1. トップ
  2. レシピ
  3. ふっくら&モチモチ【玄米の炊き方・アイデアレシピ8選】〜玄米のメリット・デメリット、栄養素も解説!

ふっくら&モチモチ【玄米の炊き方・アイデアレシピ8選】〜玄米のメリット・デメリット、栄養素も解説!

  • 2023.1.29
  • 4690 views

栄養成分が豊富なことで人気の「玄米」。プチプチとした食感があり、しっかり噛むことで玄米独特の甘みとコクが味わえます。「玄米の炊飯は難しい」というイメージがあるかもしれませんが、実は、手間をかけずに美味しく炊ける方法があるんです。そこで今回は、初めての方でも失敗しない、玄米の炊き方をご紹介します。

また、主食・副菜・汁物など、玄米を使ったアイデアレシピ【8選】もピックアップ! 「食べにくかった」「味に飽きてしまった」といった理由で、玄米食をストップした方も必見です。

健康に良いとされる玄米ですが、「具体的に白米とどう違うの?」と思いますよね。そのため、まずは玄米のメリットやデメリット、栄養素についてまとめました。玄米食を始める前にぜひチェックしてみてくださいね。

■白米と比較! 玄米のメリット&デメリット

玄米とは、白米を精米する前の状態を指します。白米と違って、精米で取り除かれる糠(ぬか)や胚芽(はいが)が残っているのが特徴です。この糠(ぬか)や胚芽(はいが)に食物繊維、ビタミン、ミネラルが豊富に含まれているため、玄米のメリットは栄養価が高いことが挙げられます。カロリーは白米と大きな差はありませんが、注目すべきは血糖値の上昇度を示す「GI値」が低いこと。玄米は白米よりも太りにくく、噛み応えがあり、少量で満腹感を得られます。ダイエット中の食事におすすめです。

一方、玄米のデメリットは残留農薬の可能性です。とはいえ、市販されている玄米は安全性が確認されているため、毎日食べてもリスクはないと言えます。気になるようなら、無農薬栽培したものを選ぶのがベターです。また、玄米を食べる際はしっかりと噛んで食べることを意識しましょう。噛み応えがある分、よく噛まずに食べると、胃に負担がかかって消化不良をもたらします。

■玄米の栄養素

栄養豊富な玄米を食事に加えることで、サプリメントに頼らなくても効率よく栄養補給ができます。

・食物繊維

玄米の食物繊維量は白米の約5倍もあります。食物繊維は水溶性と不溶性とありますが、玄米は不溶性食物繊維が豊富です。不溶性食物繊維は腸を刺激し、排便を促すので、便秘対策に役立ちます。

・ビタミンB群

玄米はビタミンB1やビタミンB6といったビタミンB群が豊富です。ビタミンB群は主に、エネルギーの代謝を助ける働きがあり、不足すると疲労感や倦怠感、肌荒れなどの症状を引き起こします。元気な毎日を送るためには欠かせない栄養素です。

・ミネラル

玄米にはマグネシウム、カリウム、マンガン、リンなどのミネラルが豊富に含まれています。ミネラルは血液や骨を形成する重要な栄養素です。玄米ご飯を1日に2杯(1杯150g換算)食べたとすると、1日あたりの摂取目安量の多くを補うことができます。

■ふっくらモチモチ! 美味しい玄米の炊き方

玄米を炊くなら、圧力鍋を使うのが断然おすすめ。浸水の手間がなく、失敗せずにふっくらモチモチに仕上がります。

【材料】(4合分)

玄米(発芽玄米) 4合

酒 大さじ2

塩 小さじ1/3

水 800ml

【下準備】

・玄米はサッと水洗いし、ザルに上げる。

【作り方】

1、圧力鍋に玄米、酒、塩、水を入れ、蓋をする。

2、中火にかけてフツフツと音がしてきたら強火にし、圧力がかかったら1分ほどそのまま強火で炊く。さらに弱火にして15~18分炊き、最後に5秒位再び強火にし、火を止める。

