「浮気しがちな男性」は決まっている…！快楽を求める「浮気遺伝子」をプロが解説！

「彼からのLINEの返信が遅い」「最近、ときめきがなくなった」「ダメ男だと知っているのにハマっちゃう」などなど。それらはすべて脳の仕組みのせい。脳の癖を知れば、これ以上、恋愛で涙することはありません！ 理性では解決できない刺激と性欲は、脳の癖を知ば予防線が張れるかも!? 人工知能研究者・黒川伊保子先生にその仕組みを教えてもらいました。

生まれつき浮気する種類の人が4割います

「もともと男性はなるべく多くの女性と性交を望む本能があるので浮気しやすい生物だと言われています。しかし、全員が全員、浮気するわけではありません。その違いは、ズバリ、浮気遺伝子です。男性は1人のパートナーに落ち着くタイプと浮気しがちなタイプにほぼ6対4の割合でわかれています。この浮気しがちな男性は遺伝子ですでに決まっているんです」

遺伝子的に、快楽を得るためによりたくさんの強い刺激を求める人がいる

「ヒトには、新しい刺激を『快感』として感じる性質があります。(中略)この『いつも新鮮な刺激を追い求める性質』のことを、学術的には『新奇探索性』と言います。新奇探索性は、神経伝達物質である『ドーパミン』の感受性が高いか低いかによって左右され、低いほど新しいもの好きになります。ドーパミンの感受性が高いか低いかは、遺伝子が決めています。『浮気遺伝子』というのは、このドーパミンの感受性を決める遺伝子のことです。(中略)つまり、ドーパミンの感受性が低い人は快楽を得るためによりたくさんの刺激より強い刺激が必要になるのです」

中野信子「人生がうまくいく脳の使い方」より

教えてくれたのは

脳科学者・中野信子先生

東京大学工学部応用化学科卒業。脳科学者、医学博士、認知科学者、東日本国際大学教授。脳や心理学をテーマに研究、執筆を行っている。メディアにも多数主演。

『あなたの脳のしつけ方 目からウロコの「実践」脳科学』

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掲載：美人百花2023年2月号「賢レディのための恋愛脳科学」