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「金柑」の食べごろ・旬はいつ?形状などの特徴から、もちろん柑橘類の仲間・・・とは言い切れない?

  • 2023.1.6
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金柑は、主に1月中旬〜3月中旬の冬の季節に旬を迎える果物です。 小さなミカンのような見た目で、そのまま食べても甘露煮にしても美味しいですよね。

皮ごと食べられるミカンの仲間として知られている金柑ですが、実は柑橘類ではないとも。 そこでここでは、金柑の旬などに加え、知られざる一面についても見ていきましょう。

「金柑」とは

 

金柑は、小さなミカンのような見た目で親しまれている果物です。 小粒で口に含めば甘酸っぱく、ほろ苦い後味が残ります。

金柑の原産地

金柑の原産国は中国の長江中流域。 日本へは原産地である中国から伝わり、宮崎県や鹿児島県など、暖かい土地で栽培されています。

「金柑」という名前の由来

「金柑」という名前は、中国で「黄金色のミカン」という意味で「金橘」「金柑」と呼ばれていたことに由来します。 こちらの「金柑」を日本人が音読みしたことにより、キンカンと呼ばれるようになりました

ちなみに金柑は英語では"Kumquat(カンクワット)"もしくは"Cumquat"と呼ばれています。 こちらは「金橘」の広東語読み「カムクヮト」が由来なのだとか。

金柑の開花時期と収穫期

金柑の開花時期は、7~10月です。 金柑は品種によって収穫期が異なるため、その後11~5月にかけて収穫期を迎えます。

金柑は皮ごと食べられる

金柑は、ミカンの仲間にしては珍しく皮ごと食べられる果物です。 皮と果肉の間の白い綿状の部分に苦味と共に甘味があり、果肉は酸味が強いのが特徴です。

甘露煮やはちみつ漬け、ドライフルーツとしても好まれています。

金柑の旬はいつ?

 

11~5月の間に収穫期を迎える金柑。 では、最も美味しいとされる旬はいつなのでしょう?

金柑の旬

金柑の旬は1月中旬~3月中旬の冬の時期。 ビタミンCが豊富な金柑は風邪予防の効果も期待され、家庭で甘露煮を作るというご家庭もあるかと思います。

ですが、この旬は露地栽培のものに限ります。 金柑の育て方には、主に温室・ハウス・路地の3つの栽培方法があります。 温室栽培の場合は11月下旬から流通が始まります。

金柑の主な生産地

国内の金柑は、宮崎県や鹿児島県など、九州地方で主に生産されています。 特に宮崎県は全国の生産量の70%を占めています

次いで鹿児島県や熊本県などが上位を占めています。 このことから、金柑が温暖な気候を好む植物であるということがわかります。

「金柑」はミカンの仲間?

 

見た目も似ており、甘酸っぱくほろ苦い味わいからも金柑はミカンと同じ柑橘類だと思われています。 しかし、実は金柑はミカンと同じ仲間ではないのだとか!?

金柑は柑橘類では・・・ない??

金柑は、ミカン科キンカン属に分類される常緑低木です。 ミカンやオレンジ、グレープフルーツなどが属する「カンキツ属」ではありません。 独立した「キンカン属」というグループに分類されていることから、柑橘類ではないとされる事もあります。

しかし、柑橘類は「カンキツ属」だけでなく、「キンカン属」と「カラタチ属」なども含むとされることがあります。 そのため、キンカンも柑橘類とみなすのも間違いではない、とされる場合もあります。

まとめ

 

主に1月中旬〜3月中旬の冬の季節に旬を迎える金柑。 ミカンに似た見た目と甘酸っぱさ、ほろ苦さから、柑橘類だと思われていますが、実は「ミカン科キンカン属」という、ミカンやレモン、グレープフルーツなどが属する「カンキツ属」とは違うグループに分類されます。 そのため、柑橘類ではないとされる事もあります。

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