「自分とは合わない人」が実は運命の人!?本当に相性がいい相手との「脳」の関係を解説！

「彼からのLINEの返信が遅い」「最近、ときめきがなくなった」「ダメ男だと知っているのにハマっちゃう」などなど。それらはすべて脳の仕組みのせい。脳の癖を知れば、これ以上、恋愛で涙することはありません！ 理性では解決できない刺激と性欲は、脳の癖を知ば予防線が張れるかも!? 人工知能研究者・黒川伊保子先生にその仕組みを教えてもらいました。

自分と違う脳の持ち主こそ、相性がいい相手

「生殖相性がいいとみなされるのは、生物多様性の論理にのっとって、自分にない強さを持った相手。たとえば、暑さに強い個体と寒さに強い個体がつながって子孫を残せば、将来、地球が温暖化しようと寒冷化しようと子孫が残るでしょう？ だから、である。惚れた同士は、たいていはエアコンの適正温度が一致しない。どちらかが暑がりなら、片方が寒がりだったりするのだ。(中略)そんな2人が惚れあって、遺伝子のバリエーションを増やし、子孫の生存可能性を上げているのだ。これこそが、恋(脳科学的には発情)の正体なのである」

(黒川伊保子「脳科学的に正しい恋愛脳の作り方」より)

教えてくれたのは

人工知能研究者、感性アナリスト 黒川伊保子先生

奈良女子大学理学部物理学科卒。株式会社感性リサーチ代表取締役。脳機能論の立場から、男女のすれ違いを描く随筆家。『妻のトリセツ』など、トリセツシリーズが人気！

『科学的に正しい恋愛脳の作り方』

いい女ほどダメな男に惚れる法則など、数々の脳の癖を紹介。

発売:KADOKAWA

掲載：美人百花2023年2月号「賢レディのための恋愛脳科学」