完璧主義が重荷に！ ママが「子育ての不安」を解消するアイデア2つ

【ママからのご相談】

2人の子どもがいるママです。まだまだ2人とも手がかかる年齢で、日頃の疲れもあってか、いつも怒鳴ったり無視したりするようになってしまいました。これではダメだと頭では分かっているのですが、自分の子育てに関して自信が持てなくて、いつも子どもたちに対する態度がブレブレになってしまいます。 私は雑誌に載っているようなきちんとしたお母さんにはなれないようです。どうしたら良いでしょうか？

●A. 子育ては人それぞれ、誰かと比べて完璧主義を貫くのはやめましょう。

ご相談ありがとうございます、ママライターのみいゆです。

子育てに行き詰っているお母さんたちは、世の中にあふれんばかりにいらっしゃいます。望んで産まれてきた大切なわが子だからこそ、「しっかり子育てしなきゃいけない！」と完璧主義になってしまい、頑張りすぎてしまうママも少なくありません。しかし、頑張りすぎるからこそ自分を追い詰めてしまい、子どもに悪影響を与えてしまう場合があります。それでは本末転倒ですね。

今回は、不安にならない子育てのコツについて、中学校教師の木下山多氏の著書を参考に紹介していきましょう。

●ママが“子育ての不安”を解消する方法2つ

●（1）理想的な母親を目指さない

料理が得意で、掃除も毎日欠かさない完璧なお母さんはすごいですね。しかし、これができないからといってダメな母親だとは思わないでください。完璧な親でいると、子どもも親のように完璧を目指してしまうため、少しでもダメなところがあると自分を否定してしまったりします。

理想的なお母さんにならなくても、ちょっと失敗したりズボラだったりする親の姿のほうが子どもは安心するようです。

●（2）現実の“お母さん”と触れてみる

雑誌やテレビに出ている子育て中のお母さんはみんな輝いて見えます。自分と同じ年の子がいるのにあんなにオシャレして、子育てもしっかりやってて……となんだか卑屈になってしまいます。そんな方は、ぜひ近所に出向いてみてください。公園や児童館でのイベントなどに参加してみましょう。実際のお母さんたちはあなたと同じ悩みを持つ方ばかりです。

ちょっと仲良くなって話してみると、「そうそう、私も同じ！」と子どもや家族の悩みで意気投合することも多いです。そういった子育ての悩みを打ち明けて、「そうだよね、大変だよね」と言ってくれる人を持つと、日頃のストレスや疲れも吹っ飛んでしまいます。

木下氏は著書の中で、

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子どもの自己肯定感を上げるためには、母親の自己肯定感を上げる必要がある

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と仰っています。母親になりたくてもなれない人もいる世の中で、大事な子どもの母親になれたことに誇りと自信を持ちましょう。また、あまり“完璧なママ”になろうとせずに、ちょっと力を抜いて子どもと同じ目線で接してみてください。それが子育てを楽しむ秘訣にもなるのです。

【参考文献】

・『サンタが贈るお母さんの教科書』木下山多・著

●ライター／みいゆ（ママライター）