?」

高橋「第2話のラストシーンで大悟を鎌で襲う謎の存在、“あの人”のビジュアルのインパクトが強すぎて…」

SYO「“あの人”も実写化における不安要素の一つでしたよね。クリーチャーすぎると現実味がなくなるので、そのバランスが重要。人間のある種の進化系のようなギリギリの造形が大切なので、その配分は絶妙だったと思います。漫画の実写化って最初から原作のコマという正解の画があるので、難しいとおっしゃる監督さんもいらっしゃるんです。本作はストーリーにおいてもすごく丁寧に作られていて、端折ったりはせず、むしろ原作にはない“間”の部分も描いており、すばらしい漫画の実写化だと思いました」

【写真を見る】驚きの再現度で“あの人”を演じたのは…「バチェロレッテ」シーズン2出演の澤井一希! [c]2022 Disney and its related entities
【写真を見る】驚きの再現度で“あの人”を演じたのは…「バチェロレッテ」シーズン2出演の澤井一希! [c]2022 Disney and its related entities

「柳楽さんを中心にものすごいエネルギーが渦巻いています」(高橋)

須永「これからドラマを観る方はどこに注目するといいですか?」

SYO「やっぱり大悟役の柳楽さんですね。物語を牽引する存在ですし、動向がすごく気になる。そのうえで、さぶをはじめとする強烈な登場人物が次々と現れるので、そこも楽しんでもらえれば」

別所「いかにもサスペンス的というか、ストーリーを追っていくなかでたくさんの謎があるのですが、それを解決する時に、あまり重要そうでない登場人物があとからすごく効果的な役割を担っていたりします。なので、登場人物一人一人の目線とか、小さな動き一つとして見逃せないです」

須永「ドラマなので、そういう気になった箇所をすぐに観返せるのもいいですよね」

物々しい儀式が行われている供花村 [c]2022 Disney and its related entities
物々しい儀式が行われている供花村 [c]2022 Disney and its related entities

高橋「この作品って“ヴィレッジ・サイコスリラー”と謳っているじゃないですか。村社会を描いているはずなのに、すごくアクティブなのが新鮮だなと思いました。『八つ墓村』みたいな狂気性もありますが、アッパーな部分もすごくあって、柳楽さんを中心にものすごいエネルギーが渦巻いていますよね」

SYO「高橋さんの言葉通りで、いわゆる“村モノ”って主人公がおぞましいコミュニティに入っていて、恐ろしい目に遭うというのが一般的なパターン。ただ、この作品の場合、大悟が一番ヤバい人間なので、彼を舐めてかかった後藤家や村人たちが逆にひどい目に遭ってしまう『96時間』や『イコライザー』『サプライズ』のような“ナメテーター”作品的なところもおもしろいです」

別所「あとは、後藤家の過激派、睦夫(酒向芳)がロックシンガーみたいな革手袋をしていたり、衣装でも登場人物の個性を立たせているなと感じました。大悟の前任の駐在で行方不明になった狩野(矢柴俊博)の娘、すみれ(北香那)も原作だと森ガールみたいなガーリー系なのですが、ドラマではお団子頭で大きめのイヤリングをしているような、ちょっと美大生っぽい雰囲気になっていました」

SYO「睦夫役の酒向さんで言うと、第3話で大悟を襲う際の出で立ちなんかは、完全に『ダークナイト』のジョーカーでしたね(笑)」

後藤家の過激派、睦夫(酒向芳)。執拗に大悟を狙う [c]2022 Disney and its related entities
後藤家の過激派、睦夫(酒向芳)。執拗に大悟を狙う [c]2022 Disney and its related entities

「思わず、『ヒート』かよ!って(笑)」(SYO)

ハリウッド映画顔負けの大迫力の銃撃戦も描かれた第3話 [c]2022 Disney and its related entities
ハリウッド映画顔負けの大迫力の銃撃戦も描かれた第3話 [c]2022 Disney and its related entities

須永「印象に残っているシーンや演出はありますか?」

別所「作品のクオリティの高さを実感するという意味では、第1話冒頭のロングショットが印象的でした。半狂乱になった狩野が『お前ら人間喰ってんだろ!』って叫びながら後藤家に単身乗り込む場面です。緊迫感がすごくて、最初に抱いていた『この原作を本当に映像化できるんだろうか』という不安を消し去って、とんでもない作品が始まるんだという確信と期待感を抱かせてくれました。あと、第3話で、失踪した狩野の捜査を行う大悟が睦夫一派の襲撃に遭う現在と、彼が左遷させられ、娘のましろが言葉を発せなくなる原因となった過去の事件が同時進行で展開されるモンタージュもすごくよかったです」

SYO「すごかったですね!銃声や窓ガラスが割れる場面で、現在と過去がつながる。秀逸でした。第3話はとても映画的というか、警察車両で移動中の大悟の前にごみ収集車が現れて、後ろの扉が開いたと思ったらそこに睦夫がいて、いきなり銃撃してくるという…。思わず、『ヒート』かよ!って(笑)」

