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厳しい態度はトラウマに!? 子どもに“食事マナー”をしつける注意点

  • 2015.11.15
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【ママからのご相談】

4歳の子どもがいるのですが、食事中にふざけてしまい、きちんと食べようとしません。箸の持ち方も正しくないですし、おもちゃで遊びたいがために食事を途中でやめることも……。叱ると泣き出して食事中の雰囲気が悪くなってしまうので、どうやってしつけたらいいのか悩んでいます。

●A. まずは目標を明確にしましょう。マナーは楽しみながら教えることが大切です。

ご相談ありがとうございます。保育士でフリーライターのyossyです。

私自身も日々悩みながら2人の子どもの育児をしている身なので、お気持ちはよくわかります。まずは、どこまで食事マナーを身につけてもらうかを明確にしましょう。そして、子どものやる気をそがないように、楽しい雰囲気でしつけることが大切です。

●小学校入学までには、“食卓に肘をつかない”“あいさつ”などのマナーを教えましょう

小学校入学前をメドに、どのレベルの食事マナーを子どもに身につけさせたいか、一度目標を決めるといいでしょう。

内閣府の『食事に関する習慣と規範意識に関する調査報告書』によれば、7割以上の人が「子どもに教えた」と回答した食事マナーは次の通りです。

・食卓に肘をつかない

・食事のあいさつ習慣

・茶碗を持つ

・箸を正しく持つ

・食べ物をこぼさない

・口を開けて音を立てない

これに納得するママは多いのではないでしょうか。もしも自分で目標が明確にならないのであれば、これらを参考にしてみるのも手です。

●“親が見本になっている”という意識を忘れずに

具体的にどう“しつけるか”ですが、まずは一番身近にいる親の食事マナーが、子どもに最も影響を与えているという意識を持ちましょう。

親がだらっとした姿勢で食事をとっていたり、テレビやスマートフォン、新聞などを見ながら食べていたりしては、子どもも「それでいいんだ」と思ってしまいますよね。子どもに言い聞かせたいことは、まず親がきちんと実践するということが大切です。

●食事中に口うるさく言うのはNG。なるべく楽しいしつけを心がけましょう

時には厳しくしつけたほうがいいケースもありますが、それによって、本来楽しいはずの食事が子どもにとってツラい時間になってしまっては大変です。

食事中の注意は最低限にとどめ、「最後まで座っていられたね」「きちんと“いただきます”言えたね」など、小さなことでもいいのでなるべく褒めてあげたいものです。

また、遊びと絡めて食事マナーを教える方法もあります。箸の持ち方については、誰が豆を最も多く器に移すことができるか競うゲームを家族でやるのもいいでしょう。“ゲームのルール”として、箸の持ち方を教えるのです。食事のマナーに関する絵本を読むのもいいですね。食事のマナーというのは、食事の時間と切り離して教えたほうが素直に聞いてくれるケースも多いものです。

成長すればするほど、マナーについて注意してくれる人は少なくなります。なるべく幼いうちから、楽しく食事マナーを身につけさせてあげたいものですね。

【参考リンク】

・食事に関する習慣と規範意識に関する調査報告書 | 内閣府(PDF)

(http://www8.cao.go.jp/syokuiku/more/research/h21/netchosa/pdf/p119-130.pdf)

●ライター/yossy(フリーライター)

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