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冬の感染症予防に! 何かと便利な「消毒用エタノール」の活用法

  • 2015.11.17
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【男性からのご相談】

「ケガをした」と同僚に話したら、「消毒用エタノールをぶっかけておけばいいよ」と言われました。「えっ、一般的な消毒薬じゃなくて、消毒用エタノール……?」と疑問に思ったのですが、これは正しいのでしょうか。 それから、「1本買っておけばいろいろ使える」と言われたのですが、これの真偽のほども教えてください。

●A. 1本で大容量! 消毒用エタノールは傷にも使える!

こんにちは、健康ライターの鍋谷萌子です。

消毒用エタノールは、“消毒用”と書いてありますが、一般的な消毒薬とは違い、「傷にかけても大丈夫なのか」と不安に思う人もいると思います。私もそうでした。

しかし、500mlでも1,000円前後という安価で売られている消毒用エタノールは、傷口の消毒などにも有効に使えます。切り傷や擦り傷に、消毒用エタノールをしみこませたガーゼなどをあてることによって、患部の殺菌をすることができます。

ただし、消毒用エタノールは粘膜には使うことはできませんし、かゆみなどが出たら医師に相談する必要はあります。

●掃除にも使える消毒用エタノール

また、消毒用エタノールは、掃除にも有効に使うことができます。傷口の殺菌をすることができることからもわかるように、消毒用エタノールには非常に強い殺菌効果がありますから、お掃除にも最適です。

台所のまな板の殺菌から、床の拭き掃除にまで、さまざまなところに使えます。

加えて、消毒用エタノールの場合、殺菌効果だけでなく、手アカなどを落とす効果もあるため、これらの対策としても有用です。傷口にも使えるものですから、その安全性は担保されているのも魅力です。

エタノールは多くの医療現場でも用いられており、その確かな殺菌力は、感染症予防などにも用いられています。

●リラックスグッズのお手入れにも

お風呂に落とすとよい香りがするアロマ。これを吸い出すためのスポイトの掃除にも、消毒用エタノールは有用です。アロマは“香り”ですが、掃除しないままほかの香りを吸い上げてしまうと、その香りが大きく損なわれます。

しかし、スポイトで消毒用エタノールを3~5回ほど吸い上げて出す、ということを繰り返すと、スポイトのなかを掃除することができるため、このような“匂いが混じること”も防ぐことができます。

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治療に使ってよし、掃除に使ってよし、リラックスグッズの手入れに使ってよし。

汎用性の高い消毒用エタノールは、意外なほどお値段も安いので、1本持っておくと便利です。ただし、揮発性なので、封はしっかりとじて保管しましょう。

【参考リンク】

・院内感染防止対策マニュアル | 埼玉県済生会栗橋病院(http://www.saikuri.org/pdf/infectionmanual_20140227.pdf)

●ライター/鍋谷萌子(フードアナリスト)

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