高橋「僕は第4話が印象に残っています。高杉真宙さん演じる寺山京介が大悟と初対面するのですが、彼は幼い頃に供花村で顔の半分が喰われているんですよね。喰われた部分を保護するマスクをゆっくりと外す場面もあって、生理的に画面から目を背けてしまいたくなる感覚でした。ちなみに、ドラマでは山奥の廃墟でガラス越しの対面になっていましたが、原作では崖と崖が向かい合っているような場所で、それぞれが立っているんですよね」

SYO「京介に大悟が近づけないようにしていたんですよね。ドラマでは、それが『ストレンジャー・シングス 未知の世界』に登場する実験施設のフロアみたいになっていました」

大悟は謎の男、寺山京介に電話で呼び出される [c]2022 Disney and its related entities
大悟は謎の男、寺山京介に電話で呼び出される [c]2022 Disney and its related entities

別所「おもちゃとかも置いてありましたしね。そう考えると、いろいろな作品からのオマージュも随所にちりばめられているのかもしれないですね」

SYO「撮影監督が『さがす』『死刑にいたる病』などの池田直矢さんなのですが、柳楽さんは池田さんに、ジャン=ポール・ベルモンドの出演作のエッセンスを取り入れたいとお話しされていたようです。ベルモントと言えば、ルパン三世のモデルになったと言われるアクションスターで、大悟が躍動するシーンにはその要素も生きているんじゃないかな」

「慣習から離れられない怖さを感じました」(高橋)

須永「先ほど、SYOさんが親と子の関係について言及していましたが、ほかに心に響いたテーマはありますか?」

別所「かなり後半になってからですが、恵介が大悟に放った『誰かのために自分の手を汚せないやつがクズだ』という言葉は頭に残っています。これも“家族”についてだと思うのですが、大悟にも恵介にもそれぞれ守りたいものがあって、方法はどうあれ、それを突き詰めた結果、2人は対立してしまうのかな?と。出会うシチュエーションが違えば、仲のいい友だちになれた気もするんですよね…」

互いに守りたいものがあって対立する大悟と恵介 [c]2022 Disney and its related entities
互いに守りたいものがあって対立する大悟と恵介 [c]2022 Disney and its related entities

SYO「2人の比較で言うと、後藤家の当主である恵介はずっと自制していて、自分よりも家族を守ることを優先しています。家族を守るのは大悟も同じですが、彼が抱える暴力衝動が愛情に勝ってしまう瞬間があるんです。どっちがヒーローでどっちがヴィランかと言われたら、感覚的には大悟のほうがヴィラン的ですよね。だからこの作品では誰が正義で誰が悪という感じにはなっていかないというか」

須永「私も第6話のレビューを書いた際に言及したのですが、大悟は法律だったり倫理の正しさだったりを使って、自分が暴力を発揮する場所を見つけようとしている気がしました。そういう意味でも、恵介のほうが冷静ですよね」

SYO「演じる笠松将さんの“引き”の演技もすごく上手かったです。本当の想いをひた隠しにしているような、感情を抑えている葛藤が画面越しにも伝わってきました。原作だと、もっと荒々しいルックで、岩男にちょっと近いのですが、笠松さんが演じることでエレガントさやカリスマ性みたいなものを感じました」

“家族”のため、信念を突き通す恵介を見事演じる笠松将 [c]2022 Disney and its related entities
“家族”のため、信念を突き通す恵介を見事演じる笠松将 [c]2022 Disney and its related entities

高橋「僕は“血の呪い”というワードがすごく響きました。後藤家の面々が一堂に会して家族写真を撮るシーンが謎におぞましいというか、慣習から離れられない怖さを感じました。この作品みたいに極端でなくとも、僕たちの日常にだって近い部分があるよな…と考えながら観ていました」

須永「私はそういったしがらみを感じたことがないので、わりと距離を置いて楽しめたのですが、高橋さんはゾワゾワしたんですね」

高橋「はい。僕が地方出身で銀行員として勤めていた経験があるのも要因かもです(笑)。長いものに巻かれる感じというか、小さなコミュニティだと学閥の話にもなりがちですから」

「国内コンテンツで『こんなすごいことができるんだぞ!』というのを示せた」(SYO)

須永「最後に、これから観る方へ最終話第7話の見どころポイントをお話いただければと思います。第6話までの時点で、供花村の“人喰い”にまつわる真相が徐々に明らかになってきました」

激化する大悟と後藤家、村人たちとの対立の行方はいったい…? [c]2022 Disney and its related entities
激化する大悟と後藤家、村人たちとの対立の行方はいったい…? [c]2022 Disney and its related entities

別所「岩男が言っていた“後藤家の汚点”がなにか、というところですね。『15年前の裏切り者』といった言葉を発していて、それを含めて、これまでにちりばめられてきた様々な謎がどのように回収されるかに注目です」

高橋「僕は先が気になって原作を読んでしまったのですが、衝撃の展開の連続で、ドラマを観るまで我慢しておけばよかったかな?とちょっと後悔しています(笑)」

SYO「ストーリーの展開や表現のどこに注目してみても、国内コンテンツで『こんなすごいことができるんだぞ!』というのを示せたことができたのではないでしょうか。海外の反応はまだチェックできていないので、特にアジア圏で日本の“村モノ”がどのように受け止められるのかも気になります。その評価次第で日本のエンタメが変わっていく試金石になっていくのかな?と考えると、さらにおもしろいですよね」

文/サンクレイオ翼

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