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賀来賢人、“本物の夫婦”であり続けるための秘訣は「“心の会話”。お互いを思い合う気持ちが大事」

  • 2023.1.28
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映画「金の国 水の国」公開記念舞台あいさつに登場した浜辺美波、賀来賢人(写真左から) ※ザテレビジョン撮影
映画「金の国 水の国」公開記念舞台あいさつに登場した浜辺美波、賀来賢人(写真左から) ※ザテレビジョン撮影

【写真】特製ケーキに水色のソースをそそぐ賀来賢人&浜辺美波…“共同作業”ショット

賀来賢人と浜辺美波が、1月28日に都内で開催された映画「金の国 水の国」の公開記念舞台あいさつに登場。渡邉こと乃監督と共に、公開を迎えた感想などを語った。

広がっていくうれしさを感じています

浜辺美波 ※ザテレビジョン撮影
浜辺美波 ※ザテレビジョン撮影

公開を迎え、賀来は「ものすごくこだわりにこだわった作業でした。何10テイクもやって、全員が納得するまでとことん妥協せずに作って、画もものすごいクオリティーの仕上がりになりました。携わった者として、やっと公開できた!という思いは強いです。僕は試写で見たんですけど、素晴らしいものに携われたんだなという気持ちを、やっと皆さんと共有できるのをうれしく思います」とアフレコを振り返りつつ、今の心境を明かす。

浜辺は「私は原作を読んで、この作品を劇場版として見てみたいなと感じていたんです。私自身も一読者として劇場版を心待ちにしていたので、試写で見た時に映画館にも見に行きたいなって思いました。何年も前から映画の製作は始まっていてという過程もお聞きしていたので、いろんな目線で公開できたこと、広がっていくうれしさを感じています」と、しみじみと語った。

お互いを思い合う気持ちは大事

賀来賢人 ※ザテレビジョン撮影
賀来賢人 ※ザテレビジョン撮影

また、本作では“偽の夫婦”を演じる2人。逆に“本物の夫婦”でありつづけるために大切なことについてMCから聞かれると、賀来は「なんちゅう質問するんですか(笑)。本物の夫婦?」とツッコミつつ、熟考した上で「会話じゃないですか。口頭での会話だったり心の会話だったり、そういうのをちゃんとして、常にお互いを思う。お互いを思い合うという気持ちは、一方通行でも思い合う気持ちさえ忘れなければ夫婦でも、友人でも恋人でも家族でもそうですけど。そういう気持ちが大事なんじゃないかと私は思っている次第でございます」と、既婚者らしく実感を込めて回答。

さらに、MCから「最近の“会話”で覚えていること」について問われると「『乾燥機までやっといたよ』。『途中で乾燥機から出して、干してもう1回乾燥機回したよ』って」と、照れくさそうに紹介した。

一方、未婚の浜辺は「私は(夫婦に)なったこともないんですけどね、難しい(笑)。でも、心の会話というのは興味深いですね。心の会話か~それはあんまり育んだことがなかったですね」と賀来の言葉をかみ締めながら、自分に置き換えて考えていると、賀来から「お父さんとお母さんはどうだったんですか?」という質問が。

それに対し、浜辺は「ある程度の距離感があったタイプなので、あっちはあっちで2人の時間があって、家族は家族の時間。2人だけの関係の時の距離感は知らないかもしれない。“心の会話”を目の当たりにしたことがなくて…」と“心の会話”について悩みながら返すと、賀来は「僕もさっきあんなに偉そうなことを言いましたけど、ただの若造ですから」と恐縮していた。

その後、今回舞台あいさつには登壇できなかったが、本作で声優を務めた木村昴、沢城みゆき、神谷浩史からのボイスメッセージが届き、賀来、浜辺、渡邉監督もうれしそうに聞き入っていた。

「金の国 水の国」とは

同作は「このマンガがすごい!」史上初めて異なる作品で2年連続1位(2017年「金の国 水の国」、2018年「マロニエ王国の七人の騎士」)という偉業を成し遂げた、岩本ナオの同名漫画のアニメーション映画化作品。気鋭のクリエーター・渡邉監督のメガホンで1月27日に全国公開された。

商業国家で水以外は何でも手に入る“金の国”の、誰からも相手にされないおっとり王女・サーラ(CV:浜辺)と、豊かな水と緑に恵まれる“水の国”の、貧しくも家族思いの建築士・ナランバヤル(CV:賀来)は、100年断絶している敵国同士の身でありながら、国の思惑に巻き込まれ“偽りの夫婦”を演じる。互いの思いを胸に秘めながら、真実を言い出せない不器用な2人の“優しいうそ”が、国の未来をも変えていく。

◆取材・文・撮影=ブルータス・シーダ

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