3、10~13分程そのまま蒸らし、圧が抜けたら蓋を外してほぐす。※お使いの圧力鍋の使い方に添ってお使いください。

炊飯器を使う場合は玄米2合に対して水600mlが目安です。炊飯器に「玄米モード」があるならば、内釜の線に沿って水を入れてください。玄米は白米よりも水分を吸収しにくいため、夏場は6時間、冬場は12時間を目安に浸水させる必要があります。

■玄米を使ったアイデアレシピ8選

玄米は独特な風味があるため、そのままでは食べにくいと感じる方もいるかもしれません。そこで、玄米を美味しく食べられるレシピを厳選してご紹介します。

・玄米の炊き込みご飯

玄米にシイタケ、ニンジン、ヒジキ、油揚げなどを混ぜ込んで具沢山に! しっかりと味がついているので、玄米が苦手な方でも美味しく食べられますよ。ニンジンのビタミンA、ヒジキのカルシウムなど、玄米にない栄養も補ってくれるのもポイント。栄養満点で食べ応えもあるため、時間がないときの食事やお弁当のおにぎりにピッタリです。

・鮭の玄米チャーハン

玄米でチャーハンを作るとべたつきにくく、白米で作るよりも驚くほど簡単にパラパラに仕上がります。プチプチとした食感が楽しく、栄養価もアップして一石二鳥です。こちらのレシピは鮭フレークを活用。適度な塩気が玄米の甘みとよく合います。梅干しや大葉などを使い、さっぱり仕上げるため食べやすいですよ。

・玄米のトマトリゾット

噛み応えのある玄米はリゾットにしても、煮崩れせずにちょうど良い食感になります。玄米ご飯よりも柔らかく仕上がるので、子どもでも食べやすいです。トマト缶で手軽に作れるのも魅力。玉ネギ、カボチャ、鶏もも肉で食べ応えも十分です。炊いた玄米から作るので、残った玄米ご飯のリメイクにもおすすめ。

・玄米サラダ

玄米を使った、ヘルシーなデリ風サラダはいかがですか? 玄米ご飯をサッと水洗いし、よく水気を切ってパラパラにしてから調理します。キュウリ、トマト、パプリカなど色鮮やかな野菜を使えば、見た目も華やかに。お好みで具材はアレンジしてみてくださいね。玄米ご飯にしっかりとドレッシングを和えることで、味がなじみやすくなります。

・玄米入りスープ

スープに噛み応えのある玄米をプラスすることで満腹感が得やすく、夜食にもピッタリです。こちらのレシピは野菜をたっぷり使い、栄養が豊富。風邪を引いたときの食事にも良さそうです。野菜をじっくりと炒めれば、少ない調味料で美味しく仕上がります。

・サツマイモ焼き玄米もち

モチモチの玄米とサツマイモを使った素朴なおやつです。玄米ご飯をすりこ木で潰してから、丸く成形してフライパンで焼きます。玄米の香ばしさとサツマイモの甘さが見事にマッチした絶品です。少量加える味噌の塩気もアクセントに。よく噛んで、素材の味を楽しみながら食べてくださいね。

・発芽玄米パエリア

パエリアは白米で作ると、水分量が難しくてベチャっとしがちですが、玄米を使えば、絶妙な炊き具合になります。こちらのレシピは玄米に鶏肉やアサリの旨味がギュッと詰まっていて、奥深い味わいです。サフランを使って色づけするほか、色鮮やかな野菜もたっぷり使用。見た目から食欲がそそられます。

・玄米みそのレタス包み

玄米入りの肉みそをシャキシャキのレタスで巻いていただきます。辛すぎず、甘すぎない、バランスの良い味つけで、子どもから大人まで大満足できそうです。肉みそに玄米の食感が加わり、見た目以上に食べ応えがあります。お好みで豚しゃぶや蒸し鶏などをプラスしても、美味しいですよ。

玄米は効率よく栄養を摂取できるパワーフード。忙しい方や食生活が偏っている方こそ、積極的に取り入れたい食材のひとつです。和風、洋風、アジアン風、スイーツなど多彩にアレンジすれば、飽きずに味わえます。今回ご紹介レシピはいずれも簡単にできるものばかり。ぜひ作ってみてくださいね。

(川原あやか)

元記事で読む
の記事をもっとみる