1. トップ
  2. ヘア
  3. 「私、なんか老けた…?」40代から気をつけたい、老けて見える髪の“対処法3つ”

「私、なんか老けた…?」40代から気をつけたい、老けて見える髪の“対処法3つ”

  • 2023.1.18
  • 880 views

髪によって、人の見た目年齢は大きく変わるもの。

女子SPA! 毛髪診断士・元井里奈(もといりな)

メイクに気合を入れるよりも、服装でばっちりオシャレをするよりも、まずは「老けてみえる髪」を「若く見える髪」へ変えてしまったほうが、断然印象アップにつながるかもしれません。

今回は、老けてみえてしまう髪、「老け髪」への対処方法についてお伝えしていきます。

“老け髪”って、どんな髪?

私の考える老け髪とは、ボリュームと艶(つや)が失われ、きちんと整えられていない髪です。

髪は年齢に応じて変化していくものですので、ボリュームと艶を維持するためには毎日のヘアケアの積み重ねが物を言います。

しかし、まずは応急処置として使える小技をご紹介しましょう。

頭頂部のボリュームは“分け目”で工夫を

最初に、頭頂部のボリュームについてです。

これは、分け目の作り方である程度カバーできます。分け目は普段、同じところで作っている人が多いと思いますが、それを違うところで分けるようにすると、根元が立ち上がりやすくなり、ふんわりとボリュームが出てみえます。

例えばいつもは7:3で分けているとしたら、思い切って8:2くらいのところで髪を分けてみてください。

分け目の取り方をジグザグにするのも有効です。分け目を一直線に作るのではなく、ジグザグにすると、正面から見たときに髪の根元がはっきり見えず、ペタンコな印象ではなくなります。

また、まとめ髪にして、頭頂部の髪をランダムに少しずつ引き出し、ふんわり見せるのもおすすめです。

女子SPA! 頭頂部の髪を引き出すと…

ちなみに、最近は分け目をあえてタイトにスタイリングしている素敵な女性も見かけますが、メイクをきちんとしたり、顔周りを華やかにしたりするなど、髪の毛以外での工夫や気遣いも兼ね備えておられると感じます。

毛先についても重さを意識しましょう。毛先に向けて毛束が細くなるようなデザインの場合、オシャレではなく、薄くて弱々しい印象に見えてしまっている可能性があります。ある程度毛先を揃えると、ボリューム感が出ます。

髪の艶を仕込むのは“夜乾かす時”

次に髪の艶についてです。

まず、どうしても傷んでいるところは切ってしまう潔さも必要です。髪は、一度傷んだら回復せず、補修にも限界があるからです。

その上で、髪の艶は夜乾かす時に仕込みましょう。髪を乾かす際に、キューティクルをしっかり揃え、閉じることを意識します。キューティクルは髪の表面にウロコ上に重なりあっていますが、上から下の向きに重なっています。そのため、上から下の方向へドライヤーの風をあてて乾かしていくと、綺麗に閉じていきます。

その際、生乾きでやめず、最後まできちんと乾かしきることが大事です。

仕上げは冷風をあてると、艶が生まれます。

また、朝のスタイリングでは、ヘアアイロンを使うと更に艶が生まれます。しかし、ヘアアイロンは使い方を誤ると簡単に髪を損傷させてしまいますので、注意が必要です。必ず髪が乾いた状態で使用し、ヘアアイロンの温度は130℃前後に設定して、一か所に3秒以上はあてないようにしましょう。

生活感が出るアホ毛、浮き毛をおさえるには…

最後に、生活感が出てしまう、浮き毛、アホ毛、老け毛などの対策としては、ピンポイントでもいいのでスタイリング剤を使ってヘアセットをすることです。男性と違って、女性はスタイリング剤を使う習慣のない人も多いと思いますが、ちょっとのスタイリング剤で印象が見違えることもあります。

どうしても浮いてきてしまう毛には、セット用のスプレーを使うのがオススメです。といっても、スプレーを直接髪へかけるのではありません。コームの面の部分へスプレーをかけ、そのまま面の部分で、浮いた毛を撫でつけるようにしておさえます。

その際、コームの面を頭に対して垂直にしてブラシを通してしまったり、スプレーをつけすぎたりすると、バリバリに固まってかえって清潔感が失われてしまうこともあるので、練習してみてくださいね。

<文・撮影/毛髪診断士 元井里奈>

【元井里奈】

東栄新薬株式会社/取締役。毛髪診断士®/サプリメントアドバイザー/メノポーズ(更年期)カウンセラー。慶應義塾大学卒。髪に悩む女性のためのサプリメント「美ルート」をプロデュース。毛髪、栄養学、女性ホルモンに関する専門知識をもとに、ヘアケアコラムの監修や執筆も行う。2児を育てるワーママでもある。Instagram:@rinam.0922、Twitter:@rinamotoi、ブログ「ワーママ毛髪診断士が教える、35歳から始める育毛・美髪ケア」

元記事で読む
の記事をもっとみる